第5位:鱓(うつぼ)(421票)
- 鱓(うつぼ)はなかなか難しい
- つくりの方も見慣れないな…
- 漢字から全く連想できない
蛇のような魚です!5位は鱓(うつぼ)!
ウツボと言えば、サンゴ礁や岩穴に潜む細長い魚ですが、單(単=たんの旧字)をつくりに持つ魚へんの漢字でウツボって読むんですね。蛇という字の「た」に「たん」が通じていることに由来すると言われる「鱓」、つまり蛇の魚っていうことなんです。確かに蛇っぽいです。ちなみに「ウツボ」という名前ですが、海の底の穴=空洞(うつぼら)に潜んでいるからとか、矢を入れる筒型の道具「靭(うつぼ)」に似ているからなどの諸説があります。
第4位:鯳(すけとうだら)(551票)
- 初めて知った!!!!
- 想像すらできんだろ
- 漢字一文字ですけとうだらと読むのは、少し驚きました
表記バリエーション豊かな魚です!4位は鯳(すけとうだら)!
魚へんに「底」という字を見れば、海の底あたりにいる魚なんだなってことはなんとなく想像できますが、1文字でスケトウダラとは思いつかないですね。冬の鍋物に欠かせない食材、そしてタラコの親として存在感のある魚です。でもタラと言えば「雪」をつくりに持つ魚へんの漢字「鱈」がよく知られていますよね。介党鱈・佐渡鱈(スケトウダラ)、あるいは別名スケソウダラとして介宗鱈・助惣鱈・助宗鱈などの文字が当てられることもありますね。
第3位:鱘(ちょうざめ)(854票)
- ある程度の魚へんは読めるがこの字は知らなかった
- そもそも、ちょうざめに馴染みが無い
- 書くのが大変そう
サメがつくけどサメじゃない!3位は鱘(ちょうざめ)!
まずは「チョウザメ」という名前の由来から。体表を覆う固いウロコが蝶の形に似ていて、カラダ全体はなんとなくサメに似ているから「蝶鮫」(チョウザメ)と呼ばれるようになったそうですが、そもそもサメではなく大型の淡水魚ですね。「鱘」という魚へんの漢字は、中国で現在も使われているこの魚を表した文字が元となっていて、日本ではその文字にあたる「鱘」に「チョウザメ」という日本名を当てているんですよ。