後世に伝えたい名作アニメ邦画ランキング【ジブリ作品を除く】TOP20!
15位から11位を発表!あなたが後世に伝えたいと思う、いつ見ても色あせない名作アニメ邦画は何位?注目の集計結果、ぜひご覧ください!
第15位:うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984)(153票)
押井守監督が手がけた、「うる星やつら」劇場版の第2作にあたる作品。テレビアニメシリーズからつながる、あたるくんとラムちゃんによるラブコメディかと思いきや、SFのような不思議なストーリーが展開されます。夢がずーっと続く感じ、虚構の世界が無限ループする感じで広がっていき、うる星やつらシリーズに新たなイメージを作り上げました。押井監督の知名度を高めた重要な作品です。1984年(昭和59年)公開。
第13位:時をかける少女(2006)(162票)※同率
筒井康隆さんの同名小説を原作とした、時間を飛び越える能力を持った女子高生が主人公のSFファンタジー作品。細田守監督によって、原作の約20年後の世界に舞台を置き換えて展開されるストーリーとなっています。時をまたぐ”タイムリープ”ものってSF作品の定番とも言えますが、この作品の魅力は主人公の恋愛や青春を丁寧に描いた学園ドラマとしても上質な仕上がりになっているところ。キュンと切ない気持ちを抑えきれなくなるファンタジーです。2006年(平成18年)公開。
第13位:PERFECT BLUE(1998)(162票)※同率
18位の「パプリカ」を監督した今敏さんによる作品。アイドルを主人公としたホラーアニメで、海外の映画祭でも数多くの評価を受け、今敏監督の知名度を高めるきっかけとなった作品です。暴力や狂気が今監督ならではの美しい映像で表現されており、その美しさゆえにショッキングで深い感情をもたらします。日本国内ではR-15指定となっており、刺激強めの作品になっていますが、しっかりと記憶や印象が残る作品です。1998年(平成10年)公開。
第12位:サマーウォーズ(2009)(174票)
13位「時をかける少女」を手がけた細田守監督によるオリジナル作品。インターネット空間の中で暴走を始めたAIを、ある高校生が制圧に挑もうとするストーリーです。郷愁を誘う日本の原風景的なロケーションと、ネットワークの世界に入り込んで戦っていくシーンの対比は、リアルとサイバーの境界があいまいになったような感覚を覚えます。2009年(平成21年)公開の作品ですが、現在そして未来社会の世界観を予見するようなアニメとして高く評価されています。
第11位:銀河鉄道の夜(1985)(176票)
宮沢賢治さんの有名な童話が、擬人化された猫を登場人物としたアニメに仕立てられた作品。詩的とも言える原作の抒情的な世界が、落ち着いた色合いの作画、選び抜かれた台詞、そしてどこかエスニックな響きをもった音楽で表現されています。童話と言っても、大人こそがおだやかな気持ちで味わうべき童話。文学の豊かさが映像として美しく表現された稀有な例としていつまでも語り継がれるべき作品です。1985年(昭和60年)公開。