第8位:魹(とど)(331票)
- トドを魚へんで表現するなんて!
- トド?魚とちゃうやん!読めるかっちゅうねん!
- おもしろい!
マルっと海の生き物は魚へんということで!8位は魹(とど)!
「魚」と「毛」っていう、組み合わせ的にはなかなかの違和感を醸している魚へんの漢字が「魹(トド)」。そうです、アシカ科トド属、オスの体重は1トンを超えるというアシカ科最大の動物のトドです。もちろん魚ではないのですが、昔はマルっと海の生き物=魚へんってことにしちゃってたみたいですね。たとえば「クジラ」を漢字で書くと「鯨」みたいな感じ。トドって、オスは成長につれて首周りの体毛がのびてタテ髪のように見えるから「魚」へんに「毛」を組み合わせたといわれる漢字です。
第7位:鱵(さより)(383票)
- 『細魚』は知っていました
- 難しくて読むのも書くのも無理。意味が分かったら、覚えられるかもしれない
- 画数が多いし、読み方も難しく感じる
針のようにスマートで美しい魚!7位は鱵(さより)!
スマートで美しいカラダが特徴のサヨリ。塩焼きや揚げ物にするといくらでも食べられそうなとっても美味しい魚ですね。漢字で「細魚」や「針魚」などの表記も見られますが、魚へんの漢字一文字で表すと「鱵」というちょっと見たこともないような文字になります。つくりの「箴」は針のことを表していて、細長いサヨリのイメージにピッタリ。「細魚」や「針魚」などの表記にも通じるところがありますね。海面近くで群れていることが多いことから「磯寄り(いそより)」が変化してサヨリという名前になったという説もありますよ。
第6位:鰉(ひがい)(411票)
- 馴染みのない魚は読みも難しい
- 魚へんに『皇』とは、どんな意味を持つのか気になりますね
- どんな魚なんだろう
ドラマチックな漢字の由来!6位は鰉(ひがい)!
ヒガイっていう魚、みなさんご存じですか?淡水魚で体長20センチほど、食用にもなる魚です。また琵琶湖固有種のビワヒガイという亜種もいるんですけど、実はこの琵琶湖とこの「鰉」という魚へんの漢字の成り立ちが大いに関係あるんです。明治23年、琵琶湖疏水の開通式に出席した明治天皇が、昼食に食べたビワヒガイを非常に気に入り、東京に戻っても取り寄せていたという話から、魚へんに天皇の「皇」と書くようになったそうですよ。