今回はウェブアンケートにて総勢11,704名に調査した<和菓子の種類人気ランキング>を発表します。日本の伝統的な菓子の総称「和菓子」。繊細で美しい見た目や上品な味わいで、多くの人に愛されていますよね!そもそも「和菓子」とは、明治以降に海外から日本に入ってきた「洋菓子」に対する言葉で、江戸時代までに日本に伝わり独自の発展を遂げたものを指します。「洋菓子」がバターや生クリームなどの動物性の材料が多く使われるのに対し、「和菓子」は豆類やでんぷんなど植物性の材料が多く使われ、優しい味わいが特徴。大きな分類として「生菓子」「半生菓子」「干菓子」があり、主に水分量で判断されます。今回は、日常的に食べられているものから、季節ならではの一品まで、好きな和菓子を調査!あなたのお気に入りはランクインしてる?さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位大福 (886票)
- 2位せんべい (767票)
- 3位おはぎ (700票)
- 4位カステラ (648票)
- 5位わらび餅 (615票)
- 6位羊羹(ようかん)/水羊羹(みずようかん) (613票)
- 7位どら焼き (578票)
- 8位桜餅 (558票)
- 9位たい焼き (543票)
- 10位栗きんとん (505票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<和菓子の種類人気ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,704名/調査日:2023年8月30日
第1位:大福(886票)
- もちもちしていて美味しい
- フルーツ大福が好きです
- 塩豆大福が最高!
- 日本茶にもコーヒーにも合う
バリエーション豊かな味わい!1位は大福!
小豆あんを餅で包んだ生菓子「大福」。起源は、江戸時代に親しまれていた鶉餅(うずらもち)だと言われていて、大きく腹持ちが良いことから「腹太餅」「大腹餅」とも呼ばれていたのだそう。江戸時代の中期になってから、小ぶりのサイズになりあんに砂糖が加えられ、現在の「大福」に近いかたちになったと言われています。現在は「豆大福」や「苺大福」をはじめとした「フルーツ大福」など、個性あふれる大福がたくさん!好みに合わせて選べる大人気の和菓子です!
第2位:せんべい(767票)
- 昔から好物
- バリバリ食べたい!
- 気を付けないと、ついつい食べ過ぎてしまう
- 味の種類もあり一番手軽
パリッとした食感がクセになる!2位はせんべい!
バリバリとした歯ごたえが魅力の干菓子「せんべい」。うるち米が原料とされ、焼きせんべいと揚げせんべいに分けられます。「せんべい」は飛鳥時代に日本へ伝わり、江戸時代に本格的に広まったとされています。江戸時代は「せんべい」といえば小麦粉に砂糖を入れて練り、焼いたものが主流で、塩で味付けされた「塩せんべい」は下級品とされていたのだとか。「塩せんべい」にしょうゆが用いられるようになり、現代のせんべいに近いかたちになっていったのだそうですよ!
第3位:おはぎ(700票)
- 大好きです。週に一度は食べます
- あんこが大好きなので、やっぱりおはぎしかない
- あんこをたっぷり味わえる
- あんこ、きな粉どちらでも美味しい。餅米のご飯が最高
あんこを存分に味わえる!3位はおはぎ!
お彼岸の時期をはじめ、日常的にも食べられている生菓子「おはぎ」。炊いた餅米を粒が残るように俵型ににぎり小倉あんで包んだもの。古くから小豆の赤色は邪気を払う色とされ、様々な行事に取り入れられてきたそうです。「おはぎ」は「ぼたもち」とも呼ばれますが、一説によると元々は春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と季節で呼び名が異なっていたそう。春に咲く牡丹(ぼたん)、秋に咲く萩(はぎ)の花に見立てて名付けられた、と言われています。黄な粉や胡麻がまぶしてあるものや抹茶あんで包んだものなど、バリエーションも様々です!
第4位:カステラ(648票)
4位はカステラ!
- 食感、味、最高です
- 柔らかく、ふわふわしたスポンジカステラ最高に美味い
- 牛乳と共に食べるのが好き
- 文明堂のカステラが食べたい
16世紀頃、日本を訪れたポルトガルの貿易商人やキリスト教の宣教師によって伝えられたと言われる「カステラ」。洋菓子のイメージを持つ人もいるかもしれませんが、江戸時代までに日本に伝わったものは和菓子とされ、カステラは生菓子に分類されます。名前は、今のスペインにあった「カスティーリャ王国」が由来となっているそう。バターは使わずに、卵や砂糖、小麦粉などを使った生地をオーブンで焼いて作ります。ふわふわで優しい口当たりと上品な甘さは、ホッとする味わいですよね!
第5位:わらび餅(615票)
5位はわらび餅!
- 夏はわらび餅がいいね!
- 夏の定番で、よく買っています
- 黄な粉、黒みつをかけるとおいしい
わらび粉に水や砂糖を入れて加熱しながら混ぜ、冷やし固めて作る「わらび餅」。わらびの名産である奈良県の名物でもありますが、様々にアレンジされ、全国で親しまれていますよね。現在は希少なわらび粉の代わりに、サツマイモやタピオカ、葛等からとれるでんぷんを混ぜて作られることも多いそう。黄な粉や黒蜜をかけて食べるのが主流ですが、抹茶やほうじ茶などが練り込んであるものなど、味わいも様々です!
第6位:羊羹(ようかん)/水羊羹(みずようかん)(613票)
6位は羊羹(ようかん)/水羊羹(みずようかん)!
- 見た目も綺麗で美味しい
- 日本の文化です
- 一番の好物
- 美味しいので、大好きです
小豆をメインとしたあんを型(羊羹舟)に流し込み、寒天で固めて作る「羊羹」。寒天が少なく、瑞々しい味わいの「水羊羹」も、軽い口当たりで人気ですよね。和菓子の分類としては、柔らかく仕上げられたものは生菓子、煉りのしっかりしたものは半生菓子とされています。
他にも小麦粉や葛粉を加えて蒸して固める「蒸し羊羹」や、栗の甘露煮が入った「栗羊羹」もポピュラーで、お茶菓子や贈答品として幅広く愛されていますよね!
第7位:どら焼き(578票)
7位はどら焼き!
- 定番だが安定して美味しい
- 皮の柔らかさとあんこの組み合わせが好き
- 和菓子全般的に大好きです。その中でもあんこが一番好きです。あんこを使用した和菓子の中で一番好きなのはどら焼きです
- 子どもが小さい時ホットプレートでつくってました
コンビニやスーパーなどでもよく見かけ、馴染みのある「どら焼き」。円盤状の皮であんを挟んだ和菓子で、生菓子に分類されます。名前の由来は諸説ありますが、一説には、楽器の「銅鑼」に似ていたことからだと言われています。また、関西では「三笠」や「三笠山」、「三笠焼き」などと呼ばれていますが、これはその名の通り、奈良県にある三笠山に形が似ていることが由来とされています。
中身は小倉あんだけではなく、栗やバターを入れたものもポピュラーとなり、季節や用途によって違った味わいを楽しめるのも良いですね!
第8位:桜餅(558票)
8位は桜餅!
- 桜の葉っぱの香りと甘さと塩気が絶妙で大好きです
- 特に長命寺の桜餅は、絶品
- 道明寺粉を使った桜餅が大好き!
- 桜餅は季節感と香りがなんともいえなく清々しくおいしくいただいています
春の季語でもある生菓子「桜餅」。全国的に食されていますが、関東は「長命寺」と呼ばれ、クレープ状の生地であんを巻いたもの、関西は「道明寺」と呼ばれ、道明寺粉の餅であんを包んだもの、という違いがあります。塩漬けした桜の葉が使われているのが共通点で、優しい甘さと桜の葉のしょっぱさ、そしてほんのり香る桜が爽やかで季節感たっぷりの一品です!
第9位:たい焼き(543票)
9位はたい焼き!
- 食べやすい
- あんこびっしりが良い
- 小豆あんでもカスタードでも何でも美味しい
- 学生時代にアルバイトで、たい焼きを焼いていました
今川焼き(大判焼き)の派生と言われ、縁起が良い鯛の形をした「たい焼き」。名前に「焼き」と入っていますが、生菓子に分類されます。中身は小倉あんが主流ですが、最近はカスタードクリームやチョコレートなど、洋風に変えたものも人気がありますよね!丸みを帯びた鯛のかたちが可愛らしく、頭と尾のどちらからか食べるか…などの楽しみもありますね!
第10位:栗きんとん(505票)
10位は栗きんとん!
- 上品な甘さがいい
- 大好き。栗が凝縮されていておいしいです
- 秋の和菓子で一番好き
- 秋の贅沢菓子
岐阜県中津川市発祥の和菓子と言われる「栗きんとん」。おせち料理を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、和菓子の栗きんとんは、半生菓子の蒸し物です。新鮮な栗を使って作られるため、多くは秋の味覚として9月から12月にかけて販売されています。作り方は、蒸した栗の実に砂糖を加えて炊き上げ、茶巾で絞って完成。シンプルな材料で、栗の風味を存分に味わえる贅沢な一品です!
和菓子の種類人気ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)11,704名が選んだ<和菓子の種類人気ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,704名
調査日:2023年8月30日