今回はウェブアンケートにて総勢10,959名に調査した<広島弁!意味が難しい「広島の方言」ランキング【食べ物編】>を発表します。柿じゃない「とうがき」って何の果物?「アイスケーキ」じゃないのに「アイスケーキ」とは?「大判焼き」はなんて呼ぶ?気になる方はさっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位なば(きのこ) (1,317票)
- 2位いぎ(魚の骨) (1,119票)
- 3位どぶ(魚の内臓) (1,114票)
- 4位とうがき(いちじく) (1,082票)
- 5位ワニ(サメ) (1,075票)
- 6位二重焼き(大判焼き) (680票)
- 7位ネブト(テンジクダイ) (671票)
- 8位ブロイラー(手羽先) (651票)
- 9位ヤズ(ハマチの子) (633票)
- 10位アイスケーキ(アイスキャンディー、アイスクリーム) (578票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<広島弁!意味が難しい「広島の方言」ランキング【食べ物編】>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,959名/調査日:2024年2月21日
第1位:なば(きのこ)(1,317票)
- 標準語に直さないと、わからない表現でしょうね
- 絶対きのこだとは思わない
- わたしは、広島生まれですが知りませんでした
別の地域だと“松茸”や“しいたけ”単体のことを意味します!1位は「なば(きのこ)」!
「なば」は「菜っ葉」などと間違えそうですが、広島県の中でも主に北部の方言で「きのこ」全般を表します。そして、九州など別の地域では「なば」は「松茸」や「しいたけ」単体のことを意味するそうです。ちなみに「毒きのこ」は「毒なば」というのだとか!
第2位:いぎ(魚の骨)(1,119票)
- 何でそう呼ぶの?聞きたいですね
- これは流石に魚の骨とは考えつきません
- 見当がつかない言葉
小骨のことです!2位は「いぎ(魚の骨)」!
「いぎ」と聞いても、思わず「意義?」と聞き返してしまいそうですね。「いぎ」は「魚の骨」、それも「小骨」のことを言います。これを知っておけば、「いぎがのどに刺さった」と言われても何のことか分かりますね!
第3位:どぶ(魚の内臓)(1,114票)
- 『ドブ』から『魚の内蔵』は、想像できません
- まさか魚の内臓を『どぶ』って言うんですか~。驚きました
- 連想できない
溝のことではありません!3位は「どぶ(魚の内臓)」!
「魚の内臓」を意味する方言「どぶ」。道路わきにある、雨水などを流す溝のことではありません。何のヒントもなく「魚の内臓」を意味する言葉だと気付ける人はなかなかいなさそうですね!
第4位:とうがき(いちじく)(1,082票)
4位は「とうがき(いちじく)」!
- 遠くから見たら柿に見えたのかな?
- 柿の味に似ている?
「とうがき」と聞くと「柿」や「牡蠣」を想像してしまいますね。実際は「いちじく」の方言で、漢字で書くと「唐柿」です。ちなみに「唐柿」を「とうし」と読むと「トマト」のことです!
第5位:ワニ(サメ)(1,075票)
5位は「ワニ(サメ)」!
- 関西から広島に引っ越して来た時、三次の方ではワニを食べると聞いてもびっくりしました!
- 『サメ』を『ワニ』と言うのは『古事記』でもあったので、広島弁だとは知りませんでした
広島県の北部や山陰地方では「サメ」が「ワニ」と呼ばれています。特に広島県三次市や庄原市などの山間部では電気冷蔵庫がないほどの昔から、「ワニ」は保存性が高いので刺身として食べることができるため好まれ、お正月や祭りでの御馳走として重宝されてきました!
第6位:二重焼き(大判焼き)(680票)
6位は「二重焼き(大判焼き)」!
- 『二重焼き』という言葉を人生で初めて聞きました。『大判焼き』の事なんですね。知りませんでした
- 『大判焼き』の呼び名は全国で沢山あるが、何が二重なのかと不思議に思う
たびたびSNS上でもどう呼ぶかが話題になる「大判焼き」ですが、広島では「二重焼き」と呼ばれています。型に入れて生地を焼き、間にあんこやカスタードクリームを挟んで最終的には2つを重ねる形になることから「二重焼き」と呼ばれるようになったという説があります!
第7位:ネブト(テンジクダイ)(671票)
7位は「ネブト(テンジクダイ)」!
- 『テンジクダイ』がなにかもわからない
「ネブト」は「テンジクダイ」と呼ばれる魚。広島の中でも主に福山市でこの名前が使われています。5cmほどの小さな魚ですが、身は白身で美味しいため、頭と内臓を取り除いて唐揚げにしたものが良く食べられています。5~9月が旬なので、食べられる機会があればぜひ挑戦してみたいですね!
第8位:ブロイラー(手羽先)(651票)
画像はX(@tebasakionishi)から引用 《拡大》
8位は「ブロイラー(手羽先)」!
- どうして?
「ブロイラー」といえば、通常は鶏の品種のことを指しますが、広島では、若鳥の手羽先を油で揚げて1つずつ真空パックにした商品「ブロイラー」のことを意味します。昭和50年代から広島の駄菓子屋で売られてきたこの「ブロイラー」は、秘伝のスパイスとガーリックで味付けされていて、子どものおやつやお酒のおつまみとしても愛されてきた一品です!
第9位:ヤズ(ハマチの子)(633票)
9位は「ヤズ(ハマチの子)」!
- なんでそう呼ぶの???
成長に伴って呼び名が変わる出世魚・ブリ。80cm以上の大きさのものが「ブリ」と呼ばれ、それまでの成長過程は、全国各地でさまざまに呼ばれています。広島では「ヤズ」から「ハマチ」、そして「ブリ」へと変わっていきます。ちなみに「ヤズ」はおおよそ30~40cmの大きさの頃を表します!
第10位:アイスケーキ(アイスキャンディー、アイスクリーム)(578票)
10位は「アイスケーキ(アイスキャンディー、アイスクリーム)」!
- 『アイスケーキ』と言われて『アイスケーキ』が出て来なかったらショックすぎる
「アイスケーキ」といえば、思い浮かぶのはケーキのようにデコレーションされたアイスクリームですが、広島の方言ではアイスキャンディーやアイスクリームのことを表します。略して「ケーキ」と呼ぶことも。ちなみに洋菓子の「ケーキ」と発音も同じだとか!
広島弁!意味が難しい「広島の方言」ランキング【食べ物編】ベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,959名が選んだ<広島弁!意味が難しい「広島の方言」ランキング【食べ物編】>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,959名
調査日:2024年2月21日