お正月の定番である「お雑煮」。地域によって出汁の味や入れる具材などが異なり、種類は100を超えるほど多様だといわれています。同じ県内でも違いがあるのだとか。そこで今回は、「お雑煮に入れる具は?食べてみたい地域別のお雑煮ランキング」をご紹介します!
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<お雑煮に入れる具は?食べてみたい地域別のお雑煮ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,490名/調査日:2024年11月17日
お雑煮に入れる具は?食べてみたい地域別のお雑煮ランキングTOP20!
まずは20位から16位を発表!
第20位:塩ぶり雑煮(長野)※ぶりを入れる(236票)
- ぶりが好きなので美味しそう
- 塩味がさっぱりしていそう
- 美味しそうだなあ、食べたいな
長野県は“海なし県”ではありますが、お雑煮に出世魚であるぶりを使うことが多いようです。塩ぶりにすることで、生臭さが抜けてうま味がギュッと凝縮されるのだとか!ぶりに塩をふって一晩おき、水洗いして熱湯にサッと通しておきます。あとは基本的なお雑煮の作り方と同じ。風味豊かなぶりのうま味が口いっぱいに広がる!
■主な具材:ぶり(切り身)、大根、にんじん、餅 など
第19位:はばのり雑煮(千葉)※房州産の海藻「はばのり」入り(266票)
- 香りが良いですね
- 以前、友達の家で食べたのが美味しかったから
- 食べてみたいな~
千葉県の山武郡を中心とした地域では、房州産の海藻を干した「はばのり」を使うのだとか。シンプルな醤油ベースの汁によく合い、磯の独特な風味を楽しめます!お雑煮に入れるはばのりや青のりは乾煎りしておき、焼いた餅に出汁をかけてはばのりなどの具をたっぷりのせて完成。はばのりの塩気が強いので、お雑煮の汁は薄めに味付けをするのがポイント!
■主な具材:はばのり、青のり、カツオ節、餅 など
第18位:きなこ雑煮(奈良)※汁に入った雑煮の餅をとりだして、きなこにつける(311票)
- きな粉が好きだから
- 食べたいです!
- 面白い食べ方で試してみたい
奈良県では、汁に入ったお雑煮の餅を取り出して、砂糖入りのきなこにつけて食べる風習があるそうです。きなこの黄色は、「米の豊作を願う」といわれているのだとか!甘みのある優しい味わいが特徴の白みそ仕立ての汁は、きなことの相性も抜群。デザート感覚で楽しめるのがいいですね!
■主な具材:丸餅、大根、にんじん、里芋、木綿豆腐、きな粉 など
第17位:焼きハゼ雑煮/仙台雑煮(宮城)※焼きハゼとハラコ(イクラ)入り(312票)
- だしが美味しそう
- ぜひ味わいたい!具がいい
- ハゼといくら!いいね
宮城県のお雑煮は、お椀からはみ出すほど大きな「焼きハゼ」と「はらこ(いくら)」を乗せた豪華な見た目が特徴。ハゼを焼いて干したものを使った出汁は、独特な香ばしさと深みのある味わい!お雑煮の具材の、大根やにんじん、ごぼうを細く千切りにしてさっと湯通しした「おひきな」は、年末のうちに作って冷凍しておきます。冷凍することで、より味がしみやすくなるのだとか!
■主な具材:焼きハゼ、はらこ(いくら)、大根、にんじん、ごぼう、せり、餅、かまぼこ など
第16位:くじら雑煮(青森)※くじらの皮入り(318票)
- 珍しい、食べてみたい
- クジラの皮ってどんな味わいなんだろう!
- 是非いつか食べてみたい
青森県の郷土料理である「くじら汁」をベースに、焼いた角餅を入れてお雑煮にすることもあるのだとか。使う部位は脂肪分のかたまりである背の本皮部分で、湯通しやから炒りをして余分な脂を落とすのがポイント。コリコリとした食感が特徴で、脂っこくないコクのあるうま味を楽しめます!巨大なくじらにあやかって、「新年は大きな獲物にありつけるように」などの願いが込められているそうです!
■主な具材:くじらの塩漬け、にんじん、ごぼう、大根、角餅 など