博多弁・福岡弁!意味が難しい「福岡の言葉」ランキング

今回はウェブアンケートにて総勢11,063名に調査した<意味が難しい「福岡の言葉」ランキング>を発表します。可愛い方言でよく例にあがる福岡弁!他地域に住む人には、ちょっと意味が通じにくい言い回しも沢山あります。さっそくランキングをチェック!

意味が難しい「福岡の言葉」ランキング
TOP10
  • 1位ふてえがってえ(びっくりしたときに発する感動詞) (864票)
  • 2位ふうたんぬるい(どんくさい・ゆっくりしている) (738票)
  • 3位ずんだれとう(だらしがない) (559票)
  • 4位ほとびらかす(ふやかす) (434票)
  • 5位ようら(適当) (427票)
  • 6位ちかっぱ(とっても・すごく) (416票)
  • 7位そうつく(歩き回る) (415票)
  • 8位くらす(殴る) (409票)
  • 9位さんのーがーはい(いっせーのーせ) (393票)
  • 10位うてあわん(相手にしない) (389票)

ランキングの集計方法

調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<意味が難しい「福岡の言葉」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,063名/調査日:2023年8月8日

目次

第1位:ふてえがってえ(びっくりしたときに発する感動詞)(864票)

  • 難しいし言いにくい
  • 福岡に住んていましたが、これは知らなかったです
  • とっさにこの言葉が使えるとはすごい!

即興寸劇のキメ台詞!1位は「ふてえがってえ」!

話芸の伝統芸能「博多仁和加(はかたにわか)」の決まり文句としても登場する「ふてえがってえ」。「ああ、びっくりした」といったような意味で、驚いたときに出る言葉なんだそうです。現代ではお年寄りでも日常的にはあまり使わないそうですが、これからも大切に受け継いでいってほしい言葉ですね!

第2位:ふうたんぬるい(どんくさい・ゆっくりしている)(738票)

  • ふうたんってなに…!
  • 九州生まれだが、読めない言葉もあるんだね
  • その様子がわかる言葉が入っていないので、全然わからない

できたら言われたくない言葉!2位は「ふうたんぬるい」!

みんながテキパキと動いているときに、一人ぼんやりしていると「ふうたんぬるいのぅ!」と怒られてしまうかもしれません。「ゆったりしている」というようなポジティブなものではなく、相手を馬鹿にしたり叱ったりといった場面で使われることが多い模様。「ふうたんぬるい!」と言われないよう、段取り良く仕事を進めたいものですね!

第3位:ずんだれとう(だらしがない)(559票)

  • 外国語レベルでわからなかった…!
  • 東北では、『ずんだ』は枝豆になってしまう
  • 難しい~でも使ってみたい響きの言葉

ずるずると下がってみっともない様子!3位は「ずんだれとう」!

「ずん」は「太平記」などにも登場する、古くからある強調語。それが「垂れる」を強調して、「垂れ下がってだらしない様子」を表しています。九州地方全般では「ずんだれる」という使われ方をしていますが、そこに博多弁独特の語尾「~とう」がついた言葉なんですね。だらしない人や怠け者を指して、シンプルに「ずんだれ」と使うこともあるとか。九州全般で広く使われているため、方言だと気づかずに使っている人も多い言葉なのかもしれません。

第4位:ほとびらかす(ふやかす)(434票)

4位は「ほとびらかす(ふやかす)」!

  • みせびらかす、みたいに感じるかも!

「ほとびらかす」とは、乾燥したものを、水につけてふやけさせること。「伊勢物語」などにも登場する古語の「ほとぶ(=米などが水を吸ってふとぶ<太ぶ>)」から来ているという説が有力です。山口などには「ふやける」という意味で使われる「ほとびる(潤びる)」という言葉がありますが、「ほとびらかす」という転じ方をしているのは博多弁独自のようです!

第5位:ようら(適当)(427票)

5位は「ようら(適当)」!

  • 地元民だが聞いたことがなかった

いわゆる博多弁ではなく、筑後市や久留米市などの筑後地方で使われている「ようら」。適当、いい加減、だいたい…という意味で使われています。「ようら片付けとって」と言われたら「適当でいいからざっと片付けて」という意味になりますが、福岡市内などでは伝わらなくて驚いた、という声も。「よーら」と表記されることもあって、柔らかい響きが優しくて素敵な表現ですね。

第6位:ちかっぱ(とっても・すごく)(416票)

6位は「ちかっぱ(とっても・すごく)」!

  • 若者言葉っぽい~!

博多弁の「とても」という強調表現としては、豚骨ラーメンの「バリかた」で使われる「バリ」が有名ですが、若い世代を中心に浸透している表現に「ちかっぱ」があります。「ちからいっぱい」からきているといわれており、「バリ」よりもさらに上の最上級の意味で使う人も。響きが可愛くてインパクトありますね!

第7位:そうつく(歩き回る)(415票)

7位は「そうつく(歩き回る)」!
元々は広範囲を旅するようなニュアンスでしたが、最近では近辺を歩き回る…くらいの意味で使われるそうです。「うろつく」に言い換えることもできそうですね。高知や愛媛など、四国の一部でも使われる言葉ですが、最近では若い人はあまり使わないという声も。

第8位:くらす(殴る)(409票)

8位は「くらす(殴る)」!

  • 語感と意味がつながらない~
  • 『くらわす』ならわかる!

血気盛んな人から「くらすぞ!」と荒っぽく言われて、「暮らすぞ?一緒に住もうってこと?」と、ときめいてしまったら大間違い。これは「殴るぞ!」という意味で、ケンカを売られているので要注意です。もともとは「食らわす」から変化した語といわれています。

第9位:さんのーがーはい(いっせーのーせ)(393票)

9位は「さんのーがーはい(いっせーのーせ)」!

  • 面白いですね
  • 慣れないと息を合わせるのが難しそう

何人かで息を合わせたいときの掛け声も地域差がよく出るものですが、福岡では「さんのーがーはい!」と声をかけます。これは音楽で歌を歌い出すときの「さん、はい!」が元になっているという説が有力。「せーの!」などの全国的にメジャーな掛け声も使うそうで、他県民と息を合わせるときは「せーの」を使う、という声も。

第10位:うてあわん(相手にしない)(389票)

10位は「うてあわん(相手にしない)」!

  • なんだかユニーク

「うてあう」が「相手にする」という意味で、その否定形です。そもそも「うてあう」自体に、どちらかというとネガティブな「嫌々相手をする」というニュアンスがあり、トラブルがありそうな相手について「あんな奴うてあわんどき!(相手にしないほうがいいよ)」というように使います。

意味が難しい「福岡の言葉」ランキングベスト10

以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)11,063名が選んだ<意味が難しい「福岡の言葉」ランキング>でした。

編集者:覆盆子
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,063名
調査日:2023年8月8日

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