地域によって意味が変わって驚く方言ランキング

日本各地を旅して楽しいことのひとつが、その土地の方言に触れること。普段聞き慣れない言葉を聞くとディープな旅気分を味わえますよね。また、聞き覚えのある言葉がどうやら違う意味で使われているらしいことに気づくことも。今回はそんな「言葉としては知っているけど、全然意味が変わって使われている方言」のランキング。日本の方言の面白さに改めて気づくランキングですよ!

地域によって意味が変わって驚く方言ランキング
TOP20一覧
  • 1位おひめさま(熊本・福岡などで「ものもらい」の意味) (1,221票)
  • 2位つ(九州の一部で「かさぶた」の意味) (919票)
  • 3位とろける(青森の一部で「片付ける」の意味) (695票)
  • 4位だんだん(島根の一部で「ありがとう」の意味) (627票)
  • 5位からかう(山梨で「手を尽くす」の意味) (622票)
  • 6位こわい(北海道・東北などで「疲れた」の意味) (608票)
  • 7位くる(九州地方で「行く」の意味) (588票)
  • 8位くらす(福岡などで「殴る」の意味) (531票)
  • 9位ようこそ(鳥取などで「ありがとう」の意味) (513票)
  • 10位きもい(愛知などで「きつい」の意味) (483票)
  • 11位みずくさい(関西の一部で「味が薄い」の意味) (451票)
  • 12位うつる(京都で「似合う」の意味) (445票)
  • 13位なおす(関西地方などで「ものを片付ける」の意味) (431票)
  • 14位せこい(徳島などで「つらい」の意味) (413票)
  • 15位えらい(四国などで「疲れた・だるい」の意味) (412票)
  • 16位なげる(北海道・東北などで「捨てる」の意味) (372票)
  • 17位きのどくな(富山などで「申し訳ない・ありがとう」の意味) (358票)
  • 18位だから(東北などで「そうだよね」の意味) (355票)
  • 19位もえる(鳥取などで「増える」の意味) (347票)
  • 20位こわす(石川の一部で「両替する」の意味) (343票)

ランキングの集計方法

調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<地域によって意味が変わって驚く方言ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)12,962名/調査日:2021年6月24日

目次

第1位:おひめさま(熊本・福岡などで「ものもらい」の意味)(1,221票)

  • 意味を聞いてびっくり!
  • こんなきれいな言い方があるとは
  • 所謂『お姫様』との意味のギャップがすごい

多様な方言のある言葉の中でも特殊です!1位はおひめさま!(熊本・福岡などで「ものもらい」の意味)

「ものもらい」って実は全国でさまざまな方言があるってご存じでしたか?「めばちこ」「めいぼ」などの固有の呼び名が当てられていることが多い中で、熊本・福岡あたりでの「おひめさま」(おひめさんと呼ぶ場合もあり)は、元々の言葉がありつつ、そこからまるで意味が変わるパターンとしてかなり特殊な事例となっています。せっかくですのでさらに他の例も。佐賀地方では「おきゃくさん」、沖縄方面では「おともだち」と呼ぶことも。興味深いですね。

第2位:つ(九州の一部で「かさぶた」の意味)(919票)

  • 一文字だけで全くイメージがわかない
  • 会話中に言われても、え?でしょ
  • 一文字で意味があるとは不思議

1文字だけなんです!2位はつ!(九州の一部で「かさぶた」の意味)

意味が変わる方言ってことですが、「つ」1文字ですから何がどう変わったかを定義するのも難しいわけですが、とにかく「つ」です。この「つ」が九州、特に熊本地方を中心に「かさぶた」を表しているそうで、そもそも「かさぶた」に方言があったというのが驚きです。地域によっては、「つ」ではなく「つう」と伸ばして発音したりもするそうですよ。

第3位:とろける(青森の一部で「片付ける」の意味)(695票)

  • その場で使われてもわからない
  • 標準語と意味が全然変わるんだ!
  • 青森に住んでいるけど、初めて聞いた

トローリじゃなくてビシッ!3位はとろける!(青森の一部で「片付ける」の意味)

トローリっとした感じの「とろける」が、ビシッとしたイメージの「片付ける・整理する・きれいにする」を表す言葉に意味が変わるなんて、方言って本当に面白いですよね。青森方面では「片付けろ!」が「とろけろ!」ですからね。標準語感覚でいると「とろけろ!」って言われても、まずカラダが動かないですね。豪雪地帯の青森では「雪とろけ」っていう言葉もあって、雪を片付けることを表しているそうです。

第4位:だんだん(島根の一部で「ありがとう」の意味)(627票)

  • 朝ドラの『だんだん』で知りました
  • 島根県に住んでいたので、母親が良く使っていた
  • 島根じゃないけど、自分が子どもの頃、年寄りの人は言っていた

朝ドラのタイトルでも使われた言葉!4位はだんだん!(島根の一部で「ありがとう」の意味)

2008年〜09年にかけて放送されたNHK朝ドラ「だんだん」を覚えている方もおられるのではないでしょうか。島根県の方言でありがとうを表しているのこの言葉、「徐々に」を表す「だんだん」とは意味が変わる、全く別の言葉ですね。9位に隣接する鳥取県で丁寧な感謝の気持ちを表した方言「ようこそ」が挙げられましたが、この「だんだん」もあたたかみのある素敵な方言ですね。

第5位:からかう(山梨で「手を尽くす」の意味)(622票)

  • 誤解を受けそう
  • 手を尽くさねばならない時に『からかう』と言われたら、驚くと思う
  • 逆の意味にとられてしまうのでは

パソコンや機械などに使う言葉です!5位はからかう!(山梨で「手を尽くす」の意味)

パソコンを買い替えたときになかなかネットにつながらなくてアレコレと設定を変えてみたり、マニュアルを読み直したりして悪戦苦闘した経験がある方も多いはず。この工夫したり、悪戦苦闘する状態こそが「からかう」です。山梨の方はパソコンをからかったりするわけです。「からかう」って半分おふざけのライトなイメージですが、山梨の人にとっての「からかう」は全く異なる意味になるんですね。

第6位:こわい(北海道・東北などで「疲れた」の意味)(608票)

  • 当たり前に使っています
  • 一緒にいてこれを言われたら『どうした?何かあった?』って思う
  • なんか不思議な感じがする

カラダが固まってるニュアンスはありますね!6位はこわい!(北海道・東北などで「疲れた」の意味)

14位に徳島の方言「せこい」(=つらい)が挙げられましたが、北海道や東北でほぼ同じ意味の方言が「こわい」です。こちらも疲れていてカラダがつらい状態を指した言葉。遅刻して走ってきた友達が「ああ、こわいこわい」と言っているのは、何か恐ろしいものに追いかけられていたのではなく、単に走って疲れているだけです。ちなみに「疲れた・つらい」を表した意味が変わる方言として、東北の一部で「せつない」なんていうのもあるんですよ。

第7位:くる(九州地方で「行く」の意味)(588票)

  • わりと年配者は使っていて、戸惑った記憶があります
  • 勘違いが生まれてしまいそう
  • 英語的発想に感じる

別の意味というより真逆!7位はくる!(九州地方で「行く」の意味)

これはもう慣れていなかったら確実に混乱しますね。「来る」の意味が「行く」って、これまでのランキングで出てきた「何か他の別の言葉に置き換え」ではなくて、標準語の観点で真逆に意味が変わるパターンですから。九州地方、特に福岡あたりの方言で、相手の立場に立って「行く」を「来る」と言うそうです。日常的に使われていて、方言だと思っている方も少ないそうですよ。

第8位:くらす(福岡などで「殴る」の意味)(531票)

  • 故郷の言葉です
  • 福岡の人と話している時に使われてびっくりした
  • くらすと言って殴られたら訳がわからない

わりと真逆のテンションです!8位はくらす!(福岡で「殴る」の意味)

無駄なものは買わず、オーガニックな衣食住を愛し、サステイナブルな生活を目指す…、そんな生活態度を指す「丁寧に暮らす」という言葉、これが福岡地方の方言では「丁寧に殴る」というなんとも不穏な意味にとられてしまうことも…。もちろん漢字で「暮らす」ではないのですが、「くらす」が「殴る」という意味だなんてびっくり。平手で叩くとかではなく、けっこうマジなグーパンチが「くらす」。「仲良くくらす」とかもいろいろと複雑そうです。

第9位:ようこそ(鳥取などで「ありがとう」の意味)(513票)

  • こんなに意味が違うとは、想像できない
  • 意外でびっくりした
  • 方言は、何となくその意味がわかりそうな気がするが、ようこそがありがとうの意味になることの繋がりはわからなかった

心からの感謝です!9位はようこそ!(鳥取で「ありがとう」の意味)

「よう来てごしなってようこそ」とは「わざわざ来てくれてありがとう」という意味。この「ようこそ」は鳥取での方言例で、何かをしてもらったことに対する丁寧な感謝の気持ちを表しているそうです。「ようこそ」が「ありがとう」へと意味が変わるわけですが、この2つの言葉に込められた気持ちにはちょっと通じるところもあったりしてすてきですね。

第10位:きもい(愛知などで「きつい」の意味)(483票)

  • 関東で言われたらショックを受ける
  • 知らない人が聞いたらトラブルになりそう
  • 意味の違いが興味深いです

全然悪意ないんですよ!10位はきもい!(愛知などで「きつい」の意味)

面と向かって「キモイ」なんて言われると、言われた方はかなり「キツイ」わけですが、愛知や岐阜の方言ではこの文脈とはまるで異なり、生活の中で自然に使われる言葉に意味が変わるんです。「この靴、ちょっときもい」は「ちょっとサイズが小さくてきつい、窮屈」という意味。これを知らない人がお店で「店員:お客様いかがですか?」「客:少しきもい」なんて会話を聞くと、このお客さん、お店に喧嘩売ってる?って思っちゃいますね。

第11位:みずくさい(関西の一部で「味が薄い」の意味)(451票)

他人行儀でよそよそしい様子を指して「アイツは水臭いなあ」なんて言いますが、関西では食事中にこの言葉が使われるんです。「この味噌汁水臭いなあ」は、味噌汁が冷たい素振りをするわけではなく、味が薄いという意味。主に塩や醤油の味が薄いときに使われる方言です。辞書によっては味が薄いという意味が第一義として挙げられていることもあったりして、興味深いですね。

第12位:うつる(京都で「似合う」の意味)(445票)

ここでのうつるは「映る」、つまり「映える」ですね。身につけたものがその人を引き立て、まさに美しく映えている様子を指して、「よう映るわぁ」なんて表現するわけです。言い回しや話すトーンも含めて、とても雅な京都の方言。よく似合っていますねという意味ですね。読みだけでは移る/伝染るなどさまざまに意味が変わる言葉ですが、映るを似合うと表現するのは、古くから美しいものが生活の中に満ちていた京都らしい表現ですね。

第13位:なおす(関西地方などで「ものを片付ける」の意味)(431票)

関西地方の方言は全国的に知られているものも多いので、「直す」が「片付ける」という意味だということを方言だとは思っていない方が相当数いると思われます。それくらいに日常で使われている言葉。修理するという意味での直すも使われるので、意味が変わるというよりは同じ言葉を状況に応じてうまく使い分けているというイメージですね。例えば「自転車直しといて」は「自転車を片付けておいて」なのか、「自転車を修理しておいて」なのか、前後の文脈でその都度判断するわけです。

第14位:せこい(徳島などで「つらい」の意味)(413票)

吝嗇家、つまりケチな人を指して「せこい」なんて揶揄したりするように、おおよそは自分以外の他者に向けて発する言葉ですよね。あまり標準語感覚では「私、せこい」なんて自分に対しては使わない。でも徳島あたりの方言では、異なります。つらかったり、疲れているときに「今日、私せこい」みたいな使い方をするんですね。意味が変わると使われるシーンも変わるという好例ですね。

第15位:えらい(四国などで「疲れた・だるい」の意味)(412票)

「えらい」と聞くと「偉い」が標準語感覚ですが、疲れた・だるいという意味でえらいを使う地域、日本中を見渡せば四国以外にもあちこちにあるようですね。方言だと知らずに「部長、今日はえらそうですね」(今日はお疲れのご様子ですね)なんて気遣ってみたつもりが、部長に「偉そうですね」って伝わっちゃって、あとで会議室に呼び出されることにもなりかねませんのでご注意を。また「えらい」って、関西あたりでは「とても・非常に」に意味が変わることもあるんですよ。

第16位:なげる(北海道・東北などで「捨てる」の意味)(372票)

「投げる」という行為に音を付けるとしたら「ポイッ!」がなかなかのジャストフィットなので、「捨てる」という意味合いを持っていたとしてもわりとアリな感じはしますが、「そのゴミ、投げておいて」って言われるとやっぱり「え?」って戸惑っちゃいますよね。意味が変わる方言として、北海道や東北、また福井県などでも使われています。

第17位:きのどくな(富山などで「申し訳ない・ありがとう」の意味)(358票)

相手の方の不幸や不運に同情する気持ちを「気の毒」と言いますが、富山をはじめとする北陸地方では「ありがとう」の意味合いで「気の毒な」という言葉が使われます。相手が自分のためを思ってしてくれたことに対するお礼が「気の毒な」。標準語(同情)と方言(謝意)で意味が変わるとは言え、相手の方の心に自分の心を重ね合わせる感覚がなんとなく似通っていますね。

第18位:だから(東北などで「そうだよね」の意味)(355票)

「今日は暑いね」「だから!」。この「だから!」は、「え!あなたも暑いって思ってた?私も暑いって思ってたんですよ。ほんとほんと、すっごく暑いよね。」くらいの、相手に対するわりと強めの共感を表現している東北地方の方言なんです。そして今、SNS界隈での頻出語となったあの言葉がこの「だから!」のニュアンスに近いようです。「今日は暑いね」「それな!」。言葉って、時代や地域によってガラッと意味が変わるんですね。

第19位:もえる(鳥取などで「増える」の意味)(347票)

「もえる」って「燃える」?英語で「burn」…違います。じゃあ「萌える」?しかし、これも違います。と言った横の話はさておき、鳥取方面での方言で「もえる」は「増える」なんです。ところ変われば言葉の意味が変わるということですが、「もえる」が「増える」は、ちょっと思いつかない変換ですね。「虫がもえる」というように使われるそうですよ。

第20位:こわす(石川の一部で「両替する」の意味)(343票)

「両替する」を北陸地方の一部では「こわす」という方言で表現するそうです。「小銭にこわす」のような言い方をするそうですが、もちろんお金を破壊するわけではありません。大きなものを小さくするというニュアンスですね。ちなみに「お金をくずす」という言い方も広く使われていますが、もちろんお金を崩壊させるわけではなく、両替すること。また「こわす」「くずす」の他にも青森の一部や徳島あたりでは「くだく」という方言もあったりして、標準語から意味が変わるとは言っても、両替のイメージはどの表現からも伝わってきますね。

地域によって意味が変わって驚く方言ランキングTOP20!

標準語感覚で聞くと驚くような方言がたくさんあること自体に、新鮮な驚きを感じますね。
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)12,962名が選んだ「地域によって意味が変わって驚く方言ランキング」でした。あなたが驚いてしまう標準語とは意味が変わる方言はランクインしていましたか?

編集者:畑中
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)12,962名
調査日:2021年6月24日

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