今回はウェブアンケートにて総勢10,596名に調査した<地域で呼び名が違って驚く「モノの名前」ランキング>を発表します。日本全国様々な文化があり、同じモノや行為でも地域によって名称が違って驚くことがありますよね!さっそくランキングをチェックしてみましょう!
TOP10
- 1位どちらにしようかな天の神様の言うとおり…に続く言葉 (1,247票)
- 2位ものもらい (919票)
- 3位今川焼き (883票)
- 4位じゃんけんの掛け声 (828票)
- 5位模造紙 (646票)
- 6位自動車教習所 (578票)
- 7位絆創膏 (577票)
- 8位さつま揚げ (571票)
- 9位炊き込みご飯 (505票)
- 10位親指ゲームの掛け声 (502票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<地域で呼び名が違って驚く「モノの名前」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,596名/調査日:2023年6月15日
第1位:どちらにしようかな天の神様の言うとおり…に続く言葉(1,247票)
- これ無限にあるんじゃない⁉
- 地域で全然違うの面白い!
- 子どもの間で広がる時にだんだん変化したんだろうと推察
「これが一番メジャー」が決められないほどのバリエーション!1位は「どちらにしようかな天の神様の言うとおり…」に続く言葉!
複数の中から選ばなければいけないシーンで、ついやってしまうのが対象を順番に指さしながら「どちらにしようかな、天の神様のいうとおり…」。これに続く言葉も、本当に数限りなくパターンがありますね。鉄砲を撃ってみたり、謎の呪文を唱えてみたり、動物や食べ物が登場したり…。もはや自分と同じ言い方をする人を見つけるのが難しいほど。初対面の人が集まった時に「この続きなんて言います?」と話題を振ったら盛り上がること間違いなし!
第2位:ものもらい(919票)
- 病院でめばちこですねって言われて、何かわからなかったのを思い出しました
- もらって嬉しくないものなのに、おひめさまとは…!
- 転勤族でしたから、かなり苦労しました
痛痒くてもこすっちゃダメ!2位はものもらい!
医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼ばれる、まぶたの内側に細菌感染による腫れや痛みを伴う疾患のこと。関東を中心に東日本で多く見られるのは「ものもらい」で、これは他家から食べ物をもらうと治るという言い伝えから。近畿地方に多い「めばちこ」も、これに近い由来や「目をパチパチする」などが語り継がれています。一方、熊本の「おひめさま」、佐賀の「おきゃくさま」、沖縄の「おともだち」など、可愛らしい言い方も!
第3位:今川焼き(883票)
- 別物かと思った
- 私の地元では『二重焼き』と呼びます
- 永遠の話題ですな
名前は違っても美味しさは同じ!3位は今川焼き!
小麦粉で作った皮に餡子をはさんで焼いた手のひらサイズの丸いお菓子。これも、全国的に様々な呼び方が存在していて、その違いがたびたび話題にのぼります。
全国的に割合が多い「大判焼き」や、関西や九州で多い「回転焼き」、広島の「二重焼き」など形や焼き方から命名されているもの。そして関東で多い、江戸・今川橋で売り出されたからという「今川焼き」や、兵庫に多い「御座候(ござそうろう)」は、販売する店舗の屋号や地名が名称になったパターン。これだけ各地で呼ばれ方が違うのは、それぞれの地域で長く愛されてきた証拠とも言えますね!
第4位:じゃんけんの掛け声(828票)
4位はじゃんけんの掛け声!(ちっけった・いんじゃん・じゃんけんしょっ など)
- 各地から集まった人たちとやって、大爆笑になったことがある!
- 山をひとつ越えても違った経験がある
- 県の中でも場所で違うので全国ならもっと違うと思ったので
グー・チョキ・パーで勝ち負けを決めるじゃんけん。上京して知り合った人とふとしたタイミングでジャンケンをして、地元と違うその掛け声に驚いた経験がある人もいるのでは…?
全国的に通じるのは「ジャンケン、ポン」かと思いますが、このポンをホイ・ショッ・チッ・サイなど、様々な言い方にかえたものが各地方多く見られます。さらに、前半部分も大幅に違うものも。西日本に多い「インジャン、ホイ」、関東や東北にある「チッケッタ!」などが使用地域が多いものでしょうか。
第5位:模造紙(646票)
5位は模造紙!(B紙・ガンピ・とりのこ用紙 など)
- 模造紙は模造紙でしょ!
- 大洋紙とか呼んでた気がする
その昔、「局紙」という上質紙に似せて(=模造して)作られたから「模造紙」。学校のグループ発表などで使った、マジックで書きやすい大判のあの紙です。実はこれにも、他の呼ばれ方が多数存在しています。岐阜や愛知で多い「B紙」(サイズがB1版に近いからとも)、富山で多い「ガンピ」(上質和紙の「雁皮紙」の略)、四国で見られる「とりのこ用紙」(元々の「局紙」を作る際に参考にされた越前和紙の「鳥の子紙」から)など、呼ばれ方も由来も興味深い!
第6位:自動車教習所(578票)
6位は自動車教習所!(車校・車学・自校 など)
- 略語的なことなのか…?
- 教習所では意味が通じませんでした。何を教習するのかわからず、まさか車とは思いませんでした
- 同級生みんな車校って言ってた
「自動車教習所」が道路交通法上で設定された正式名称。略称で呼ばれることが多く、その略し方に地域差が出てくるのが面白い!多くの地域では「教習所」ですが、「自動車学校」を略した東海地方の「車校」や富山・静岡で見られる「自校」に新潟の「車学」に秋田の「自車学(じしゃが)」…数えきれないほどです!
第7位:絆創膏(577票)
7位は絆創膏!(カットバン・バンドエイド・リバテープ など)
- リバテープと呼んでいたので、カットバンと言われたときに、わからなかったことがあった
- 年代によっても呼び方が違いそう
それぞれの地域で一番メジャーな商標名で呼ばれている絆創膏。サビオ(北海道・和歌山・広島など)、カットバン(東北地方、中四国の一部)、リバテープ(熊本など九州各地・奈良・沖縄)、バンドエイド(関東・関西などの都市部)など、地域ごとに本当に様々!
第8位:さつま揚げ(571票)
8位はさつま揚げ!(てんぷら・つけあげ・チキアギ など)
- さつま揚げで全国共通だと思っていた
- 私の育った地域では『てんぷら』と言いました、海老天等も『てんぷら』です。東京で初めて『さつま揚げ』を知りました
魚のすり身を円形や四角に形成して揚げた「さつま揚げ」。沖縄の「チキアギ」が鹿児島で「つけあげ」に変化し、薩摩(鹿児島)から伝わったので関東以北では「さつま揚げ」と呼ばれます。ところが関西では「天ぷら」と呼ばれているんです。関西人は衣をつけて揚げた「天ぷら」と魚のすり身の「天ぷら」を文脈で使い分けているんですね!
第9位:炊き込みご飯(505票)
9位は炊き込みご飯!(かやくご飯・味ご飯・ジューシー など)
- 美味しいね~
- ジューシーって楽しくていいね
ご飯にキノコなどの具を入れたメニュー。全国的に「混ぜご飯」「五目ご飯」「炊き込みご飯」など、様々な呼ばれ方をしています。関西寄りでは「かやくご飯」、三重や岐阜では「味ご飯」が多いという調査も。そんな中、沖縄で呼ばれる「ジューシー」は異彩を放っています。これは「雑炊」から転じた言い方なのだそうですよ!
第10位:親指ゲームの掛け声(502票)
10位は親指ゲームの掛け声!(いっせーのーせ・指スマ・ルンルン・ちっち など)
- 方言は、いろんなものがあって面白いですね、想像できないのもありますね
両手の拳を皆で出して「いっせーのーせ、2!」などの合図で親指を立てるゲームで、各地で呼び方や掛け声は本当に様々。中には「ルンルン」「チッチッチッチッバリチッチ」なんて掛け声も。フジテレビの人気番組「SMAP×SMAP」にこのゲームが登場した際、全国共通の呼び名が無かったため番組オリジナルの“指スマ”と名付けられ、掛け声としても使われるようになりました。現在もこれが浸透しているなんてすごい影響力ですよね!
地域で呼び名が違って驚く「モノの名前」ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,596名が選んだ<地域で呼び名が違って驚く「モノの名前」ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,596名
調査日:2023年6月15日