第8位:ダンケルク(507票)
- 戦争という題材を通して人間の葛藤を表現していたから
- ノーランは『焦り』を描くのが上手いと思う。ダンケルクはひとつの頂点
- これは映画館で観て大正解の壮大なスケールの作品。リバイバル上映しないかな
圧倒的リアリティが生む戦争の迫力と恐怖…!第8位はダンケルク!
8位は2017年日本公開映画「ダンケルク」。時代は1940年、第二次世界大戦の緒戦でドイツ軍に包囲されたのがイギリスを中心する連合軍。ヨーロッパ大陸からの撤退戦となる「ダンケルクの戦い」をテーマにしたドキュメンタリー風の映画であり、圧倒的なスケールで描かれた戦争映画としてミリタリーファンと言わず映画ファンにもおすすめの大作です!フィン・ホワイトヘッドが演じた主人公のイギリス陸軍兵士・トミーは生きてイギリスに帰れるのか、ハラハラする展開が続きますが、なんといってもすごいのはリアリティにあふれた戦争描写。印象に残る空撮シーンは本物のスピットファイア戦闘機を使用しており、とてつもない迫力と緊張感が伝わってきます!「本物」にこだわるノーラン監督のこだわりに圧倒され、その執念もあって第90回アカデミー賞では編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞しました!
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第7位:インソムニア(565票)
- アル・パチーノの渋さが引き立っている
- 他のノーラン作品に比べて大人しめかな。でも静かな緊迫感が好きです
- 王道重厚なサスペンス。ロビン・ウィリアムズが恐ろしかった
静かに展開する王道サスペンス!第7位はインソムニア!
7位は2002年日本公開映画「インソムニア」。ノルウェーで製作された同名映画のリメイク作品であり、主演に起用されたのは渋い演技が光るアル・パチーノ!加えて、本作では狂気的な演技を見せたロビン・ウィリアムズ、上記した2人と並んでオスカー賞の受賞経験もあるヒラリー・スワンクと豪華な役者がずらりと並びました。「不眠症」の意味をもつ作品タイトルどおり、アル・パチーノ演じるベテラン刑事が不眠症に陥り、とある事件に関わっていく物語は地味ながらも緊迫感のあるサスペンスといった雰囲気で、人の心理を巧みに描いた演出面の上手さもあって思わず映画に引き込まれる魅力あり!不眠症で疲れていくアル・パチーノの苦悩や焦燥感を感じさせる演技はヤバすぎます…。
第6位:プレステージ(567票)
- 大好きな洋画
- 豪華キャストと美しい映像。怒涛の伏線回収。一番好き!
- 男同士の嫉妬劇。展開が衝撃すぎてTVの前で声が出た
「これぞ映画!」という魅力が詰まった騙し合い!第6位はプレステージ!
6位は2007年日本公開映画「プレステージ」。19世紀末のロンドンを舞台に、ヒュー・ジャックマン演じるマジシャンのアンジャー、同じくマジシャンでクリスチャン・ベイル演じるボーデンの2人を中心に描かれた因縁劇であり、その結末に驚きの声が多数上がったサスペンス映画です。プロマジシャンとして生きる男同士の嫉妬がこれでもかと描かれ、お互いを貶めたいと徐々に嫌がらせがエスカレートしていく様子はヘタなホラー映画より恐ろしいとも言われます。そして、本作を名作たらしめたのが丁寧に回収されていく伏線と終盤の展開。「そんなんアリか!?」なんて声を出してツッコミを入れてしまうこと間違いなしの驚愕展開の連続です!豪華なセットや映像面の美しさも話題となり、第79回アカデミー賞では撮影賞と美術賞にノミネートされましたが、観客の心を巧みに操るノーラン監督は本作における一番の奇術師と言えるかもしれませんね(笑)
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