好きな野球漫画ランキングTOP20【平成・令和】

球児たちが青春をかける高校野球、ひたすらに勝利を求めてぶつかり合うプロ野球……と、野球をテーマにした漫画には熱い名作が目白押し!作品によっては大河ドラマのような長い長い漫画も存在し、ただスポーツ漫画として面白いだけでなく、人間ドラマも見所となる作品が多いです。

そこで今回は平成以降に始まった作品に限定して「好きな野球漫画ランキング」を調査!アニメ化したあの人気作、野球漫画の金字塔と言うべき傑作など、様々な野球漫画が登場するおすすめランキングです!

好きな野球漫画ランキング
TOP20一覧
  • 1位「H2」あだち充 (169票)
  • 2位「ドカベン プロ野球編」ほかシリーズ 水島新司 (155票)
  • 3位「MAJOR」ほかシリーズ 満田拓也 (126票)
  • 4位「ROOKIES」森田まさのり (125票)
  • 5位「ダイヤのA」寺嶋裕二 (96票)
  • 6位「キャプテン2」ちばあきお・コージィ城倉 (81票)
  • 7位「プレイボール2」ちばあきお・コージィ城倉 (69票)※同率
  • 7位「おおきく振りかぶって」ひぐちアサ (69票)※同率
  • 9位「MIX」あだち充 (67票)
  • 10位「Dreams」七三太朗・川三番地 (62票)
  • 11位「ドラフトキング」クロマツテツロウ (60票)
  • 12位「グラゼニ」森高夕次・アダチケイジ (57票)
  • 13位「やったろうじゃん!!」原秀則 (55票)
  • 14位「忘却バッテリー」みかわ絵子 (54票)
  • 15位「逆境ナイン」島本和彦 (53票)
  • 16位「栄冠は俺に輝く」熊田龍泉 (51票)※同率
  • 16位「名門!第三野球部~リスタート~」金木令 (51票)※同率
  • 16位「クロカン」三田紀房 (51票)※同率
  • 19位「錻力のアーチスト」細川雅巳 (49票)
  • 20位「ラストイニング」中原裕・神尾龍 (48票)

ランキングの集計方法

調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<好きな野球漫画ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:10~40代の男性2,239名/調査日:2021年7月22日

目次

第1位:「H2」あだち充(169票)

  • 青春の思い出と重なる
  • 野球マンガといえばあだち充!
  • 千川高校は最強だと思った。内容も面白かったし、あだち充の野球漫画は好き

超王道の青春物語!あだち充作品で最高傑作との声も!1位は「H2」あだち充!

見事1位に輝いたのは1992年から週刊少年サンデーで連載していた「H2」。あだち充さんと言えば同じく野球漫画の「タッチ」が有名ですが、実は本作の34巻が最長連載作品(「タッチ」は全26巻)となっています。物語の中心となるのは、千川高校のエースピッチャー・国見比呂と明和第一高校のスラッガー・橘英雄。二人のヒーローが繰り広げるライバル対決は野球だけでなく恋愛面でも展開し、読者の予想を外す数々の展開が面白いと評価されました。あだち充さんの魅力が十二分に発揮された青春群像劇となり、特に終盤の展開にはグっと来るものがあるとファン絶賛の一作です!

第2位:「ドカベン プロ野球編」ほかシリーズ 水島新司(155票)

  • やっぱり水島新司先生!
  • 昔から読んでます
  • 王道だから!

やっぱり山田はすごい!2位は「ドカベン プロ野球編」ほかシリーズ 水島新司!

2位は1995年から週刊少年チャンピオンで連載していた「ドカベン プロ野球編」。2004年から連載のスーパースターズ編、2012年から連載のドリームトーナメント編も合わせてのランクインとなりました。抜群の野球センスを有し、甲子園で大活躍したのが主人公の「ドカベン」こと山田太郎。彼の所属する明訓高校のチームメイトや全国のライバル達と、プロ野球の世界で激突した本作も熱き物語としてファンに評価されます。本作では実在の球団が登場するどころか、珍しいことに現実の野球選手も実名で登場。そんなプロ野球選手たちに、一切遠慮なく襲いかかる「ドカベン」キャラ達もまた見所のひとつと言えるでしょう!

第3位:「MAJOR」ほかシリーズ 満田拓也(126票)

  • 不屈の精神の大切さを教えてくれた
  • season2も読んでます!
  • 野球マンガ界の大河ドラマ

全78巻で綴られる壮大な野球ドラマ!3位は「MAJOR」満田拓也!

3位は1994年から週刊少年サンデーで連載していた「MAJOR」シリーズ。主人公・茂野吾郎の幼稚園時代から物語は始まり、少年野球や高校野球を経てメジャーリーグや国際大会の舞台で活躍するまでを描く大河ドラマ的な一作です。その巻数は驚きの78巻、全747話。ストーリーの柱となる野球だけでなく、友人たちとの関係や恋愛、そして家族との結びつきなど、スポーツ漫画としての枠を飛び越えた壮大な物語に夢中になりますね!
また、2015年からは続編「MAJOR 2nd」が連載。こちらは「MAJOR」の主人公・茂野吾郎の息子・茂野大吾らが中心となる新世代の物語となっています!

第4位:「ROOKIES」森田まさのり(125票)

  • とにかく…泣ける
  • 実在する選手の名前を使ったユーモアと監督の熱さ
  • 原作もドラマも制覇した!

実写化ドラマも大ヒット!ヤンキー&野球漫画の傑作!4位は「ROOKIES」森田まさのり!

4位は1998年から週刊少年ジャンプで連載していた「ROOKIES」。かつては野球で名を馳せた二子玉川学園(通称ニコガク)野球部でしたが、現在はすっかり落ちぶれて不良部員の溜まり場に。そんな高校に赴任してきた若き熱血教師・川藤幸一が監督となって野球部を再建していく物語であり、再び立ち上がる不良たちの織りなす青春描写が素晴らしいと絶賛されました!佐藤隆太さん主演でテレビドラマ、映画にもなり、GReeeeNの歌った主題歌「キセキ」が抜群にハマった作品でもありましたね!

第5位:「ダイヤのA」寺嶋裕二(96票)

  • ぶっちぎりで面白い
  • 野球漫画としてブレのない展開が読み応え抜群です
  • 個性的なキャラクターにハマる!

個性豊なライバルたちとの激闘がアツすぎる!5位は「ダイヤのA」寺嶋裕二!

5位は2006年から週刊少年マガジンで連載していたの「ダイヤのA」(第2部のタイトルは「ダイヤのA actII」)。野球の名門・青道高校に進学した沢村栄純を中心とした物語であり、強豪校ならではのプレッシャーやチームメイトとのレギュラー争いが見どころ!試合が面白いのはもちろんですが、それ以上に評価されるポイントが練習の描写。野球好き、野球経験者なら思わず共感してしまうシーンも多く、また主人公・沢村が強すぎない(あまり試合に出ない事も)ために周囲のキャラにもスポットが当たるのが良いと評されます。そして、そんな沢村がエースになろうと必死に努力するからこそ、本作は感動的で熱くなれるのですね!

第6位:「キャプテン2」ちばあきお・コージィ城倉(81票)

前作との繋がり、安定感ある作画がオールドファンの胸を打つ!6位は「キャプテン2」ちばあきお・コージィ城倉!

6位は2019年からグランドジャンプで連載中の「キャプテン2」。7位でご紹介した「プレイボール2」と同じく原作はちばあきおさんで、本作も作画はコージィ城倉さんが担当。イガラシから引き継がれ、新たに墨谷二中野球部のキャプテンとなった近藤を中心に物語は展開します。「プレイボール」終盤でも近藤キャプテン体制で物語は描かれましたが、その話を更に膨らませた「プレイボール2」では、旧作ファンなら思わずニヤリとするような話の繋がりも注目ポイント。令和の時代に綴られる昭和野球部の物語として、これからも期待は大きいですね!

第7位:「プレイボール2」ちばあきお・コージィ城倉(69票)※同率

完結から約40年の時を経て名作が復活!7位は「プレイボール2」ちばあきお・コージィ城倉!

同率7位は2017年からグランドジャンプで連載していた「プレイボール2」。ちばあきおさんが手掛ける「プレイボール」の直接的な続編であり、作画はそのタッチを真似たコージィ城倉さんが担当。「プレイボール」が昭和50年代のお話なので当然本作も舞台は昭和であり、甲子園を目指す墨谷高校野球部の毎日が描かれます。泥臭さあふれる地に足のついた「高校野球」は健在で、素朴さあふれるキャラデザインも変わらず。その懐かしさに感動すら覚えるオールドファンも多いでしょう!

※コージィ城倉さんは、「グラゼニ」原作者の森高夕次さんと同一人物です。

第7位:「おおきく振りかぶって」ひぐちアサ(69票)※同率

爽やかな作風で女性ファン人気も抜群!7位は「おおきく振りかぶって」ひぐちアサ!

同率7位は2003年から月刊アフタヌーンで連載中の「おおきく振りかぶって」。甲子園を目指す主人公の投手・三橋廉はものすごく弱気でコミュニケーションも苦手。そんな彼が周囲の人間たちと打ち解け、人間として野球人として成長していく姿が良い!と支持されます。試合では心理戦も展開し、その描写に思わず見入るとの声多数。2度のアニメ化も影響して人気コンテンツとなり、柔らかめなキャラデザインもあって男性ファンのみならず女性ファンからも「おおふり」の愛称で熱烈に愛される野球漫画です!

第9位:「MIX」あだち充(67票)

あの「タッチ」と同一世界で始まる新世代の青春物語!9位は「MIX」あだち充!

9位は2012年からゲッサンで連載中の「MIX」。あだち充さんと言えば数々の野球漫画を手掛けた巨匠ですが、その代表作である「タッチ」から26年後の世界が舞台となっています。かつて「タッチ」の主人公・上杉達也の力投で甲子園へ出場したのが明青学園。しかし、それも過去の話で明青学園は中等部も高等部もすっかり弱くなっていましたが……。そこに登場する立花投馬・立花走一郎の義兄弟が古豪復活のために全力投球。どこかで見たようなあだち充作品のキャラも登場し、ファンサービス的な面も嬉しいポイントですね!

第10位:「Dreams」七三太朗・川三番地(62票)

連載期間21年!全71巻でじっくり描かれた異次元の高校野球!10位は「Dreams」七三太朗・川三番地!

10位は1996年から週刊少年マガジン、マガジンSPECIALで連載していた「Dreams」。個性の塊のような主人公・久里武志と、彼が所属する夢の島高校野球部での快進撃を描いた物語であり、作者の野球愛が随所に感じられる本作。乱暴者ながら野球の神童である久里は様々な魔球を投じますが、丁寧に説明される理論や描写によって「なるほど……」とつい納得してしまう不思議な魅力があります。各種用語に関しての細かな解説も野球好きに推されるポイントであり、野球の面白さが詰まった漫画と言えますね!

第11位:「ドラフトキング」クロマツテツロウ(60票)

11位はグランドジャンプで連載中の「ドラフトキング」。そのタイトル通り、物語のテーマとなるのは「プロ野球ドラフト」。アマチュア選手を指名するにあたり、超大切なスカウト活動に従事するスカウトマンたちの戦いを描きます。スカウト目線から見た「野球」は非常に斬新な視点であり、話として派手さはないもののプロ野球好きな方なら惹かれる要素がてんこ盛り。プロ野球のえげつない「裏側」も含め、野球漫画に定評のあるクロマツテツロウさんらしいこだわりが感じられる一作です!

第12位:「グラゼニ」森高夕次・アダチケイジ(57票)

12位は週刊モーニングで連載していた「グラゼニ」。プロ野球をただのスポーツとして描くのではなく、プロとして大切な「お金」という観点から追う一風変わった作風で評判に!試合外の描写を含めた「プロ野球の裏側」を丁寧に描き、我々が知らなかった部分にスポットを当てた展開は非常に興味深いものとなっています。主人公は天才でもなんでもない1人の中継ぎ投手・凡田夏之介。彼の経験する様々な出来事にプロ野球の「リアル」が感じられ、プロの世界で必死に生きる人々の姿には感動すら覚えますね!

第13位:「やったろうじゃん!!」原秀則(55票)

13位はビッグコミックスピリッツで連載していた「やったろうじゃん!!」。いわゆる「野球超人たちが活躍する野球」ではなく、ややクセのある指導で選手を鍛える朝霧高校野球部の監督・喜多条順の姿が描かれます。物語後半には、天才的な才能を持つも怪我によって選手生命の危機に陥る江崎が主人公にシフト、挫折からの復活劇も熱いと評されます。ただ、終盤に待ち受ける暗めの展開にはなかなか厳しいものがあり……作者である原秀則さんらしさを随所に感じられる青春群像劇となっています。

第14位:「忘却バッテリー」みかわ絵子(54票)

14位は少年ジャンプ+で連載中の「忘却バッテリー」。高校野球というメインテーマに「記憶喪失」という要素を盛り込んだ青春漫画として人気を博す本作。天才投手で強打者の清峰葉流火(きよみね はるか)と、彼とバッテリーを組む天才捕手・要圭(かなめ けい)を中心とする物語ですが、要は記憶喪失により野球の知識を失っていて……?ちょっとした笑いも盛り込まれた作風で読みやすさも◎。集結する天才球児たちの織りなす友情物語としても評価されています!

第15位:「逆境ナイン」島本和彦(53票)

15位は月刊少年キャプテンで連載していた「逆境ナイン」。全力学園の野球部に降りかかる数々の「逆境」を、並々ならぬ根性で乗り越えていく熱血物語です。熱さほとばしるキャラデザイン、超人野球っぷりはもう読んでいて清々しいほどであり、ほとんどギャグ漫画なのでは?という声もよく上がりますが、エンタメ性に富んだ一作と支持されています。本ランキングで最も古い漫画となりましたが、玉山鉄二さんが主演した2005年の実写映画なども影響して未だに知名度、人気共に根強いものがあるようですね!

第16位:「栄冠は俺に輝く」熊田龍泉(51票)※同率

同率16位は裏サンデーで連載していた「栄冠は俺に輝く」。タイトルからして甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」を想像させますが、そんな期待通りに本作のテーマは高校野球!ガチガチの実力主義で統制されるのが野球の名門・黒松学園高校。1軍でも2軍でもない下部グループ「希望組」に現れた少年・明日成基はとんでもない変化球を持っていて……?現実を無視しためちゃくちゃな描写が飛び出すのも本作の魅力!

第16位:「名門!第三野球部~リスタート~」金木令(51票)※同率

同率16位はコミックブルで連載していた「名門!第三野球部~リスタート~」。むつ利之さんが手掛けた名作野球漫画「名門!第三野球部」を現代風に解釈したリメイク作品となった本作。新たに金木令さんを作者に据えて作画も現代風にアレンジ。甲子園常連の名門・桜高校野球部の三軍である第三野球部が成長していく姿を、熱さと爽やかさでまとめた青春物語となりました。原作は全31巻と長めでしたが本作は全2巻に留まったのでこの点を惜しむ声も多いですね!

第16位:「クロカン」三田紀房(51票)※同率

同率16位は週刊漫画ゴラクで連載していた「クロカン」。高校野球の監督ではありますが、粗暴な言動、常識外の戦術で、良くも悪くも破天荒な人物として活躍するのが主人公のクロカンこと黒木竜次。序盤は黒木の母校である名門校・桐野高校での監督生活を描きますが、物語の大半は弱小校・鷲ノ森高校を再建していくサクセスストーリーとなっています。ちなみに、作者の三田紀房さんは「ドラゴン桜」を手掛けた漫画家でもあり、「クロカン」の主人公・黒木竜次と「ドラゴン桜」の主人公・桜木建二は似た雰囲気もある、との声も上がります!

第19位:「錻力のアーチスト」細川雅巳(49票)

19位は週刊少年チャンピオンで連載していた「錻力(ぶりき)のアーチスト」。天才的な打撃の才能を持つ主人公・清作雄が甲子園を目指す物語ですが、彼はかなりクセの強い人物であり……?チームプレイを苦手としていた清作の変わっていく姿、仲間たちと切磋琢磨して成長していく様子も気持ちが良い青春ストーリーとして高評価。その成長描写は清作の所属する神奈川県立桐湘高校野球部だけでなく、ライバル校にも見られるのがまた良いですね!

第20位:「ラストイニング」中原裕・神尾龍(48票)

20位はビッグコミックスピリッツで連載していた「ラストイニング」。とある経緯から、私立彩珠学院高校野球部の監督となったのが、元インチキセールスマンの鳩ヶ谷圭輔。監督の立場から見た高校野球を描き、リアリティのある野球理論が展開する熱きスポーツ漫画となりました。舞台は埼玉県となっていて、高校野球に詳しい方、埼玉の高校事情を知る方なら元ネタになった高校名にピンと来るものがあるかもしれませんね!

好きな野球漫画ランキングTOP20!

やはりと言うべきか、上位陣には広く知られた作者の名作がずらり。そして、トップ5には少年サンデー、少年チャンピオン、少年ジャンプ、少年マガジン……と、4大少年誌がしっかりと収まったのも印象的でした!
以上、10~40代の男性2,239名が選んだ「好きな野球漫画ランキング」でした。あなたが思う好きな野球漫画はランクインしていましたか?

編集者:zenzai
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:10~40代の男性2,239名
調査日:2021年7月22日

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