今回はウェブアンケートにて総勢11,115名に調査した<海外で通用しない「カタカナ英語」ランキングPart2>を発表します。まだまだあります、英語だと思っていたのに海外(英語圏)では通じない“カタカナ英語”!さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位コンセント(outlet/socket) (684票)
- 2位ダストボックス(garbage box) (627票)
- 3位スキンシップ(physical contact) (602票)
- 4位マンション(condominium/apartment) (566票)
- 5位シュークリーム(cream puff) (540票)
- 6位ハンドル(steering wheel) (491票)
- 7位ベビーカー(stroller) (478票)
- 8位レントゲン(X-ray) (469票)
- 9位マロン(chestnut) (441票)
- 10位シャープペンシル(mechanical pencils) (438票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<海外で通用しない「カタカナ英語」ランキングPart2>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,115名/調査日:2023年6月26日
第1位:コンセント(outlet/socket)(684票)
- 大人になってから知ることになるとは…
- プラグとも違う
- 海外旅行で電化製品を使用するときに、言葉が通じなくトラブルが起きそうですね
名前も違うし形も違う!1位はコンセント(outlet/socket)!
電源をとるために、プラグを差し込む、壁に設置されている穴。日本では2つ穴がメジャーですが、海外では3つ穴のものをよく見かけます。この穴のことを指す「コンセント」も海外では通じない言葉です。英語の「consent(コンセント)」は「承認」「同意」等の意味なので、これでは全く通じません。ネイティブの人と話すときは、アメリカでよく使われる「outlet(アウトレット)」、イギリスでよく使われる「socket(ソケット)」を使いましょう!
第2位:ダストボックス(garbage box)(627票)
- 日本語でゴミ箱、英語でダストボックス…じゃないの!?
- ダストは何語?!
- 英語っぽいのに意外!
ごみの種類で表現が変わることも!2位はダストボックス(garbage box)!
「dust」が「ほこり」という意味なので、ほこりなどのごみを入れる箱…と考えたら通じそうな感じですが、海外では伝わりにくい表現です。英語で「ゴミ箱」は、いくつかパターンがありますがアメリカ英語では「garbage box(ガーベッジボックス)」「trash can(トラッシュカン)」等。ゴミの種類や地域によって使い分けられ、「garbage」は生ごみ等、「trash」は紙ごみ等に使われることが多いのだとか。イギリス英語では「rubbish bin(ラビッシュビン)」というのがポピュラーです!
第3位:スキンシップ(physical contact)(602票)
- 難解!
- ものすごくよく使われている言葉なのに~
- いかにも英語から来た言葉っぽいのに通じないなんて…!
肌?船?と首を傾げられそう!3位はスキンシップ(physical contact)!
握手やハグなど、肌と肌を触れ合わせるコミュニケーションを「スキンシップ」といいますよね。海外に比べると、日本人は比較的スキンシップを苦手とする人が多いといわれています。この「スキンシップ」も英語圏では伝わらない言葉!英語で言うときは「physical contact(フィジカルコンタクト)」。「physical intimacy(フィジカルインティマシー)」という表現もありますが、こちらは恋人同士の親密なふれあいのニュアンスが加わるそうです!
第4位:マンション(condominium/apartment)(566票)
4位はマンション(condominium/apartment)!
- コンドミニアムは高級なイメージ
- マンション=アパートなの?こんがらがる
日本では中高層の集合住宅を「マンション」と呼びますが、英語で「mansion(マンション)」は「大邸宅」という意味なのでニュアンスがだいぶ違いますね。日本では同じく集合住宅を指す「アパート」の方が古くから使われてきました。これは英語の集合住宅を意味する「apartment(アパートメント)」からなので、こちらはイメージが一致しています。「apartment」よりも高級なイメージのあるアメリカ英語の「condominium(コンドミニアム)」という言葉もあるので覚えておきましょう!
第5位:シュークリーム(cream puff)(540票)
5位はシュークリーム(cream puff)!
- 日本発祥のスイーツじゃないだけに、英語と思っていた
- 英語のクリームパフの方がより柔らかそうで美味しそうに聞こえる
英語圏で「シュークリーム美味しいよね」と言ったら「靴用クリーム(shoe cream)を食べるの!?」と驚かれてしまうかもしれません。中が空洞になるようにふっくら焼いた生地にクリームを入れた洋菓子、英語では「cream puff(クリームパフ)」と呼ばれています。
シュークリームという名前は、フランス語の「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」が由来。フランス語の「chou」は「キャベツ」のことで、キャベツに似た形のお菓子…ということですね!
第6位:ハンドル(steering wheel)(491票)
6位はハンドル(steering wheel)!
- 英語とカタカナのギャップがすごい
- 当たり前に英語だと思ってた
車の運転の時に握る、輪の部分…ハンドル、ですよね。このハンドル、英語では「steering wheel(ステアリング ウィール)」と呼ぶのが一般的。「handle(ハンドル)」だと、「柄」「取っ手」という意味なので、ネイティブの人にはドアノブ?引き出しの取っ手?と首を傾げられてしまうかも!
第7位:ベビーカー(stroller)(478票)
7位はベビーカー(stroller)!
- ベビーカーの方が分かりやすいのに…!
- 日本語は乳母車、英語はベビーカーと思っていた
- 逆にストローラーてなに?てなるよ~
古くは「乳母車」と呼んでいましたが、今はほとんど「ベビーカー」ですよね。これも英語圏では通じません。アメリカ英語では「stroller(ストローラー)」、イギリス英語では「pushchair(プッシュチェア)」と表現されます。「ベビーカー」というと、子どもが乗って遊ぶ車のおもちゃをイメージされてしまうかも!
第8位:レントゲン(X-ray)(469票)
8位はレントゲン(X-ray)!
- レントゲンという人が発明したんじゃなかった?
- 医療に関することなので、世界共通かと思った
X線写真を指す「レントゲン」も英語では伝わりません。英語ではそのままX線を指す「X-ray(エックスレイ)」。「レントゲン」は、X線を発見したドイツ人の物理学者、Wilhelm Conrad Röntgen(ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン)さんの名前から。レントゲン博士はこの発明で第1回ノーベル物理学賞を受賞しています!
第9位:マロン(chestnut)(441票)
9位はマロン(chestnut)!
- マロンて日本語だったんですか…?
- マロンはフランス語だとわかっていても、うっかり言ってしまいそう
秋に美味しい栗を指す「マロン」も英語では通じません!英語では「chestnut(チェスナット)」が正解。「マロン」はフランス語で、栗によく似たトチノキ科の木の実のことを指す「marron(マロン)」が由来。英語で「マロン」は「ザリガニ(marron)」になってしまいます。全然違いますね!
第10位:シャープペンシル(mechanical pencils)(438票)
10位はシャープペンシル(mechanical pencils)!
- これ和製英語?誰が作ったん!?
現在の英語圏では「mechanical pencils(メカニカルペンシル)」と呼ぶのが一般的。元々はアメリカで「 Eversharp(エバーシャープ)」という商品名で発売された筆記具が改良され、日本ではのちに「シャープペンシル」と呼ばれるようになりました。これに由来する社名をもつのが、日本で最初にシャープペンシルを発売した現在の「シャープ株式会社」(当時の早川金属工業)というのが驚き!
海外で通用しない「カタカナ英語」ランキングPart2ベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)11,115名が選んだ<海外で通用しない「カタカナ英語」ランキングPart2>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,115名
調査日:2023年6月26日