今回はウェブアンケートにて総勢10,954名に調査した<プロ野球で200勝以上をあげた伝説の名投手ランキング>を発表します。日米通算での200勝達成者は除いたNPB200勝達成者の中で、「伝説の名投手」として支持されたレジェンドは誰なのか?さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位金田正一(400勝) (3,863票)
- 2位工藤公康(224勝) (703票)
- 3位稲尾和久(276勝) (625票)
- 4位江夏豊(206勝) (613票)
- 5位村田兆治(215勝) (486票)
- 6位北別府学(213勝) (471票)
- 7位山本昌(219勝) (469票)
- 8位山田久志(284勝) (439票)
- 9位ヴィクトル・スタルヒン(303勝) (427票)
- 10位鈴木啓示(317勝) (368票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<プロ野球で200勝以上をあげた伝説の名投手ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,954名/調査日:2023年6月30日
第1位:金田正一(400勝)(3,863票)
画像はX(@nhk_archives)から引用 《拡大》
- 偉大な記録保持者
- 現在ではあり得ない勝利数
- これはこえられない!
400勝&4490奪三振という不滅の大記録!1位は金田正一さん(400勝)!
見事1位に輝いたのは、1950年から国鉄スワローズ(現:東京ヤクルトスワローズ)でプレーし、計2球団で通算400勝をあげた金田正一さん!剛速球と、2種類のカーブを武器に奪三振と勝利を積み重ねた昭和を代表する大投手です。歴代トップとなる通算400勝を筆頭に、4490奪三振、365完投、5526.2投球回など様々なNPB記録を保持。200勝をあげるだけでも超一流投手ですが、その倍となる400勝達成はまず更新不可能なアンタッチャブルレコードです…!
第2位:工藤公康(224勝)(703票)
画像はX(@HAWKS_official)から引用 《拡大》
- 時代を考えるとすごい
- 40歳を超えても現役で活躍!
- 若い頃から活躍していて素晴らしいです
プロ通算で11度も日本一を経験した優勝請負人!2位は工藤公康さん(224勝)!
2位は1982年から西武ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)でプレーし、計4球団で通算224勝をあげた工藤公康さん!左腕から放たれるストレートと変化の大きいカーブに加えてコントロールで打者を幻惑し、所属した3球団で計11度も日本一を達成したことから「優勝請負人」と呼ばれます。また、徹底した摂生で48歳(実働29年)まで現役投手としてプレーしたアスリート魂も特筆すべきポイント。選手としても偉大でしたが、監督としても福岡ソフトバンクホークスを率いて、7年間で5度の日本一を達成した名将です!
第3位:稲尾和久(276勝)(625票)
画像はX(@nhk_archives)から引用 《拡大》
- 神様、仏様、稲尾様!
- 年間勝利数42勝というのはすごいとしか言えない
- 西鉄時代ファンだった~
通算勝利数もスゴいがシーズン42勝という衝撃の記録も!3位は稲尾和久さん(276勝)!
3位は1956年から西鉄ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)一筋でプレーし、通算276勝をあげた稲尾和久さん!高卒投手として1年目から活躍し、なんとプロ4年目終了時点で119勝をあげていた恐るべき大投手です。1958年には日本シリーズで巨人と対決し、7試合中6試合に登板(うち1試合は自身のサヨナラホームランで試合を決める)。4試合を完投する凄まじい投げっぷりで日本一の原動力となります。この時から「神様、仏様、稲尾様」のフレーズで知られるようになり、1961年にはシーズン42勝のNPB記録を打ち立てるなど「鉄腕」として活躍しました!
第4位:江夏豊(206勝)(613票)
画像はX(@nikkei)から引用 《拡大》
4位は江夏豊さん(206勝)!
- オールスター伝説の9者連続奪三振が忘れられない
- ピンチの時の、勝負強さが好き
1967年から阪神タイガースでプレーし、計5球団で通算206勝をあげました。速球とコントロールに優れた本格派左腕であり、キャリア前半は先発投手として、キャリア後半は抑え投手として通算193セーブをあげた球史に残るレジェンドです。プロ入り2年目となる1968年はシーズン401奪三振(現在もNPB記録)という大記録を打ち立て、さらに1971年のオールスターゲームでは史上初の9者連続奪三振という偉業も達成。投手として得たタイトルの数だけでなく、伝説級のエピソードをいくつも持つ大投手です!
第5位:村田兆治(215勝)(486票)
画像はX(@numberweb)から引用 《拡大》
5位は村田兆治さん(215勝)!
- 怪我、手術を乗り越えての200勝超えは凄すぎる
1968年から東京オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)でプレーし、オリオンズ一筋で通算215勝。自慢のストレートとフォークボールの組み合わせで奪三振&勝利を重ねました。実はNPB歴代通算で最多となる148暴投の記録を保持していますが、これはあまりにもフォークボールが鋭く捕手が取りづらかったことが原因であり、超一級品のフォークとして今もファンに記憶されています!
第6位:北別府学(213勝)(471票)
画像はX(@asahicom)から引用 《拡大》
6位は北別府学さん(213勝)!
- カープの投手の中で200勝投手は彼だけ
1976年から広島東洋カープ一筋でプレーし、通算213勝をあげました。抜群のコントロール、柔らかく力感のない美しい投球フォームがファンの記憶に刻まれています。カープであげた213勝は球団史上最多であり、最高勝率を3度獲得したのはセ・リーグの最多タイ記録。80年代のカープ黄金期にエースとして君臨したレジェンド右腕でした!
第7位:山本昌(219勝)(469票)
画像はX(@mainichi)から引用 《拡大》
7位は山本昌さん(219勝)!
- 最年長でやってこられたのもまたスゴイです
1984年から中日ドラゴンズ一筋でプレーし、通算219勝をあげました。スリークォーター気味の独特の投球フォームから放たれるストレートやスクリューを武器に、50歳(NPB史上最年長記録)まで先発投手として現役を続けたレジェンドです。最多勝利3度をはじめ、数々の投手タイトルや沢村栄治賞(通称:沢村賞)も受賞し、エースとして長年にわたり中日を支え続けました!
第8位:山田久志(284勝)(439票)
画像はX(@nhk_baseball)から引用 《拡大》
8位は山田久志さん(284勝)!
- アンダースローの名投手!
1969年から阪急ブレーブス(現:オリックス・バファローズ)一筋でプレーし、通算284勝をあげました。アンダースロー投手の中でNPB最多勝利の実績を持つため、「NPB史上最高のアンダースロー投手」とも呼ばれます。4度の最高勝率はNPB最多タイ記録、1976年から3年連続での最優秀選手受賞はNPBの投手としては史上最多の栄誉となっています!
第9位:ヴィクトル・スタルヒン(303勝)(427票)
9位はヴィクトル・スタルヒンさん(303勝)!
- 伝説のピッチャーだから!
1936年に東京巨人軍(現:読売ジャイアンツ)に入団し、計4球団で303勝をあげています。1937年秋から1940年は5シーズン連続で最多勝(1939年はシーズン42勝のNPB最多タイ記録)を獲得した圧巻の投球でした。191cmから投げ下ろす角度のある剛速球が伝説として語られています!
第10位:鈴木啓示(317勝)(368票)
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10位は鈴木啓示さん(317勝)!
1966年から近鉄バファローズ(現:オリックス・バファローズ)一筋でプレーし、NPB歴代4位の通算317勝をあげました。そのうち先発投手として記録した288勝、通算無四死球完投勝利78はどちらもNPB記録です。その絶対的な成績から「ミスターバファローズ」と呼ばれ、現役時代に背負った背番号1は近鉄バファローズにおける唯一の永久欠番となりました!
プロ野球で200勝以上をあげた伝説の名投手ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,954名が選んだ<プロ野球で200勝以上をあげた伝説の名投手ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,954名
調査日:2023年6月30日