第4位:原節子
「大変有名なのに、ちゃんと観たことがないから」
「正統派美人でしたね」
「幻想の世界の人みたい」
戦後、日本映画の巨匠の作品に数多く出演された原節子さん。
特に小津安二郎監督による「東京物語」(1953年)は代表作の一つですね。
日本人離れした美貌の持ち主ではありましたが生涯独身を通し、「永遠の処女」と呼ばれていました。
そして42歳にして突然の引退。私生活も一切明かさず、まさに“伝説の女優”となられました。
引退理由についても謎が多く、一説によると「衰えた容姿をさらしたくないから」というものがあります。
年齢を重ねることで生まれる美しさもあるとは思うのですが…、残念です。
第3位:池内淳子
「お母さん役が似合っていた」
「味のある演技で、主役も脇役もこなせたから」
「暖かいお母さんのイメージで憧れていた」
“和服に割烹着”というお姿がパッと浮かびますが、人気女優の一人となったキッカケが、お昼のメロドラマ「日日の背信」(1960年)という作品で不倫愛に悩むヒロインを演じ、驚異的な高視聴率を記録したというのがギャップを感じて面白いですね。
その後は東芝日曜劇場「女と味噌汁」(1965年)という作品で、しっかり者の芸者が味噌汁屋を開業し、笑顔と味噌汁で周囲の人々を温めていくストーリーが評判を呼び、毎回20%以上の視聴率を記録したことから、「20%女優」と呼ばれるようになったんだとか!