難しい漢字の食べ物ランキングTOP20!<難読シリーズ>

普段、ひらがなやカタカナで表記される食べ物って、漢字で書くと見たこともないような文字が使われていることが時々ありますよね。そこで今回は、難しい漢字の食べ物名について調べてみました。読めそうで読めない、見たこともない、みたいな面白い漢字の食べ物が数多く挙げられてます。ぜひご覧ください!

「難しい漢字の食べ物ランキングTOP20!<難読シリーズ>」
TOP20一覧
  • 1位果物時計草(パッションフルーツ) (1,663票)
  • 2位彌猴桃(キウイ) (1,174票)
  • 3位芽花椰菜(ブロッコリー) (1,088票)
  • 4位竜髭菜(アスパラガス) (1,074票)
  • 5位鰐梨(アボカド) (672票)
  • 6位鳳梨(パイナップル) (537票)
  • 7位成吉思汗(ジンギスカン) (522票)
  • 8位鹿尾菜(ヒジキ) (474票)
  • 9位鱶鰭(フカヒレ) (373票)
  • 10位陸蓮根(オクラ) (358票)
  • 11位麺麭(パン) (333票)
  • 12位葡萄柚(グレープフルーツ) (332票)
  • 13位雪花菜(オカラ) (294票)
  • 14位玉蜀黍(トウモロコシ) (288票)
  • 15位万寿果(パパイヤ) (286票)
  • 16位菠薐草(ホウレンソウ) (282票)
  • 17位和蘭芹(パセリ) (280票)
  • 18位巻繊汁(ケンチンジル) (279票)
  • 19位慈姑(クワイ) (273票)
  • 20位甘蕉(バナナ) (259票)

ランキングの集計方法

調査方法:10~60代の男女(性別回答しないを含む)を対象に、株式会社CMサイトがインターネットリサーチした「難しい漢字の食べ物ランキングTOP20!<難読シリーズ>」のアンケート結果を集計。(有効回答者数:14,315名/調査日:2020年5月16日)

目次

第1位:果物時計草(パッションフルーツ) (1,663票)

  • 果物の時計の草。なるほど、わからん
  • 音を当てたのか、意味を当てたのかさっぱり
  • どうやったら読めんねん?せめて『情熱果物』にしてくれや

食べ物随一のキラキラネーム!第1位は果物時計草(パッションフルーツ)!

ここまでこのランキングを賑わせてきた南国エキゾチックフルーツ界から、最強の難読食べ物が登場です。「果物時計草と書いてパッションフルーツ」…、うーん、なかなかのキラキラネームです!と言いつつ、理由はシンプル。パッションフルーツの和名が「くだものとけいそう」だからです。トケイソウ(時計草)科の植物で果物を実らせるから「果物時計草」なんですって。ちなみに時計草の英訳がパッションフラワー、その果実ということでパッションフルーツだそうです。読み方としては難しい漢字ですが、語源をたどると理解しやすいですね。

第2位:彌猴桃(キウイ) (1,174票)

  • かろうじて桃が読めるがあと二つの字は全くわからないから
  • うっすらと想像でき…ない
  • 漢和辞典で調べるときは、最初の1字はまず、弓偏で2字目は獣編で調べるんかい?ああ~~しんど!!

ニュージーランドじゃなくて中国です!第2位は彌猴桃(キウイ)!

今回のランキングで最も見覚えのない難しい漢字かも知れないですね。「彌猴」は中国語でアカゲザルのこと。この猿の好きな食べ物から由来しているそうです。キウイフルーツってニュージランド名産でコロンとかわいい鳥の名前に由来しているとお思いの方が大半のはず。でも実は中国南方原産で、それをニュージーランドの方が持ち帰って栽培が始まったとのこと。だから鳥じゃなくて猿が先でした!

第3位:芽花椰菜(ブロッコリー) (1,088票)

  • とても濁音にならない漢字
  • 初めて知って感動しましたーー!!!
  • 誰が考えたんだろうね。逆立ちしても読めないな

無理に漢字表記しなくてもいいのに!第3位は芽花椰菜(ブロッコリー)!

そもそもブロッコリーに漢字表記があると思えないのですが、ちゃんとあるんですね、無理しなくてもいいのに…。調べてみると、ブロッコリーの和名「めはなやさい」に、この難しい漢字が当てはめられたようです。そもそもの和名が面白い!芽が集まって花のようになっている食べ物なので感覚的には納得。ただ「椰」という漢字、これは椰子の木を表す文字なので、なぜブロッコリーに使われているのか、謎は残ります…。

第4位:竜髭菜(アスパラガス) (1,074票)

  • 竜の髭って想像出来ない
  • 道民には親しみのある野菜なのに
  • そう言えば、外側は竜の鱗に似てるかも

漢字文化の豊かさを感じる!第4位は竜髭菜(アスパラガス)!

アスパラガスが中国では竜の髭(ひげ)に例えられることから「竜髭菜」。これが日本での漢字表記にも使われるようになったそうですが、まず読めないです。ただ、難しい漢字ではありますが、アスパラガス=竜の髭って言われると、漢字文化って豊かだなって感じちゃいます。食べ物を架空の動物のパーツに例えるって、とてもクリエイティブですよね!

第5位:鰐梨(アボカド) (672票)

  • 魚と思っちゃうよね
  • 果物なのになぜ魚編?
  • アボカドが好きなのですが、魚ではないし、梨っぽくもないので、イメージと合わないと思いました

実は英語の別名が語源!第5位は鰐梨(アボカド)!

アボカドって英語の別名がalligator pear、つまり「ワニ(鰐)」「ナシ(梨)」っていうそうなんです。だから、アボカドが日本に入ってきた頃は直訳で「ワニナシ(鰐梨)」って呼ばれていたらしいですよ。たしかにアボカドの表皮ってちょっとワニ革に似てますね。その後、アボカドという名称が一般化しましたが、「鰐梨」という難しい漢字がそのまま当てられているようです。今ではスーパーでいつでも売られている食べ物になりましたね。

第6位:鳳梨(パイナップル) (537票)

  • これが読めたらかっこいい
  • ありふれた果物なのにこんな漢字になっていたのか…
  • 台湾のお土産で見たことある

鳳凰の尾羽が付いているフルーツ!第6位は鳳梨(パイナップル)!

中国や台湾では「鳳梨」と書いてパイナップルを指すことから、日本でもこの難しい漢字が使われるようです。パイナップルの頭についているグリーンの部分が鳳凰の尾羽をイメージさせることから「鳳」という文字が入るそうですよ。「バナナ=甘蕉(20位)」や「パパイヤ=万寿果(15位)」など南国のエキゾチックな食べ物には、和名がついていないことも多く、中国での漢字表記がそのまま当てられる事例が見受けられますね。

第7位:成吉思汗(ジンギスカン) (522票)

  • 四字熟語に見える。食べ物に思えない。ジンギスカンは羊肉の料理なので、羊という漢字が入っていないのにも驚いた
  • 漢字がある事自体知らなかった
  • 『なるよしおもあせ』でやっと覚えた

モンゴルの初代皇帝の名前です!第7位は成吉思汗(ジンギスカン)!

北海道を代表する食べ物のひとつ「ジンギスカン」。この料理名の由来がモンゴルの初代皇帝「チンギス・ハン」っていうことをご存知の方も多いのではないでしょうか。戦いに臨む兵士たちに羊肉を食べさせたという逸話が伝わっていて、「チンギス・ハン」という人名の漢字表記が「成吉思汗」となるそうです。読みが難しい漢字ですが、北海道の方にはお馴染みだったりするんでしょうか…?

第8位:鹿尾菜(ヒジキ) (474票)

  • この漢字からは全く想像できない
  • 字から海のものとは思えない
  • この漢字を付けた人は何考えてたんだ?

なかなか変わったモノに例えちゃいました!第8位は鹿尾菜(ヒジキ)!

家庭の常備菜の定番、「ひじきの煮物」。あの黒くて短い海藻が「鹿の尾」…ふむふむ、なんとなく見えてきましたね。江戸時代に書かれた書物でも「鹿には尾がなく、短い黒毛で、この海藻に似ているのでこういう名前がつけられたのであろう」って記述されているそうです。古くから使われている表現なんですね。読みは難しい漢字ですが、とっても親しみのある食べ物です。

第9位:鱶鰭(フカヒレ) (373票)

  • 画数が多くて難しいです
  • 読めたらすごいけれど、書けたらもっとすごいと思います
  • 読めたらすごいけれど、書けたらもっとすごいと思います
  • 漢字は難しいけど意味はシンプル!第9位は鱶鰭(フカヒレ)!

    フカヒレに関してはわりと直球ですね。サメ(鮫)の別名フカ「鱶」と、そのヒレ「鰭」の2文字が組み合わさって「鱶鰭」です。普段あまり目にしない難しい漢字が使われていますが、「豚足=豚の足」や「焼魚=焼いた魚」なんかの食べ物と構造は同じで、漢字の意味としてはシンプル。でも「鱶鰭の姿煮」なんて難しい漢字で書かれちゃうと、なんだか高級感がただよいますね。

    第10位:陸蓮根(オクラ) (358票)

    • オクラは地上になるのに根とあるので想像しづらい
    • レンコン?
    • 中国語みたい

    オクラの和名がそのまま漢字に!第10位は陸蓮根(オクラ)!

    オクラは英語です!okraって書きます!では、なぜ「陸蓮根」なんて難しい漢字があるのかってことですが、オクラの和名が「オカレンコン」だからです!「陸=おか」って読むのは「陸サーファー=おかさーふぁー」みたいなもので…。ということで、オクラの和名がそのまま漢字表記になっています!食べ物の漢字って調べていくと言葉の勉強になって楽しいですね。

    第11位:麺麭(パン) (333票)

    「パン」って英語だと「ブレッド」という食べ物なわけで、いったいどこからの外来語なのかなと調べてみたらもともとはポルトガル語なんですね。鎖国時代の日本に直接入ってきた言葉で、中国の漢字文化を経ていない外来語としてはかなり古い部類にあたるらしいですよ。和名のない食べ物だから、中国で使われている「麵麭」という文字が当てられますが、難しい漢字なので「あん麵麭」とか「クリーム麵麭」とか書かれることはまずないですね。

    第12位:葡萄柚(グレープフルーツ) (332票)

    グレープ=ぶどう=「葡萄」、そして柑橘を表す「柚」が組み合わさってグレープフルーツ=「葡萄柚」。難しい漢字のようですが、成り立ちはわりとそのまんまなんです。それよりもなぜグレープ=ぶどうっていう、他の食べ物の名前が入っているかの方が気になりますよね。グレープフルーツって、木になるときに、ぶどうの房のように集まってたわわに実るらしくて、そこから名付けられたからだそうですよ。

    第13位:雪花菜(オカラ) (294票)

    文字自体はそれほど難しい漢字というわけではありませんが、この3文字が連なるとなかなか読めないですね。豆腐を作る際に、豆乳を絞ったあとに残る大豆からできた食べ物が「おから」。大豆の「から=殻」に「御」がついて「おから」になったようです。白くてふわふわとしたおから、「卯の花」なんて呼ばれたりもしますが、雪の花のようなお惣菜ってとっても文学的で、考えた人のセンスがすてきです!

    第14位:玉蜀黍(トウモロコシ) (288票)

    玉(=美しい)、蜀(外国の)、黍(穀物の「きび」)、つまり、外国からやって来た玉のように美しい黍(きび)というのが、中国で「とうもろこし」を指す言葉の由来だそうです。クイズでもよく出題される難読食べ物ですが、難しい漢字で、特に「蜀黍」なんてなかなか日常で目にする機会が少ない文字ですね。ちなみに日本語の「とうもろこし」は、唐の国のもろこしを語源とする和名。これに、中国での漢字表記「玉蜀黍」がそのまま当てられた食べ物ってことですね。

    第15位:万寿果(パパイヤ) (286票)

    「万」と「寿」、なんだかおめでたい字が並んでいますね。「まんじゅか」と読んで、中国ではこの漢字でパパイヤを指すそうですが、万寿果って幸せに満ち溢れたイメージの表記で、なんだかありがたいです。由来が明らかでないようですが、体にも良いと言われる食べ物なので「万」と「寿」で健康を表しているのかも…?ちなみに「蕃瓜樹」(ばんかじゅ)と呼ばれることもあるようです。こちらの方がより難しい漢字ですね。

    第16位:菠薐草(ホウレンソウ) (282票)

    くさかんむりに「波」とか「稜」とか難しい漢字で書かれるんですね、ホウレンソウって。中国から入って来たホウレンソウは、もともと中国で「頗稜国」(ネパールもしくはペルシアを指す)から伝わったことにちなんで、「菠薐」(ホリンやポーレンとも)と呼ばれるようになったそうです。それが転じてホウレンソウ。ということで、ホウレンソウは国の名前が付いた食べ物でした!

    第17位:和蘭芹(パセリ) (280票)

    英語の「parsley」がそのままカタカナ表記になったようなパセリに難しい漢字が使われているのは、実は和名に由来しているんです。パセリの和名は「オランダセリ」。このオランダという国名を表す「和蘭」に、「芹」という食べ物が合わさって「和蘭芹」となるんですね。パセリ=洋食のイメージなので「和」という字が入ると「アレ?」っと思っちゃいますよね。「パセリ」と「オランダセリ」どっちも「セリ」ってつきますが、語源としては別の「セリ」ですよ。

    第18位:巻繊汁(ケンチンジル) (279票)

    だいこん、にんじん、ごぼう、こんにゃくなどに豆腐を加えてごま油で炒め、出汁を加えた汁物がけんちん汁。ごはんによく合うので、好きな人も多いですよね。難しい漢字が使われていますが、これは野菜を繊切り(=千切り)にして、卵や湯葉で巻いた中国由来の「巻繊」という食べ物から来たそうです。日本ではこの巻繊の中身だけを使った料理も含めて「けんちん」という言葉が使われているようですよ。

    第19位:慈姑(クワイ) (273票)

    丸い実の部分から「芽が出ている姿」から、出世の縁起物としてお正月のおせち料理によく使われる食べ物が「クワイ」です。なんだか難しい漢字のようですが、よく見ると優しそうなおばあちゃんみたいなイメージも…。1カ所に多くの実がつく様子が、お母さん(姑)がお乳を飲ませながら子どもを慈しんでいるように見えるというのが中国での謂れ。すてきな由来ですね。日本での「クワイ」という呼び名は「鍬(くわ)」に似てるからという説もあるそうです。

    第20位:甘蕉(バナナ) (259票)

    バショウ科バショウ属の植物…すなわち「芭蕉」の甘い食べ物だから、「甘蕉」=バナナです。俳聖・松尾芭蕉さんのおうちには「芭蕉」が植えられていたそうですね、バナナを詠った句はないみたいですが…。南国フルーツのエキゾチックなイメージがなかなか漢字と結びつきにくいんですけど、こうやって確認すると、けっこう難しい漢字が使われているフルーツ、他にもたくさんありそうですよ。

    調査方法:10~60代の男女(性別回答しないを含む)を対象に、株式会社CMサイトがインターネットリサーチした「難しい漢字の食べ物ランキングTOP20!<難読シリーズ>」のアンケート結果を集計。(有効回答者数:14,315名/調査日:2020年5月16日)
    食べ物に使われている難しい漢字の由来を調べていくと、なんだかちょっと賢くなれた気がしますね。
    以上、10~60代の男女(性別回答しないを含む)14,315名が選んだ「難しい漢字の食べ物ランキングTOP20!<難読シリーズ>」でした。あなたが思う難読漢字の食べ物はランクインしていましたか?

    編集者:畑中
    調査方法:10~60代の男女(性別回答しないを含む)を対象に、株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
    有効回答者数:14,315名
    調査日:2020年5月16日

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