今回はウェブアンケートにて総勢9,971名に調査した<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【神戸弁編】>を発表します。関西弁の中でも、兵庫県・神戸市周辺で使われている特徴的な方言とは?さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位サンライズ(メロンパン) (1,482票)
- 2位ダボ(バカ) (1,062票)
- 3位うらおもて(2チームにわかれるときの掛け声) (938票)
- 4位あらごみ(燃えないゴミ) (927票)
- 5位めげた(壊れた) (720票)
- 6位油引き(教室の床にメンテナンスの油を引くこと) (626票)
- 7位山側/海側(北側/南側) (603票)
- 8位ばり(とても、すごく) (531票)
- 9位~よう/~とう(~しようとしている/~している) (323票)
- 10位いける(大丈夫) (308票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【神戸弁編】>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,971名/調査日:2023年10月25日
第1位:サンライズ(メロンパン)(1,482票)
画像はX(@nhk_osaka_JOBK)から引用 《拡大》
- 『サンライズ食べるか?』って聞かれて、メロンパン出てきたらびっくりします
- サンライズといえば鉄道の『サンライズ瀬戸』か『サンライズ出雲』を思い浮かべる
- パンの名前だとは思えない
どっちがどっちか混乱してくる!1位は「サンライズ(メロンパン)」!
「メロンパン」といえば、ビスケット生地がのった丸いパンを思い浮かべますよね。しかし神戸では、白あん入りのラグビーボール型のパンのことを「メロンパン」と言う場合があります。じゃあ丸い方のパンはというと、こちらは「サンライズ」と呼ばれているのだとか。神戸の白あん入り「メロンパン」、一度食べてみたいですね!
第2位:ダボ(バカ)(1,062票)
画像はX(@tanakarie)から引用 《拡大》
- ダボハゼが語源とか?
- 関西弁の中でも聞くことがないね
- 濁点がすごい
あの魚も語源は同じ?! 2位は「ダボ(バカ)」!
「バカ」を意味する方言「ダボ」ですが、「どあほ」が変化して「ダボ」になったという説があります。また、何にでもよく食いつくことで「ダボハゼ」と呼ばれている小さい種類のハゼがいますが、この場合の「ダボ」も「どあほ」が変化したという説があります!
第3位:うらおもて(2チームにわかれるときの掛け声)(938票)
画像はX(@kobeshinbun)から引用 《拡大》
- 何をするのかと驚いちゃう
- 聞いてもピンとこない
- 何がウラ?何がオモテ⁉
チームを分ける方法は“グー”と“パー”だけじゃない!3位は「うらおもて(2チームにわかれるときの掛け声)」!
子どもの頃、2チームにわかれるときの方法で「グー」と「パー」、どちらかを出して決めたという方も多いのではないでしょうか?神戸には「うらおもて」もしくは「うららおもて」と言って、手のひらの向きが「裏」か「表」かでチーム分けをする、ローカルルールが存在します!最近ではこのルール自体使われなくなってきているそうなので、神戸出身でも通じる人と通じない人がいるようです。
第4位:あらごみ(燃えないゴミ)(927票)
4位は「あらごみ(燃えないゴミ)」!
- 『魚のあら』を捨てるのかと思いそう
- 『あら』はどういう意味なんだろう?
神戸では「燃えないゴミ」のことを方言で「あらごみ」と言い、漢字で書くと「荒ごみ」です。今のようにリサイクルの仕組みが確立していなかった頃は、「家庭ごみ(燃えるもの)」と「あらごみ(燃えないものや粗大ごみ)」という大まかな区別しかされていませんでした。現在ではリサイクルができるよう、ごみの種類も分類されているので方言の「あらごみ」もだんだん使われなくなっているようです!
第5位:めげた(壊れた)(720票)
5位は「めげた(壊れた)」!
- 『めげる』は『諦めた』とか『へこたれた』と思うので、『壊れた』の意味があるとは知りませんでした
「めげた」と聞くと、「気持ちがくじける」という意味の言葉「めげる」を思い浮かべる方もいると思いますが、「めげた」は「壊れた」という方言。神戸以外でも兵庫県で広く使われているようです。大切なものが「めげた」ら、気持ちまでめげちゃいますね!
第6位:油引き(教室の床にメンテナンスの油を引くこと)(626票)
画像はX(@kobekoho)から引用 《拡大》
6位は「油引き(教室の床にメンテナンスの油を引くこと)」!
- フライパンに油を入れるのかと思ってしまう
- ワックスのこと?
「油引き」という言葉をネットで検索すると「フライパンなどに油を均一に塗るための道具」が表示されますが、神戸では「教室の床にメンテナンスの油を引くこと」を意味します。神戸市の学校の多くは上履きを使わず土足で教室まで入るため、年に数回、油を引いて床のメンテナンスを行います。方言というより、神戸独自の文化からくる言葉ですね!
第7位:山側/海側(北側/南側)(603票)
画像はX(@kobekoho)から引用 《拡大》
7位は「山側/海側(北側/南側)」!
- 一般的に神戸は港町というイメージが強いけど、実は北側に六甲山がそびえており、いろいろな顔を持っている土地なんですよね
地図で神戸を見ると、北側には山、南側に海が位置するだけでなく、市街地から海・山への距離がとても近いことが分かります。神戸へ訪れる際は「山が見える方角が北」とだけ覚えておけば、たとえ方向音痴でも迷いにくくて良いですね!
第8位:ばり(とても、すごく)(531票)
画像はX(@NHK_soccer)から引用 《拡大》
8位は「ばり(とても、すごく)」!
- 『ばり』が『とても、すごく』だとは思わなかった
関西弁で「とても」「すごく」を意味する方言といえば「めっちゃ」「むっちゃ」「ごっつ」などがありますが、神戸弁では「ばり」がおなじみ!ばりオモロイ、ばりムカつく、ばり美味しい、ばり眠い、ばり寒い、ばり可愛いなどなど、なんでもOK!
第9位:~よう/~とう(~しようとしている/~している)(323票)
画像はX(@nhk_osaka_JOBK)から引用 《拡大》
9位は「~よう/~とう(~しようとしている/~している)」!
「~しようとしている」を意味する方言「~よう」と、「~している」を意味する方言「~とう」。
例えば「怪我が治りかけている」状態であれば「治りよう」、すでに治った状態であれば「治っとう」となります。聞き分けるのが難しいですね!
また「知っとう」「見とう」「聞いとう」など、“~とう”は関西弁の中でも神戸弁の特徴となっています!
第10位:いける(大丈夫)(308票)
10位は「いける(大丈夫)」!
どこかへ「行ける」の意味ではなく、神戸弁では「大丈夫」のことを「いける」と表現します。焼肉をしていて「もういける?(もう食べても大丈夫?)」、電話をかけた相手に「今いける?(今電話しても大丈夫?)」、走り疲れて立ち止まる友達に「いける~?(大丈夫~?)」と声をかけたりします。
関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【神戸弁編】ベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)9,971名が選んだ<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【神戸弁編】>でした。あなたが知っている「神戸弁」はランクインしていましたか?
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,971名
調査日:2023年10月25日