今回は<日本馬の歴代「獲得賞金」ランキング>を調査しました。レースによって賞金額が違う競馬。有馬記念やジャパンカップにもなると1着賞金が5億円にも上ります。しかし上には上があり、サウジカップの1着賞金は14億円超といいますから驚きの一言。
さっそくランキングをチェック!
※2024年3月末時点のデータです。
TOP10
- 1位ウシュバテソーロ/22億1567万8200円
- 2位イクイノックス/22億1544万6100円
- 3位アーモンドアイ/19億1526万3900円
- 4位キタサンブラック/18億7684万3000円
- 5位パンサラッサ/18億4466万3200円
- 6位テイエムオペラオー/18億3518万9000円
- 7位ジェンティルドンナ/17億2603万400円
- 8位オルフェーヴル/15億7621万3000円
- 9位ブエナビスタ/14億7886万9700円
- 10位ディープインパクト/14億5455万1000円
第1位:ウシュバテソーロ/22億1567万8200円
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ダートに転向して才能が開花!1位はウシュバテソーロ/22億1567万8200円!
2024年3月に行われたドバイワールドカップで2着に好走したウシュバテソーロ。賞金約3億4000万円を加算して日本競走馬の獲得賞金で歴代1位に浮上しました。2022年春にダートに転向すると才能が開花。東京大賞典や2023年のドバイワールドカップなどを制し、一気に賞金ランク上位に躍進しました。ドバイワールドカップの連覇はなりませんでしたが、世界最強馬といわれたイクイノックスを獲得賞金で抜く快挙でした!
第2位:イクイノックス/22億1544万6100円
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賞金額で初の大台に足を踏み入れた最強馬!2位はイクイノックス/22億1544万6100円!
GI6連勝などの輝かしい成績で獲得賞金歴代2位の座に就いたイクイノックス。日本が世界に誇る最強馬です。2023年のジャパンカップに出走すると、三冠牝馬のリバティアイランドに4馬身差をつける完勝劇。3月までは獲得賞金10位にも入っていなかった競走馬が、11月には一気にトップに踊り出ました。結局これが最後のレースとなりましたが、10戦8勝の戦績以上に残した印象は衝撃的。完全無欠の走りで、日本馬初めての賞金20億円超えを果たしました。
第3位:アーモンドアイ/19億1526万3900円
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有終の美でキタサンブラック超え達成!3位はアーモンドアイ/19億1526万3900円!
イクイノックスに抜かれるまでは獲得賞金1位だったアーモンドアイ。芝GI最多の9勝をマークした名牝です。馬名の意味は「美人とされる目の形」でおとなしい牝馬だったといいますが、レースになると爆発的な末脚を披露。2018年のジャパンカップでは2分20秒6の世界レコードで優勝し、競馬ファンを驚かせました。引退レースとなった2020年のジャパンカップで三冠馬3頭の対決を制し、有終の美を飾っています。
第4位:キタサンブラック/18億7684万3000円
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4位はキタサンブラック/18億7684万3000円!
引退レースとなった2017年の有馬記念で見事優勝し、GI7勝目をマークしたキタサンブラック。テイエムオペラオーを上回る当時の獲得賞金1位となりました。歌手の北島三郎さんの所有馬として2015年にデビューすると菊花賞を制覇。その後もファンの期待に応え続けます。種牡馬としてもイクイノックスを送り出し、父子で賞金ランキング上位を形成。引退後も輝きは失われていないスターホースです。
第5位:パンサラッサ/18億4466万3200円
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5位はパンサラッサ/18億4466万3200円
2023年、日本調教馬として初めて世界最高賞金額のレースのサウジカップで優勝。わずか1分50秒で13億円超を稼ぎ世界をアッと言わせた競走馬がパンサラッサです。スタミナとスピードを武器に芝、ダートの両方が得意な二刀流。2022年にはドバイターフでGI初優勝を飾っています。この年の天皇賞・秋では世界最強馬のイクイノックスをゴール寸前まで苦しめたことでも知られています。
第6位:テイエムオペラオー/18億3518万9000円
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6位はテイエムオペラオー/18億3518万9000円
20世紀最後の年である2000年にとんでもない強さを披露したことから、世紀末覇王と呼ばれたテイエムオペラオー。その年は8戦全勝ですから納得の二つ名です。獲得賞金は18億円超ですが、賞金額が高騰した現在に同じレースで獲得する賞金を換算すると、トップになるというデータもあります。記録にも記憶にも残る名馬でした。
第7位:ジェンティルドンナ/17億2603万400円
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7位はジェンティルドンナ/17億2603万400円
2014年の有馬記念を制し当時歴代2位、牝馬としてはトップとなる賞金獲得額を達成して引退したジェンティルドンナ。貴婦人と呼ばれた名牝にふさわしいラストランでした。ジャパンカップを連覇するなどGI通算7勝で、ドバイシーマクラシックも制しています。また史上4頭目となる牝馬三冠にも輝きました。
第8位:オルフェーヴル/15億7621万3000円
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8位はオルフェーヴル/15億7621万3000円
型破りな強さともろさが同居したオルフェーヴル。ファンに驚きと興奮、感動を与えてくれました。史上7頭目の三冠馬はとんでもない強さを見せたかと思えば騎手を振り落としたり逸走したり。破天荒さがファンの心をつかんだようです。獲得賞金は15億円超ですが、数字では計れないロマンがありました。
第9位:ブエナビスタ/14億7886万9700円
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9位はブエナビスタ/14億7886万9700円
当時の牝馬1位となる生涯獲得賞金を達成したブエナビスタ。懸命に走る姿に勇気付けられたファンも多い名牝です。2008年にデビューすると2009年に桜花賞とオークスを制し牝馬クラシック2冠を達成。その後も安定した強さを披露すると、デビューから19戦連続1番人気という大記録も樹立しています。
第10位:ディープインパクト/14億5455万1000円
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10位はディープインパクト/14億5455万1000円
末脚の速さは「飛ぶ」と表現されたディープインパクト。近代競馬の最高傑作とも称されるレジェンドホースです。無敗の三冠、GI7勝など多くの記録を残し競馬ファンに与えた「インパクト」は計り知れません。ディープインパクトは4歳という若さで引退したのにもかかわらず、14億円超えの獲得賞金額はすごい!