クラシックファンってヤバイんですよ。
まず、彼らはめちゃくちゃ記憶力がいい。曲についてものすごく詳しい。
この曲の◯楽章には、尊敬していた作曲家◯◯の曲からの引用があり、テーマとなるメロディーが出て来る、とかそんなウンチクをそらで語れてしまう。音楽関係の人かしら。職業を聞くと一般企業の会社員だという。これで一般人かよ! 村上春樹の小説の登場人物かと思ったわ。怖い。
そんな私は記憶力に難のある凡庸な1クラシック好きです。興味のない楽章は飛ばして聴いてると話したら、プロの演奏家に「楽曲は楽章で構成されたものだから、それはちょっと…」とたしなめられました。皆さまご機嫌よう!
クラシック音楽ってヤバイんですよ。
まず、作曲されてから数百年経っているのにも関わらず、未だに愛聴されている、いわば超弩級の大ヒット曲なわけです。どれ聴いてもまずハズレがない。怖い。
お堅くとっつきにくいイメージがありますが、意外にキャッチーな曲も多いです。
クラシックファンの人口は決して多くはないものの、クラシック音楽との接触機会は意外とあります。映画やCMで耳にしたり、学生時代の音楽の授業では、様々なクラシック作曲家の作品を聴いたことでしょう。楽器のお稽古でさらって知った、という人も多いのでは。
そこで、世間一般的に、「知ってる・聴いたことのあるクラシック作曲家」って誰なのか気になったので、今回調べてみました。どんな傾向が出るのか楽しみです!
第3位:ショパン
ピアノの詩人、ショパンがランクイン!
ピアノ作品の名曲を大量に生み出したので、ピアノに馴染み深い日本人の場合、よく耳にするのかもしれませんね。
「好きな作曲家、多すぎて選べません!ショパンにしたのは、娘がよく弾いていたからです」(40代女性)、「子供の頃ピアノを習っていて、練習曲をよく弾いていたから」(50代女性)、「フィギュアスケートで使われていたから」(40代女性)というコメントからも窺えます。好きな曲は子犬のワルツ、幻想即興曲、英雄ポロネーズ、別れの曲、エチュードなどが挙げられていました。
新進気鋭のピアニスト、トリフォノフ氏の「舟歌」の演奏をどうぞ。
ショパン弾きで有名な巨匠ピアニストといえば、ホロヴィッツまたはルービンシュタインが有名ですが、たいてい好みはどちらかに別れるそうです。あなたはどちら派?
第2位:ベートーヴェン
3位から約300票の差をつけて、ベートーヴェンが第2位!
「第九が有名だから」(40代男性)というコメントを見て、確かにある意味年末のテーマソングだなぁという気持ちに。
「ベートーヴェン=運命」(60代男性)、「これしかないでしょ?」(50代男性)というように、認知度は圧倒的です。コメントに書かれていた好きな曲は、月光ソナタ、悲愴ソナタ、交響曲5番など。ベートーヴェンの音楽はクラシックの王道であるのは間違いないのですが、「嫌いだから弾きたくない」と公言したピアニスト(サンソン・フランソワ)もいたりするので、好みは様々だなあと痛感します。
曲は悲愴ソナタ2楽章です。曲名でピンとこなくても、聴いてみたら「あー、知ってる」という人は多いかも。