伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング【初心者向け】

今回はウェブアンケートにて総勢7,848名に調査した<伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング【初心者向け】>を発表します。ほとんどの作品にあっと驚くような仕掛けや伏線を用意し、ラストには読者に心地よい余韻を与えてくれる伊坂幸太郎さんの小説。複数の作品が映像化されるほど人気作も多くありますが、その中でも特におすすめの小説とは…?さっそくランキングをチェック!

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング【初心者向け】
TOP10
  • 1位「ゴールデンスランバー」 (1,056票)
  • 2位「重力ピエロ」 (491票)
  • 3位「魔王」 (401票)
  • 4位「アヒルと鴨のコインロッカー」 (395票)
  • 5位「グラスホッパー」 (306票)
  • 6位「陽気なギャングが地球を回す」 (290票)
  • 7位「死神の精度」 (273票)
  • 8位「アイネクライネナハトムジーク」 (256票)
  • 9位「火星に住むつもりかい?」 (244票)
  • 10位「モダンタイムス」 (223票)

ランキングの集計方法

調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング【初心者向け】>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)7,848名/調査日:2023年9月22日

目次

第1位:「ゴールデンスランバー」(1,056票)

第1位:「ゴールデンスランバー」(1,056票)

画像はX(@junk_kichijoji)から引用 《拡大》

  • 映画も見たし、代表作だと思う!
  • アイデアやストーリーがいい
  • テンポが良くずっと惹きつけられるから

濡れ衣を着せられた男のスリリングで孤独な逃走劇!1位は「ゴールデンスランバー」!

見事、第1位に輝いたのは第21回山本周五郎賞や第5回本屋大賞を受賞した「ゴールデンスランバー」です!2010年には堺雅人さん主演で、実写映画化されています。物語は、仙台での凱旋パレード中に起こった「首相暗殺事件」の犯人に仕立て上げられた主人公の逃走劇。謎の巨大な陰謀によってでっち上げられた証拠や情報操作によって、世間やマスコミ、警察までも主人公を犯人だと断定して追いつめていきます。しかし、その裏で主人公に手を貸してくれるある人物たちの存在に、きっと大きく心を揺さぶられるはず…!ミステリー×ハードボイルド×サスペンスが融合したストーリーなので、先が気になってページを捲る手が止まらなくなりますよ!

第2位:「重力ピエロ」(491票)

第2位:「重力ピエロ」(491票)

画像はX(@reajoy_bechords)から引用 《拡大》

  • おすすめです!面白かった
  • 仙台が舞台だから!
  • 読みました。とても面白かったです

重いテーマをユーモアと家族の愛で包む新感覚ミステリー!!2位は「重力ピエロ」!

印象的な書き出しが有名な本作。2009年に実写化された同名映画では、加瀬亮さんと岡田将生さんが兄弟役で共演し話題となりました。物語は、遺伝子を研究する兄・泉水と、美しい顔立ちで芸術的な感性を持つ弟・春を中心に進んでいきます。彼らは、街で起こった連続放火事件とその火事を予見するグラフィティアートの謎に迫っていくのですが、その過程で彼ら家族の身に起きたある過去の出来事との繋がりに気付いていきます。全体的に暗く重いテーマなのに、読みながらまったく気分が沈まない表現力は、さすが伊坂幸太郎さん!人の心の闇と光を絶妙なバランスで描き、読後に穏やかな気持ちになる一冊です。

第3位:「魔王」(401票)

第3位:「魔王」(401票)

画像はX(@kodanshabunko)から引用 《拡大》

  • その時の自分の魂に突き刺さる部分があって、今でも思い出せる。文章を情景にして、今でも思い浮かべられる
  • 選べませんが、強いて選ぶなら…!面白かったです
  • 最高でした

考えずに流されることの危うさを問う兄弟の物語!3位は「魔王」!

本格的な社会派SFファンタジーストーリー!本作を原作にした漫画「魔王 JUVENILE REMIX」が「週刊少年サンデー」で連載され、2015年にはその漫画の舞台化も実現した人気作です。自分が思ったことを第三者の口からしゃべらせる能力を持つ安藤は、日本で大きな影響力を持ちつつある若手政治家へ接近することを目論みます。物語の後半は、安藤の弟・潤也へと視点が切り替わり、兄とはまた違った能力に目覚めていきます。「超能力」というサイエンス・フィクションを絡めながら大衆心理の恐ろしさを描いているので、読みながら多くのことを考えさせられます。その一方で、物語はユーモアと疾走感あふれるリズムで展開されていくので、サクサクと読み進められるのも魅力です。

第4位:「アヒルと鴨のコインロッカー」(395票)

第4位:「アヒルと鴨のコインロッカー」(395票)

画像はX(@BookLive_PR)から引用 《拡大》

4位は「アヒルと鴨のコインロッカー」!

  • 映画で見て良かったので、読みたい
  • ミステリーというよりヒューマンドラマだと思っています。ちょっと切ない物語です
  • 最後の展開にびっくりしました

伊坂幸太郎さんの名を世に広めるきっかけになった作品のひとつ!濱田岳さん・瑛太(現・永山瑛太)さんらが出演した2007年公開の実写映画も、当時スマッシュヒットしました。引っ越してきたアパートで出会った初対面の隣人の青年に、突然「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけられ、なぜか流されるがままに本屋を襲撃してしまう普通の大学生の椎名。こんなおかしな事件から、物語は始まります。その後は、別の人間の視点で語られる「過去」と椎名目線の「現在」の出来事が交互に進んでいき、最終的には予想もしていなかった真実がゆっくりと浮かび上がってきます。色々なところに散りばめられた伏線がきれいに回収された時、その展開の巧妙さに思わず拍手を送りたくなります!

第5位:「グラスホッパー」(306票)

第5位:「グラスホッパー」(306票)

画像はX(@kadokawashoseki)から引用 《拡大》

5位は「グラスホッパー」!

  • 映画で知って読みました
  • 面白かった!
  • おすすめします

2015年に生田斗真さん主演で映画化もされている、伊坂幸太郎さんの「殺し屋シリーズ」第1作目!全3巻でコミカライズもされています。妻を殺した男が、殺し屋に殺された―。復讐を横取りされた元教師の男・鈴木の身に起きた新たな事件に、特殊能力で相手を自殺させることのできる殺し屋・鯨と、ナイフで人を襲う殺し屋・蝉が思わぬところで絡んできます。3人それぞれの目的が交錯しながら、ある1人の「押し屋」の殺し屋の元に集まっていくスピーディな展開にもハラハラ・ドキドキ…!三者の視点で描かれた物語が徐々に交わっていくため、一瞬も目が離せません!

第6位:「陽気なギャングが地球を回す」(290票)

第6位:「陽気なギャングが地球を回す」(290票)

画像はX(@GOGO_SANYODO2)から引用 《拡大》

6位は「陽気なギャングが地球を回す」!

  • この作品でファンになりました!
  • 映画にハマって、原作も読んで面白かったのを覚えています

それぞれ常人離れした特技を持つ史上最強の銀行強盗犯たちが、ある強盗の帰り道にお金を強奪されてしまったことをきっかけに、次々とトラブルに見舞われてしまうハイテンポ・サスペンス!2006年公開の同名映画では、強盗犯4人組を大沢たかおさん、佐藤浩市さん、松田翔太さん、鈴木京香さんが演じています。歩くウソ発見器、天才スリ師、演説の達人、精確な体内時計を持つ女など、登場人物のキャラクターが光っていて、彼らの軽妙な会話にも思わずニヤリ。また、事件がドミノ倒しのように起こっていくのに、そこにもしっかりと伏線が張られているのもお見事!ラストの大どんでん返しにも、心がスカッとしますよ!

第7位:「死神の精度」(273票)

第7位:「死神の精度」(273票)

画像はX(@wadainohon_com)から引用 《拡大》

7位は「死神の精度」!

  • 短編集なので読みやすいです
  • 短編だけどつながりがあって面白かった

物語の主人公は「死神」。2008年には、金城武さん主演で実写映画も公開されました。死神は、人間の対象者に近づいて1週間の密着調査を行い、8日目に「可」か「見送り」かを判断します。この作品では、クールで奇妙な死神・千葉が出会った6つの人生を短編形式で綴っていて、本作でもそれぞれの物語が意外な部分で繋がっていきます。人間と死神のそれぞれが考える「人の生死」への微妙な感覚のズレが哲学的であり、「死ぬことは特別じゃない」という死神の台詞にも目から鱗。本作を読んだあとは、同じ「死神シリーズ」である「死神の浮力」を読むのもおすすめです。

第8位:「アイネクライネナハトムジーク」(256票)

第8位:「アイネクライネナハトムジーク」(256票)

画像はX(@honto_jp)から引用 《拡大》

8位は「アイネクライネナハトムジーク」!

  • 面白かった。また読み返そうかな
  • 映画も素晴らしかった

伊坂幸太郎さんの「初」であり、現時点では「唯一」の恋愛小説で、複数の男女の日常を切り取った6章からなる短編集です。各短編は個々に独立しているものの、時系列を行ったり来たりしながら、思わぬところで物語が繋がっていきます。また、何気ない日常に隠れた「出会いの瞬間」を何度も目にすることができるので、読後には満足感と幸福感で胸がいっぱいになる作品です。2019年には実写映画化もされた話題作です!

第9位:「火星に住むつもりかい?」(244票)

第9位:「火星に住むつもりかい?」(244票)

画像はX(@honto_jp)から引用 《拡大》

9位は「火星に住むつもりかい?」!

  • ディストピアを書くのが上手いと思う
  • 好きな登場人物がいるので

本作は、架空の日本を舞台にしたSFファンタジー!「安全地区」と呼ばれる地域では、住人同士がお互いを監視し「危険人物」とする人を「平和警察」がギロチンで処刑をする―。そんな暴挙と理不尽が横行する「安全地区」に、謎の武器を持った「正義の味方」が現れて革命を起こそうとするのですが…。正義の在り方に疑問を投げかける作品であり、現実の社会問題を揶揄した描写にも背筋がゾクッとします。しかし、陰鬱な残酷さだけでなく、思わずクスッとするような伊坂幸太郎さんらしいコミカルな表現も健在!最後まで読む手が止まらなくなりますよ。

第10位:「モダンタイムス」(223票)

第10位:「モダンタイムス」(223票)

画像はX(@kodanshabunko)から引用 《拡大》

10位は「モダンタイムス」!

  • 面白いミステリーだった
  • ワクワクしながら読みました

伊坂幸太郎さんの小説「魔王」の物語から数十年後を描いた続編!システムエンジニアの主人公が、ある出会い系サイトの仕様変更の仕事を請け負ったことをきっかけに、同じプロジェクトメンバーの上司や同僚が次々と不幸な出来事に襲われます。彼らに共通していたのは、ある複数のキーワードを検索していたこと。不幸の連鎖を断ち切るため、主人公がその謎に挑んでいきます。近未来を舞台にしているのに説得力のあるリアリティな描写を随所に含ませているので、読者も自然と物語の世界に引き込まれていきます。

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング【初心者向け】ベスト10

以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)7,848名が選んだ<伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング【初心者向け】>でした。

編集者:しましま
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)7,848名
調査日:2023年9月22日

\読まれています/
「芸能全般」月間アクセスTOP3

\読まれています/
「スポーツ」月間アクセスTOP3

\読まれています/
「音楽」月間アクセスTOP3

\読まれています/
「ドラマ・映画」年間アクセスTOP3

\読まれています/
「グルメ」年間アクセスTOP3

\読まれています/
「地域ネタ」月間アクセスTOP3

\読まれています/
「マンガ・アニメ・特撮」年間アクセスTOP3

\読まれています/
「韓国エンタメ」月間アクセスTOP3

※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
※記事内容が社会規範・公序良俗に反すると判断される場合、予告なく変更する場合がございます。

よかったらシェアしてね!

こちらの記事もおすすめ

目次