今回はウェブアンケートにて総勢9,890名に調査した<広島東洋カープ「歴代最強ピッチャー」ランキング>を発表します。広島東洋カープには「3文字投手」の系譜が脈々と息づいています。長谷川良平さん、安仁屋宗八さん、外木場義郎さん、北別府学さん、佐々岡真司さん、そして現役の大瀬良大地選手と頼りになるエースばかり。何人が10位以内に入っているでしょうか?もちろん3文字以外の優秀な投手も大勢います!さっそくランキングをチェック!
※広島東洋カープに加え、広島カープ時代に在籍した選手も含めて調査しています。
TOP10
- 1位江夏豊 (2,140票)
- 2位北別府学 (1,140票)
- 3位黒田博樹 (788票)
- 4位津田恒実 (716票)
- 5位大野豊 (490票)
- 6位外木場義郎 (428票)
- 7位川口和久 (326票)
- 8位安仁屋宗八 (300票)
- 9位池谷公二郎 (252票)
- 10位クリス・ジョンソン (234票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<広島東洋カープ「歴代最強ピッチャー」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,890名/調査日:2023年8月25日
第1位:江夏豊(2,140票)
画像はX(@numberweb)から引用 《拡大》
- 江夏は凄すぎます
- 広島時代の江夏、好きだった。江夏の21球!
- この人を挙げないわけにはいかないでしょう…。数々の記録を塗り替えたのではないでしょうか?
- オールスター戦で、9連続三振を取ったから!
初めての優勝、衣笠との出会い…カープ時代が一番楽しかった!1位は江夏豊さん!
1978年から1980年までたった3年間しか広島東洋カープに在籍していない江夏さんですが、その間、守護神として強烈な印象を残しました。多くの人が知る「江夏の21球」は伝説中の伝説です。1979年の近鉄バファローズとの日本シリーズ第7戦、9回に無死満塁のピンチを切り抜けチーム初の日本一に導いた江夏さん。これ以降「江夏=絶対守護神」は野球ファンの共通認識になりました。阪神タイガースなど5球団を渡り歩いた江夏さんですが、現役生活を振り返り、一番楽しかったのは「広島に尽きます」と声を大にしています。また衣笠祥雄さんという盟友にも広島で出会っています。
第2位:北別府学(1,140票)
画像はX(@nikkei)から引用 《拡大》
- 素晴らしいピッチャーだった
- 背番号20。大好きでした!
- 精密機械並みのコントロール、広島初の200勝!
- ありがとう!北別府学さん!
3文字エース受け継いだ20世紀最後の200勝投手!2位は北別府学さん!
精密機械と言われる抜群のコントロールで通算213勝を挙げた北別府さん。広島東洋カープの黄金時代に貢献しました。1975年のドラフトで1位指名され、3年目の1978年には初の2ケタ勝利を挙げると、1982年に20勝で沢村賞、優勝した1986年にも2度目の沢村賞に輝いています。見た目は赤いほっぺで人がよさそうですが、すさまじいプロ根性の持ち主で、先発する時は準備の段階から人を寄せ付けないオーラを発していたそうです。妥協を許さない姿勢が20世紀最後の200勝投手を生んだのでしょう。
第3位:黒田博樹(788票)
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- ここ最近の生ける伝説
- 男気もあって、人としても素晴らしい
- 大リーグで実績がある
- メジャー残留蹴って、広島に戻って活躍した!
年俸20億円よりもカープで優勝を選んだ男!3位は黒田博樹さん!
2007年オフ、前年にファンの声で権利行使を踏みとどまったFA権を使いロサンゼルス・ドジャースに移籍した黒田さん。メジャーでもローテーション投手として活躍し79勝を挙げました。2014年オフにFAとなり、黒田さんが選んだ球団はなんと広島東洋カープ。メジャー球団からの20億円以上ともいわれる高額の年俸を袖にしての古巣復帰に、広島ファンは感涙ものの大歓迎。「男気」という言葉が流行したほどでした。それまで日本で優勝したことがなかった黒田さんでしたが2016年にチーム25年ぶりVに貢献。これを置き土産にユニホームを脱いだ日米通算203勝のレジェンドです。
名前 | 黒田 博樹(くろだ ひろき) |
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生年月日、 星座、 干支 | 1975/02/10、みずがめ座、卯年 |
血液型 | B型 |
出身地 | 大阪府 |
身長 | 185cm |
公式サイト 公式SNS | |
プロフィール | 専修大学から1996年ドラフト逆指名2位で広島東洋カープに入団。プロ1年目から先発を担いエースに成長。04年、アテネ五輪では中継ぎとして銅メダル獲得に貢献。05年に最多勝、06年に最優秀防御率に輝く。07年、MLBロサンゼルス・ドジャースと契約。実績が高く評価され、12年、名門ニューヨーク・ヤンキースに移籍。安定した投球でローテーションを守り、地区優勝に導いた。14年、MLBで日本人初となる5年連続二桁勝利を達成。15年にはMLBの球団から巨額なオファーを受けるも古巣広島に復帰。16年に悲願のリーグ優勝を果たし引退。背番号15はカープ史上3人目の永久欠番となった。プロ20年間、NPBとMLBの経験者としては歴代最高の日米通算203勝、日米通算イニング数3340.2を記録している。 |
代表作 | NHK『アスリートの魂』(2013) 毎日放送『情熱大陸』(2013・2015) 毎日放送『OFLIFE』(2018~2020) |
職種 | スポーツ |
第4位:津田恒実(716票)
画像はX(@BBMcards)から引用 《拡大》
4位は津田恒実さん!
- 炎のストッパーと言われていただけに、凄かった
- 愛された投手でしたね
- 津田さんは球速のあるすごい抑え投手でした。背番号『14』が懐かしいです
- ツネゴンが、ミスター広島のエースだと思う
一球一球に魂を込め気迫を前面に押し出し打者を打ち取った「炎のストッパー」津田さん。相手が強ければ強いほど燃えました。阪神タイガースのランディ・バースさんはオール直球で3球三振に斬って取られ「津田のストレートはクレージーだ」とお手上げだったといいます。津田さんの渾身のストレートをフルスイングでファウルした読売ジャイアンツの原辰徳さんは左手を骨折。原さんはのちにこのときのスイングを「自分の一番いいスイングだと思っています」と振り返っています。通算49勝90セーブ、防御率3.31ですが残した数字以上に、生き様を感じさせてくれる投手でした。
第5位:大野豊(490票)
画像はX(@SponichiDragons)から引用 《拡大》
5位は大野豊さん!
- 左投げですごかった!
- ピッチャーの大野さんが渋くて良い選手で応援してました
- この人は外せない大エース
- 先発、抑えどちらも活躍していたイメージがある
通算148勝138セーブ、先発に抑えに活躍した大野さんは異色の経歴の投手です。高校卒業後、地元の出雲信用組合に就職、軟式野球部に入部します。1977年2月の春季キャンプ中にテストを受けプロ入りしました。1年目は1試合に登板し奪ったアウトは1つで5失点。防御率135.00と天文学的な数字が残ります。そこから這い上がり、低い重心の独特な投球フォームから繰り出す七色の変化球を武器に沢村賞、最優秀防御率、最多セーブなどを獲得しました。43歳まで現役を続けた投げる人格者です。
第6位:外木場義郎(428票)
画像はX(@BBMcards)から引用 《拡大》
6位は外木場義郎さん!
- 完全試合やノーヒットノーランを達成したすごい投手なので
- ジャイアンツキラーだった
- ノーヒットノーラン3回はすごい!
銀行員風の実直な風貌の外木場さん。1965年にプロ初勝利をノーヒットノーランで飾ると、1968年に完全試合、1972年に3回目のノーヒットノーランを達成し「ミスターノーヒッター」との異名を取りました。1975年には20勝で最多勝利と沢村賞を獲得し、球団創設26年目の初優勝をけん引します。打者が尻もちをついてしまうようなカーブを武器に131勝を挙げました!
第7位:川口和久(326票)
画像はX(@webSportiva)から引用 《拡大》
7位は川口和久さん!
- サウスポー!好きだった
- 投げ方、フォーム、顔、スタイル、すべてカッコよかった
左のエースとして1986年から6年連続2ケタ勝利を挙げるなど一時代を築いた川口さん。どんな打者にも強気で向かっていき、三振を奪いました。精密機械の北別府学さん、七色の変化球の大野豊さん、そして荒れ球が持ち味の川口さんと1980年代の広島東洋カープの投手陣はバラエティー豊かでしたね。巨人キラーとしても知られ33勝を挙げています。ダンディーな風貌で人気を博しました!
名前 | 川口 和久(かわぐち かずひさ) |
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生年月日、 星座、 干支 | 1959/07/08、かに座、亥年 |
血液型 | O型 |
出身地 | 鳥取県 |
身長 | 182cm |
プロフィール | 鳥取城北高を卒業後、社会人野球(デュプロ)を経て1980年にドラフト1位で広島東洋カープへ入団。球威のある速球と落差のあるカーブを武器に、先発左腕として広島黄金時代を支え入団から3年目で15勝をマーク。80年代広島のエースとして活躍し、1986年から6年連続2ケタ勝利をマーク。奪三振王3回、84、86、91年と3度のリーグ優勝に貢献。巨人キラーとしても活躍。広島での131勝は外木場義郎氏と並びチーム4位タイ。1994年オフには球団初のFA権を行使し巨人に移籍。移籍後はリリーフに転向。1996年リーグ優勝の胴上げ投手に。1998年の現役引退後は野球解説者として活躍する。 |
代表作 | 著書『投球論』 著書『反逆の左腕』 著書『フルカウント観戦術』 |
職種 | スポーツ |
第8位:安仁屋宗八(300票)
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8位は安仁屋宗八さん!
- 広島に安仁屋あり!
- 素晴らしい投手だった。懐かしい
白いひげを蓄え今も広島東洋カープを温かく見守るレジェンドOBの安仁屋さん。沖縄出身でプロ1勝目を挙げた際は地元はお祭り騒ぎになったといいます。通算119勝を挙げましたが、そのうちの34勝が読売ジャイアンツ戦。巨人キラーと呼ばれました。1975年の広島初優勝時は阪神タイガースに在籍しており美酒に酔えませんでしたが、1980年に古巣に復帰。優勝を味わうことができました!
第9位:池谷公二郎(252票)
画像はX(@BBMcards)から引用 《拡大》
9位は池谷公二郎さん!
- 格好いいです!
- すごかったよね~
プロ2年目の1975年に18勝を挙げチームの初優勝に貢献した池谷さんは、1976年には20勝をマークし最多勝利と沢村賞を獲得。以降も中心選手として活躍しました。右腕を背中に巻き付けるような独特なフォームから打者に真っ向勝負を挑み、1977年に浴びたホームランは48本。この数字は正々堂々勝負を挑んだ男の勲章です!
第10位:クリス・ジョンソン(234票)
画像はX(@tospo_carp)から引用 《拡大》
10位はクリス・ジョンソンさん!
- 広島は第二の故郷と話してくれて、広島を愛している気持ちが伝わる
- 左腕の最強助っ人!ファンです
広島東洋カープ最強サウスポーの「KJ」ことジョンソンさん。在籍6年間で57勝を挙げ、球団史上初の3連覇をけん引しました。日本デビューは鮮烈でした。2015年開幕直後の東京ヤクルトスワローズ戦で1安打無四球の完封。初登板での準完全試合はNPB初の快挙でした。2016年には15勝を挙げチーム25年ぶりの優勝に貢献し外国人選手2人目の沢村賞も受賞しています。広島を愛し愛された助っ人選手です!
広島東洋カープ「歴代最強ピッチャー」ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)9,890名が選んだ<広島東洋カープ「歴代最強ピッチャー」ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,890名
調査日:2023年8月25日