今回はウェブアンケートにて総勢6,784名に調査した<関東と関西で違って驚く「文化・風習」ランキング>を発表します。関東と関西、新幹線ではほんの2時間半で移動できてしまう時代ですが、それぞれの文化・風習が色濃く残っていて、とても興味深いですね。「そこが違うとは!」と思わず驚いてしまう文化・風習は?ランキングをさっそくチェック!
TOP10
- 1位かき氷(関東風:シロップは下/関西風:シロップは上) (441票)
- 2位エスカレーター(関東:左に立つ/関西:右に立つ) (437票)
- 3位味噌汁の配膳位置(関東:右手前/関西:左奥) (423票)
- 4位灯油用ポリタンクの色(関東:赤色/関西:青色) (394票)
- 5位改札に入れる交通ICカードの金額(関東:初乗り運賃分/関西:1円) (371票)
- 6位お金の話(関東:聞かない・言わない/関西:すぐ聞く・すぐ言う) (329票)
- 7位トイレットペーパー(関東:ダブル派が多い/関西:シングル派が多い) (319票)
- 8位バスの運賃※均一運賃の場合(関東:先払い/関西:後払い) (316票)
- 9位お好み焼き(関東:みんなでシェア/関西:一人一枚) (315票)
- 10位警察官採用ポスターのキャッチコピー(関東:標準語/関西:関西弁) (311票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<関東と関西で違って驚く「文化・風習」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)6,784名/調査日:2023年8月3日
第1位:かき氷(関東風:シロップは下/関西風:シロップは上)(441票)
画像はX(@PRTIMES_JP)から引用 《拡大》
- シロップに届くまでは味無し?ではないよね?どういうこと?
- かき氷にも違いがあったとは意外でした
- 関東でも上のような?
空前のブームで専門店も多数!1位はかき氷!(関東風:シロップは下/関西風:シロップは上)
関東・関西では、食文化もそれぞれの特徴がありますね。暑い時期に食べたくなるかき氷にも、東西で違いがあります。まず器の底にシロップを入れてその上に氷を盛り、最後に上から少量のシロップをかけるのは関東で多く見られるやり方。関西では、器にまず氷を盛って、その上から多めにシロップをかけるのが主流です。この違いは、氷の上から沢山のシロップをかけると氷が崩れてしまうのを嫌った関東風に対し、「見栄えはあまり気にしない」のが関西風…という説があります!
第2位:エスカレーター(関東:左に立つ/関西:右に立つ)(437票)
画像はX(@nhk_news)から引用 《拡大》
- なぜこうなった?
- 右が体に染み付いていて、関東で右に立ったら変な目で見られた
- 静岡行った時にみんな左に立ってたので、どの地域から右に立つのか調べたくなった!
東西で風習が違う代表格!2位はエスカレーター!(関東:左に立つ/関西:右に立つ)
エスカレーターに乗るとき関東では左側に立ち、右側を歩行する人のために空けるという暗黙のルールがあり、関西ではその逆になります。この発祥は関西では1967年に阪急電鉄が「左側を空けてください」とアナウンスをし、大阪万博で定着したとのこと。関東では1980年代末に自然発生的に右側空けが発生し定着しましたが、もともとは武士が刀を左側に差していたことに起因するという説があります。
ですが、エスカレーター内の歩行は危険なので、この片側空けルール自体を推奨しないという自治体も増えてきていますね。
第3位:味噌汁の配膳位置(関東:右手前/関西:左奥)(423票)
画像はX(@AJINOMOTOPARK)から引用 《拡大》
- 全国で同じだと思ってた!
- 関西人だけど、右手前に置いてる
- 旅行先で食事はしていたが、違いに気付かなかった
合理性と見栄えの追求!3位は味噌汁の配膳位置!(関東:右手前/関西:左奥)
和食の配膳は、左手前にご飯、味噌汁などのお椀はその右で奥に主菜、というのが伝統的なマナー。関東など多くの地域ではこの伝統がそのまま残って味噌汁は右手前に置かれます。ところが関西圏では味噌汁は左奥(ご飯の奥)に配膳するという傾向があります。特に大阪・京都・兵庫の3府県では7割の人が左奥に配膳すると回答した調査結果も!商人文化が根強い関西では、食べやすさを重視するため熱い汁ものは奥にする、またメインであるおかずを目立たせるために手前に配膳するようになった、などの理由があるそうです。
第4位:灯油用ポリタンクの色(関東:赤色/関西:青色)(394票)
画像はX(@wni_jp)から引用 《拡大》
4位は灯油用ポリタンクの色!(関東:赤色/関西:青色)
- 実際に経験して、なんか不思議に思った。でも、どうして色が違うのか知らないままです
- 赤色の方が危険物とか言う意味で目立つので、赤が普通だと思っていたので、青色があると知って驚いた
- これ、知らないと厄介ですよね。青だとお水でも入ってるのかと思ってしまいそうです
灯油などを入れるポリタンクの色も、くっきり東西で違いがでることのひとつ。関東・甲信越・東北など、北海道以外の東日本では赤いポリタンク。関西を中心とした西日本では青いポリタンクが使われる地域が多数派という調査結果がでています。太陽光による品質の劣化を防ぐため「白以外」という規定があるそうで、東日本では「危険」を意味するための赤色、西日本ではより塗料が安価だった青色が定着したのだそうです!
第5位:改札に入れる交通ICカードの金額(関東:初乗り運賃分/関西:1円)(371票)
画像はX(@itm_nlab)から引用 《拡大》
5位は改札に入れる交通ICカードの金額!(関東:初乗り運賃分/関西:1円)
- 気づいてなかった…!
- 関西1円でいいの?
- 出口で清算なんだ!何か良いことある?
交通系ICカードで駅に入場する際に、関東圏では初乗り運賃以上の金額がチャージされていないと入場することはできません。ところが、この入場可能なチャージ金額は事業者ごとに違っていて、JR西日本では1円以上チャージされていれば入場可能!SuicaやPASMOなど、関東圏で主に使われているICカードでも、JR西日本の管内ならば、1円以上のチャージがあれば入場できます!降車時までに改札内で必要な金額がチャージできればいいので、急いでいるときなどは関西のシステムは助かりますね!
第6位:お金の話(関東:聞かない・言わない/関西:すぐ聞く・すぐ言う)(329票)
6位はお金の話!(関東:聞かない・言わない/関西:すぐ聞く・すぐ言う)
- 感覚の違いですね
- さすが関西、ズバッと聞く
- 聞いてみたいけどやっぱり無理!
年収がいくらか、家賃はいくらかなど気軽に話題にしにくいのがお金の話。ところが大阪などの関西エリアでは、比較的オープンにお金の話をすることが多いと言われています。昔からの商人文化でお金の話題に関心が強く、身近であることからオープンになってきた歴史があるんでしょうね…!
第7位:トイレットペーパー(関東:ダブル派が多い/関西:シングル派が多い)(319票)
画像はX(@morningshow_tv)から引用 《拡大》
7位はトイレットペーパー!(関東:ダブル派が多い/関西:シングル派が多い)
- シングルが節約になるらしいね
- 何故そうなったのだろうか
シングル派・ダブル派どちらが多いかを調べたある調査では、関東などほとんどの地域でややダブル派が優勢。ところが関西と四国ではシングル派が優勢という結果が出たそうです。使い心地でダブルを選ぶ人が多いのかと思いますが、お得度でいえばシングルに軍配が上がるので、そのあたりが理由かもしれませんね。トイレットペーパーの好みは人それぞれですが、東西でこんな違いがあるなんて面白いですよね!
第8位:バスの運賃※均一運賃の場合(関東:先払い/関西:後払い)(316票)
画像はX(@kyoto_np)から引用 《拡大》
8位はバスの運賃!※均一運賃の場合(関東:先払い/関西:後払い)
- 旅行に行ったら気をつけなきゃいけませんね
- なんで違うんだろ?
- ちなみに静岡市は後払い!
生活に欠かせない路線バスですが、この乗り方も地域やバス会社によって違っていることが多いんです。東京都23区内を均一運賃で走る都営バスなどの路線は、乗車時に支払う「先払い」が基本。しかし関西では、均一運賃の路線であっても降車時に支払う「後払い」が多く見られます。乗車時も前のドアから乗るのか、後ろのドアから乗るのか…細かい違いがあるので、初めての時は戸惑ってしまいそうですね!
第9位:お好み焼き(関東:みんなでシェア/関西:一人一枚)(315票)
画像はX(@nikkeikansai)から引用 《拡大》
9位はお好み焼き!(関東:みんなでシェア/関西:一人一枚)
- 一人一枚だとケンカにならなくていいね
- 関西ではお好みやきがご飯がわりになるから、一枚が常識と思っていて、シェアはありえない
- 初めて知った、びっくり
関東では一枚のお好み焼きを同席した皆でシェアして食べることが多いですね。一方、大阪を中心とした関西地域では、一人一枚で食べるのが一般的。関東人と関西人でお好み焼きを食べに行ったとき、この文化の違いを知らずにいると、お互い「あれ?」という違和感になってしまうかもしれませんね。
第10位:警察官採用ポスターのキャッチコピー(関東:標準語/関西:関西弁)(311票)
画像はInstagram(@fukei_koho)から引用 《拡大》
10位は警察官採用ポスターのキャッチコピー!(関東:標準語/関西:関西弁)
- 関西の方が好きだな
- いや~、関西面白い、インパクトがあります
- 統一されたキャッチフレーズだと思っていた!
関西といえば関西弁ですが、警察官の採用ポスターでもキャッチコピーがコテコテの関西弁だとSNSで注目を集めました。特に話題となったのは2016年のポスター。警視庁(東京)は「あなたが守る東京」のコピーに、住民と笑顔で触れ合う警察官の姿。一方、大阪府警は路地に逃げる犯人を追う警察官の横に「行くぞっ!チカラの見せ所や!!」と大きくコピーが踊ります。地域の特色が出て面白いですよね!
関東と関西で違って驚く「文化・風習」ランキングベスト10
以上、10~50代の男女(性別回答しないを含む)6,784名が選んだ<関東と関西で違って驚く「文化・風習」ランキング>でした。
有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)6,784名
調査日:2023年8月3日