今回はウェブアンケートにて総勢9,017名に調査した<30代以上が選ぶ!「高校野球」夏の名勝負ランキング>を発表します。ドラマチックで見る者の感動を呼ぶ高校野球。球児たちのひたむきなプレーが、そうさせるのでしょう。奇跡の逆転劇や追いつ追われつの大熱戦、白熱の延長戦など数え切れないほどの名勝負が繰り広げられてきました。あなたにとって夏の甲子園の名勝負はどれですか?さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位第88回大会・決勝「早実1ー1駒大苫小牧」「早実4ー3駒大苫小牧」/決勝再試合の死闘!ハンカチ王子がマー君に投げ勝ち早実V (814票)
- 2位第51回大会・決勝「松山商0-0三沢」「松山商4ー2三沢」/決勝戦初の引き分け再試合。三沢のエース・太田幸司が奮闘 (641票)
- 3位第80回大会・決勝「横浜高3ー0京都成章」/横浜のエース・松坂が決勝では59年ぶりとなるノーヒットノーランを達成 (604票)
- 4位第61回大会・3回戦「箕島4ー3星稜」 (460票)
- 5位第80回大会・準々決勝「横浜9ー7PL学園」 (438票)
- 6位第74回大会・2回戦「明徳義塾3ー2星稜」 (374票)
- 7位第104回大会・決勝「仙台育英8ー1下関国際」 (265票)
- 8位第91回大会・決勝「中京大中京10ー9日本文理」 (237票)
- 9位第64回大会・準々決勝「池田14ー2早実」 (236票)
- 10位第86回大会・決勝「駒大苫小牧13ー10済美」 (235票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<30代以上が選ぶ!「高校野球」夏の名勝負ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:30代以上の男女(性別回答しないを含む)9,017名/調査日:2023年7月19日
第1位:第88回大会・決勝「早実1ー1駒大苫小牧」「早実4ー3駒大苫小牧」/決勝再試合の死闘!ハンカチ王子がマー君に投げ勝ち早実V(814票)
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- 斎藤佑樹さんとまーくん、すごかったね。一生忘れない戦い
- もうどっちも優勝でいいだろうって思うほど。この年の大会は本当に神ってた
- 投手の限界を超えた投げ合い、感動したのを鮮明に憶えてます。凄かった
- これ以上あるかと思うほどの熱い試合だった。まさに夏の名勝負!
夏初制覇か夏3連覇か!1位は【第88回大会・決勝「早実1ー1駒大苫小牧」「早実4ー3駒大苫小牧」/決勝再試合の死闘!ハンカチ王子がマー君に投げ勝ち早実V】!
2006年夏の早稲田実業学校高等部と駒澤大学附属苫小牧高等学校の決勝戦が1位にランクインしました。「ハンカチ王子」の異名でフィーバーを巻き起こした早稲田実業高の斎藤佑樹さんと、大会屈指の好投手・駒大苫小牧高の田中将大選手が激突。しかも早稲田実業高は夏初制覇、駒大苫小牧高は夏3連覇がかかっており、日本列島が注目する一戦になりました。延長15回1-1で37年ぶりに決勝引き分け再試合になると、早稲田実業高が翌日の試合を4-3で勝利し悲願を成就。大会後もフィーバーは収まらず、連日ワイドショーで取り上げられるほどでした。
第2位:第51回大会・決勝「松山商0-0三沢」「松山商4ー2三沢」/決勝戦初の引き分け再試合。三沢のエース・太田幸司が奮闘(641票)
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- 当時、私も高校3年生。太田君の乗った列車が盛岡駅に停車するので、女子高生がホームに群がり大フィーバーでした
- この時代の名勝負、語り継がれています
- 10代のころにテレビで見て、今も記憶に残る試合です
- 懐かしい!この試合を見て野球部に入ろうと思った
「0」が並ぶこと36個!2位は【第51回大会・決勝「松山商0-0三沢」「松山商4ー2三沢」/決勝戦初の引き分け再試合。三沢のエース・太田幸司が奮闘】!
息詰まる投手戦は互いに譲らず延長18回の引き分け。テレビにかじりついた多くの人が「どちらも負けなくてよかった」と感じたと言われる一戦が、1969年の愛媛県立松山商業高等学校と青森県立三沢高等学校の決勝です。松山商高の井上明さんと三沢高の太田幸司さんのエース同士が熱投。松山商高は再三のサヨナラ負けのピンチをしのぎ0ー0のドローとなり、翌日再試合が行われます。この試合を松山商高が制し優勝を飾りました。敗れはしたものの大健闘の三沢高の太田さんは「コーちゃん」と呼ばれ、元祖甲子園のアイドルになります。
第3位:第80回大会・決勝「横浜高3ー0京都成章」/横浜のエース・松坂が決勝では59年ぶりとなるノーヒットノーランを達成(604票)
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- この年は松坂の独り舞台でした。まさに怪物でした
- 松坂大輔のノーノーは圧巻でした。高校生が甲子園で成し遂げるんですからね!まさに『平成の怪物』です
- 衝撃的だった
- 決勝でのノーヒットノーランは凄すぎるよ
漫画を超えた「松坂甲子園伝説」ここに完結!3位は【第80回大会・決勝「横浜高3ー0京都成章」/横浜のエース・松坂が決勝では59年ぶりとなるノーヒットノーランを達成】!
第5回WBCの侍ジャパンの優勝は、大谷翔平選手らの活躍で漫画を超えた展開と言われました。それに匹敵するのが1998年夏の横浜高等学校です。準々決勝からの3戦は漫画以上と称される名勝負の連続でした。京都成章高等学校との決勝戦はその完結編と言えるかもしれません。延長17回の死闘となった準々決勝と、6点差を8、9回で逆転した準決勝を経て松坂大輔さんが決勝でノーヒットノーランを達成。春夏連覇を成し遂げたのです。「平成の怪物」最高のエンディングでしょう。
第4位:第61回大会・3回戦「箕島4ー3星稜」(460票)
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4位は【第61回大会・3回戦「箕島4ー3星稜」/死闘18回!語り継がれる伝説の一戦】!
- いまだ史上最高の試合だと思う
- この試合だけは忘れられない、試合を夢中で観ていて夕食もとらず腹が減って腹が減って、でも最高に興奮したゲームでした
- 延長戦になって、とられれば終わりのファールフライを落球、その後同点ホームランなんて、マンガみたい
- 奇跡的プレーの連続。他にない
ドラマ満載で高校野球史上最高の試合とも称されるのが1979年夏の3回戦、和歌山県立箕島高等学校と星稜高等学校の延長18回の死闘です。星稜高が4回、12回、16回に1点ずつ取りますが、箕島高もその裏に同点に追いつく攻防。12回は2アウトからの予告ホームランで同点。16回もファウルフライを一塁手が転倒し落球。その後に同点弾という劇的展開でした。迎えた18回に箕島高がサヨナラ勝ち。NHK教育テレビ(現・Eテレ)で放送され驚異の視聴率30.6%を記録しました。
第5位:第80回大会・準々決勝「横浜9ー7PL学園」(438票)
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5位は【第80回大会・準々決勝「横浜9ー7PL学園」/東西横綱延長17回の死闘!松坂魂の250球】!
- 今でも覚えてます。松坂一人で250球投げて勝った試合。はらはらでした
- いつ終わるかわからずドキドキした
- 松坂すごかったなぁ
1998年の夏の準々決勝、横浜高等学校とPL学園高等学校の一戦が高校野球の歴史を変えました。5-5で延長に入ると点を取っては取られる展開。17回に横浜高が2ランで勝ち越し、その裏を松坂大輔さんが抑え9-7で勝利します。しかし250球を投げ切った松坂さんは疲労困憊でガッツポーズもできませんでした。この試合がきっかけの一つとなり延長戦は15回までに短縮され、今ではタイブレーク制が採用されています。
第6位:第74回大会・2回戦「明徳義塾3ー2星稜」(374票)
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6位は【第74回大会・2回戦「明徳義塾3ー2星稜」/伝説の松井秀喜5打席連続敬遠】!
- 松井の悔しそうな顔が忘れられない
- 地元ではみんなテレビに釘付けでした
- 勝負に勝つためとはいえ、勝負して欲しい気持ちもあり、勝負の世界は難しい!と思った記憶がある
1992年夏の2回戦で対戦した明徳義塾高等学校と星稜高等学校。あまりにも有名な「松井5打席連続敬遠」の試合です。一度もバットを振らずに甲子園を去ることになった松井秀喜さんですが、それだけ規格外な打者だったという証しです。のちに松井さんは「エネルギーになり逆に感謝しています」と語っています。
第7位:第104回大会・決勝「仙台育英8ー1下関国際」(265票)
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7位は【第104回大会・決勝「仙台育英8ー1下関国際」/深紅の優勝旗ついに白河の関越えた!仙台育英初優勝】!
- 地元ですから、白河の関越えは悲願!もうそれはそれはお祭り騒ぎでした!
- 自分の目が黒いうちに優勝を拝めるとは思わなかった
- 優勝してないことに違和感があるくらい常連校だったので、印象に残っています
深紅の優勝旗が白河の関を越えた一戦が2022年夏の仙台育英学園高等学校と下関国際高等学校の決勝戦です。それまで何度も白河の関をまたぎかけましたが、そのたび厚い壁に阻まれてきた宮城県勢。ベンチ入り投手全員が140キロ超えの強力投手陣を軸に仙台育英高が優勝を果たします。下関国際高も準々決勝で大阪桐蔭高等学校から金星を挙げ、大健闘の準優勝でした。
第8位:第91回大会・決勝「中京大中京10ー9日本文理」(237票)
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8位は【第91回大会・決勝「中京大中京10ー9日本文理」/9回二死からの大逆襲!日本文理の夏はまだ終わらない】!
- 最後は感動の涙!
- 試合を見てあんなに泣けたことはない
- 歴代の試合でも一番のハラハラ感だった
両校とも勝者のような一戦でした。2009年夏の決勝は中京大学附属中京高等学校と日本文理高等学校が激突。4ー10で迎えた9回、6点を追う日本文理高は2アウトから猛追。5点を挙げ1点差まで詰め寄りますがあと一歩届かず。負けた日本文理高も勝った雰囲気で終えられる、敗者なき決勝戦になりました。
第9位:第64回大会・準々決勝「池田14ー2早実」(236票)
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9位は【第64回大会・準々決勝「池田14ー2早実」/高校野球を変えた池田やまびこ打線】!
- 当時甲子園のアイドルだった荒木大輔を木っ端微塵に打ち込んだやまびこ打線は衝撃だった
- 蔦監督を思い出します。池田高校の強さが光った試合ですね
- 爽やかイレブン!
接戦が予想された試合が思わぬ大差となってしまうことはよくありますが、この2校の対戦がまさにそうでした。1982年の夏、準々決勝で荒木大輔さんを擁する早稲田実業学校高等部と徳島県立池田高等学校が激突。事実上の決勝戦と言われましたが、14ー2で蔦文也監督がつくり上げた「やまびこ打線」の池田高が勝利。荒木さんは無冠のスターとたたえられました。
第10位:第86回大会・決勝「駒大苫小牧13ー10済美」(235票)
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10位は【第86回大会・決勝「駒大苫小牧13ー10済美」/乱打戦を制し駒大苫小牧が北海道勢初優勝】!
- 北海道の学校が優勝するなんて思ってもいなくて、駅前やスーパーは大盛りあがりだった
- 地元北海道に優勝旗ですよ!ビックリです
- 道民ですが、あちこちで凄い歓声があがる逆転逆転の試合だった
2004年は北海道の野球界にとって重要な1年になりました。北海道日本ハムファイターズが移転してきて、夏の甲子園では駒澤大学附属苫小牧高等学校が北海道勢で初優勝を飾ったのです。決勝で対戦した済美高等学校もその年のセンバツで初出場初優勝したばかり。両校打ち合いの激戦の末、駒大苫小牧高に軍配が上がりました。
30代以上が選ぶ!「高校野球」夏の名勝負ランキングベスト10
以上、30代以上の男女(性別回答しないを含む)9,017名が選んだ<30代以上が選ぶ!「高校野球」夏の名勝負ランキング>でした。
有効回答者数:30代以上の男女(性別回答しないを含む)9,017名
調査日:2023年7月19日