今回はウェブアンケートにて総勢10,024名に調査した<意味が難しい関西の言葉ランキング(播州弁編)>を発表します。関西でも兵庫県南西部で主に使われる「播州弁(ばんしゅうべん)」。女優の上野樹里さんや、のんさんなどが地元の言葉として紹介していますね。関西人でも「聞いたことがない」という言葉がたくさんあるかも?さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位いきいきごんぼ(今にも死にそうな様) (1,720票)
- 2位ずつない(食べすぎてつらい・苦しい) (800票)
- 3位べっちょない(大丈夫、問題ない) (740票)
- 4位ダボ(アホの最上級) (588票)
- 5位おびんたれ(怖がり) (583票)
- 6位ええまん(天気などがほどよい時に使う) (543票)
- 7位ぴりぴり(雨がパラパラと降り始めた時の擬態語) (516票)
- 8位あだける(落ちる) (500票)
- 9位ごうわく(腹が立つ) (471票)
- 10位あっかいや(いけない・駄目) (414票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<意味が難しい関西の言葉ランキング(播州弁編)>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,024名/調査日:2023年7月16日
第1位:いきいきごんぼ(今にも死にそうな様)(1,720票)
- 関西に住んでいますが、初めて聞きました。いきいきなのに、死にそうなというのが面白いなと思います
- 生き生きして元気と思った!
- インパクト強い!
イキイキした響きと逆の意味⁉ 1位は「いきいきごんぼ」!
1位は関西圏でも中々通じない「いきいきごんぼ」!“イキイキ”というワードから元気な様子をイメージしてしまいますが、「今にも死にそうな様」という意味合いをもつ言葉です。今にも終わりそう、という意味でも使われ「いきいきごんぼの商売」というと「今にも倒産しそうな商売」というニュアンスになります。覚えたからといってすぐ日常会話に使える気もしない…かなり上級者向けの言葉ですね!
第2位:ずつない(食べすぎてつらい・苦しい)(800票)
- 本当に思いもよらない言葉
- 関西人でも知らない方言が多いね
- 意味が連想されない言葉
何がないのか…見当もつかない!2位は「ずつない」!
食べすぎてつらい・苦しいというニュアンスで使う「ずつない」。岐阜県・三重県・和歌山県などでもよく似た意味で使われているようです。「ずつ」って何?と想像もできないですが、なすすべがないという意味の「術無い(じゅつない)」が転じて「ずつない」となったのだそうです。レストランで満腹になったときなどに「食べすぎてずつないわ~」と使います!
第3位:べっちょない(大丈夫、問題ない)(740票)
- ちょっと意味が分かりにくいので説明ナシでは無理かも~
- ニュアンスで、解りずらい
- 語源が分からないです
さまざまな場面で使える!3位は「べっちょない」!
3位は「大丈夫/心配ない」という意味の「べっちょない」!“別条ない”からくる言葉で、家族や友達に気軽に使える言葉です。転んでしまった人に「べっちょないか?」と聞いたり、体調不良を心配されて「そんなもんべっちょないど~」と返したり。気軽に使えるフレーズですね。
兵庫県多可郡多可町出身のプロ野球選手・大勢さんは、自身のグラブに「べっちょない」と刺繍を入れ、何があっても大丈夫!と自らを奮い立たせているそうです!
第4位:ダボ(アホの最上級)(588票)
4位はダボ(アホの最上級)!
- アホに最上級があるとは知らなかった
- 言われたく無いですね!
- 泉州弁と似ているね
「アホ」の最上級ワードとして使われているのが「ダボ」!「ア」が「ダ」になって濁点が増える分、勢いが増しますね。ちなみに関西で「アホ」は愛情を込めて使われることもありますが、「ダボ」は悪い意味で使う場合がほとんどです!
第5位:おびんたれ(怖がり)(583票)
5位はおびんたれ(怖がり)!
- 想像がつかないから
- 兵庫県出身だが聞いたことなかった
- イントネーションがわかると想像できるかも
臆病者といった意味をもつ「おびんたれ」。「おんびんたれ(穏便たれ)」とも言い、岡山でも使われている方言なのだそうです。関西では「あかんたれ」と言ったりもしますね!
第6位:ええまん(天気などがほどよい時に使う)(543票)
6位はええまん(天気などがほどよい時に使う)!
- 聞いたこと無い!
- 『ええ』は良いの意味だろうけど…あとは!?
運や巡り合わせのことを「まん」と言うそうで、「ええまん」=良い巡り合わせ=天気がいいといった意味でよく使われます。兵庫県姫路市の和菓子店「橘屋」では播州弁まんじゅう「ええまん」なる商品も発売しています!
第7位:ぴりぴり(雨がパラパラと降り始めた時の擬態語)(516票)
7位はぴりぴり(雨がパラパラと降り始めた時の擬態語)!
- 標準語で別の意味で使われている言葉は、絶対に誤解を招く
- 雷のように聞こえる
雨が降り始めた状態を「パラパラ」ではなく「ぴりぴり」という擬態語で表現します。「ぴりぴりしてきた」と言われたら、何か舌に刺激を受けた?と思ってしまいますが、播州弁では天気の話題!意味がまったく違って驚きますね。
第8位:あだける(落ちる)(500票)
8位はあだける(落ちる)!
- へえ~読めない!
「階段からあだけた」など、転がり落ちる・落っこちるニュアンスで使います。静岡県の一部地方では「あだける=暴れ騒ぐ」という意味になる地域もあるようです!
第9位:ごうわく(腹が立つ)(471票)
9位はごうわく(腹が立つ)!
- 母が関西人でよく使ってました
- 意味が…ピンとこない
イライラする、腹が立つという意味で使う「ごうわく」。ごうわくの「ごう」は非常に腹が立つという意味の「業腹(ごうはら)」を略したものと言われています!
第10位:あっかいや(いけない・駄目)(414票)
10位は「あっかいや(いけない・駄目)」!
- 言われてみたらわかる気もするニュアンス
- 難しい~
否定するときに「そんなもんあっかいや!(そんなものダメに決まってるでしょ!)」などと使います。関西弁の「あかん(ダメ)」という言葉と同じニュアンスですね!
意味が難しい関西の言葉ランキング(播州弁編)ベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,024名が選んだ<意味が難しい関西の言葉ランキング(播州弁編)>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,024名
調査日:2023年7月16日