方言の種類が豊かな日本。例えば「疲れた・しんどい」という言葉ひとつでも、地域によって表現が異なります。そもそも「しんどい」も、もとは関西弁として使われていたのがTVなどの影響で今や全国で使われるようになった言葉ともいわれています。
「うたたん」「ちきない」「こいじゃ」などの関東圏では耳慣れないフレーズや、「こわい」「えらい」「ほっこりした」などの、意味を間違えてとってしまいそうな方言も、全部「疲れた・しんどい」という意味!そこで今回はウェブアンケートにて総勢8,663名に調査した<地域によって違う「疲れた・しんどい」おもしろ方言ランキング>を発表します。どの地域の方言が一番ユニーク?気になる方はさっそくランキングをチェック!
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<地域によって違う「疲れた・しんどい」おもしろ方言ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)8,663名/調査日:2025年5月13日
第10位:けったりー(埼玉、茨城など)(425票)
10位は「けったりー(埼玉、茨城など)」!
- なんとなく伝わる
- 蹴ってやりたいくらいしんどい、みたいな?
- かったりーと聞いたことがある
- たまに使う!
「けったりー」は埼玉県、茨城県などで使われる「疲れた・しんどい」という意味の方言です。「腕だるい(かいなだるい)」が「かったるい」になり、そこからさらに「けったるい」、「けったりー」に変化しました。元々は「腕がだるい」だったのが、言葉の変化とともに意味も変化して体全体での疲れやしんどさを表すようになったのが面白いですね!
第9位:こうぇー(岩手、秋田など)(437票)
9位は「こうぇー(岩手、秋田など)」!
- 響きが面白い
- 『怖え〜』という意味だと思ってしまう
- 元々の意味を全く感じさせないユニークさ!
「こうぇー」は岩手県、秋田県などで使われる「疲れた・しんどい」という意味の方言です。秋田県の方言で「すごく」を意味する「しったげ」と合わせて「しったげこうぇー(すごく疲れた)」といった使い方をします。ちなみに「しったげ」の語源は「死ぬだけ(死ぬほど)」なので、「死ぬほど疲れた」と言っているのとほぼ同じかも?!とても疲れていることが良く伝わる方言ですね!