今回はウェブアンケートにて総勢10,016名に調査した<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食べ物編Part2】>を発表します。「メリケン粉」ってどんな粉?「関東煮」は何を煮ている?「かやくごはん」には何が入っているの?など、気になる方はさっそくランキングをチェック!
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関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食べ物編Part2】
TOP10
TOP10
- 1位まむし(うなぎ) (1,664票)
- 2位御座候(今川焼) (1,124票)
- 3位おかいさん(お粥) (682票)
- 4位関東炊き/関東煮(おでん) (622票)
- 5位かやくごはん(炊き込みご飯) (574票)
- 6位ヘレカツ(ヒレカツ) (560票)
- 7位菊菜(春菊) (548票)
- 8位バッテラ(サバなどの押し寿司) (530票)
- 9位メリケン粉(小麦粉) (482票)
- 10位かしわ(鶏肉) (472票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食べ物編Part2】>のアンケート結果を集計。※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,016名/調査日:2024年1月16日
目次
第1位:まむし(うなぎ)(1,664票)
- うなぎ…って理解するには難しいものがあるかも~
- 全国の人はまむしと言えば蛇のマムシのことだと思ってしまいます
- 初めて聞くとビックリする
まだら模様のアレ…ではありません!1位は「まむし(うなぎ)」!
蛇が苦手な人でなくても「まむしを食べよう」と言われたら驚いてしまいますね。「まむし」と呼ばれているのは、ご飯の間にうなぎを入れて蒸した「間蒸し」が由来という説や、「鰻飯(まんめし)」から変化したという説、うなぎの蒲焼を切ったものをご飯に「まぶし」たことから、という説も。ちなみに「まむし丼」を頼んで、ご飯の上にうなぎがのっていなくても慌てなくて大丈夫。その場合はご飯の間に入っているので、箸でうなぎを発掘してみてください!第2位:御座候(今川焼)(1,124票)
画像はX(@MKofficial_PR)から引用 《拡大》
- 日本中で呼び名が違うらしいのでややこしいと思います
- 御座候が食べ物に結びつかない
- いや、おやきだべさ?(ケンカになるからこの食品の話題はやめよう)
実は店名が由来だった!2位は「御座候(今川焼)」!
全国各地でいろいろな名前で呼ばれている食べ物、今川焼(主に関東での名称)。それぞれの地域ごとに呼び名があり、名前自体に愛着もありますね。関西では「御座候(ござそうろう)」という立派な名前がついていますが、これは実は販売店の名前。こちらのお店が北海道産あずきなど、こだわりの材料で作って販売したところ、他とは違うと評判になり、商品自体がお店の名前で呼ばれるようになったとか。今川焼と御座候、食べ比べても面白いかもしれませんね!第3位:おかいさん(お粥)(682票)
画像はX(@Sankei_news)から引用 《拡大》
- 人の名前みたいですね
- 聞いただけじゃ、何の食べ物かわからない
- 岡井さん…?
食べるとホッとします!3位は「おかいさん(お粥)」!
関西では「おかいさん」は「お粥」、特に「茶粥」のことを意味します。細かい作り方は地域によっても違いますが、大まかな流れとしては番茶やほうじ茶を煮出し、ご飯を入れて炊いて作ります。カボチャやサツマイモなどを加えることも。プラスアルファを工夫することでいろいろな味が楽しめるので、寒い日の朝食にもピッタリですね!第4位:関東炊き/関東煮(おでん)(622票)
画像はX(@seraijp)から引用 《拡大》
4位は「関東炊き/関東煮(おでん)」!
- これはカルチャーショックだった。駄菓子屋で売ってた
- 初めてこの言葉を聞いた時、びっくりした
関西では「関東炊き」「関東煮」とも呼ばれる「おでん」ですが、味付けや具材の面で関西と関東では違いがあります。関東では味付けに濃口しょうゆを使い、「ちくわぶ」や「はんぺん」が入っています。関西では薄口しょうゆを使った少し甘めの味付けで、関東ではあまり使われない「牛すじ」や、時には「さえずり」や「コロ」と呼ばれるクジラの肉が入っていることも。関西の食文化として発展しているのに、名前は「関東煮」なままなのが面白いですね!
第5位:かやくごはん(炊き込みご飯)(574票)
画像はX(@fashionpressnet)から引用 《拡大》
5位は「かやくごはん(炊き込みご飯)」!
- 火薬ごはんかと思いました
- 最初聞いた時はご飯が爆発するのかと思いました
「炊き込みご飯」のことを方言で「かやくごはん」と言います。口に入れたらパチパチ弾けそうな名前ですが、実際は普通の「炊き込みご飯」です。「かやく」は漢字で書くと「加薬」。薬問屋がたくさんあった大阪では、漢方で使われていた「薬の効果を補助するもの」という意味の「加薬」という言葉が、肉や野菜、薬味などの具材を意味するようになりました!
第6位:ヘレカツ(ヒレカツ)(560票)
画像はX(@walkerplus_news)から引用 《拡大》
6位は「ヘレカツ(ヒレカツ)」!
- どんなアクセントなのか聞いてみたい
- 最初聞いたとき、『なんじゃ?』って思った
「ヒレカツ」の「ヒレ」はフランス語の「filet」。牛や豚の、腰から背中にかけて脂肪が少ない部分の肉のことですが、関西の方言での「ヘレカツ」の「ヘレ」も元々は「filet」が由来。これを知っておけば関西で「ヘレカツ」表記を見ても、どんな料理か悩まなくてすみますね!
第7位:菊菜(春菊)(548票)
画像はX(@doiyoshiharu)から引用 《拡大》
7位は「菊菜(春菊)」!
- 別の青菜かと思ってました
- これは単純に聞いたことがなかったです
「菊菜(きくな)」とは「春菊(しゅんぎく)」のこと。ただし、関西の「菊菜」は関東の物よりも葉が柔らかく、サラダなど生で食べるのに向いているのだとか。逆に関東の「春菊」は香りが強めで葉や茎がしっかりしているため天ぷらで食べるのが美味しいようです。食べ比べをしてみたいですね!
第8位:バッテラ(サバなどの押し寿司)(530票)
画像はX(@MAFF_JAPAN)から引用 《拡大》
8位は「バッテラ(サバなどの押し寿司)」!
- サバが連想できない
「バッテラ」とは、型を使い、サバ(鯖)などの魚とご飯で作る押し寿司のこと。明治時代に、舟の形を模した型で作った押し寿司を見た寿司店の客が、ポルトガル語で「小舟」を意味する「bateira」と呼び、今日でも「バッテラ」と呼ばれるようになったのだとか!
第9位:メリケン粉(小麦粉)(482票)
9位は「メリケン粉(小麦粉)」!
- 関東では言わないのかな?
「メリケン粉」は方言で「小麦粉」のこと。明治時代、アメリカから輸入していた小麦粉はパンを作るのに向いていて、そうではない日本産の小麦粉は「うどん粉」と呼ばれアメリカ産のものと区別されていました。「メリケン粉」という名称は「American」が「メリケン」に聞こえたため、という説が有力です。現在、方言で使われる「メリケン粉」という名称には産地での区別はなく、「小麦粉」全般のことを言います!
第10位:かしわ(鶏肉)(472票)
10位は「かしわ(鶏肉)」!
- かしわが何故鶏肉なのか
関西だけでなく、中部地方の一部や九州でも使われている方言「かしわ」。「生類憐みの令」が出された江戸時代、肉の名前を言い換えることによって処罰から逃れていました。鶏肉を「かしわ」と呼んでいたのもその隠語だったと言われています。その後、関西などでは方言として呼び名が定着したそうです!
関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食べ物編Part2】ベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,016名が選んだ<関西弁!意味が難しい「関西の方言」ランキング【食べ物編Part2】>でした。
編集者:武田
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,016名
調査日:2024年1月16日
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,016名
調査日:2024年1月16日