ページをめくった瞬間に鳥肌が立つような画力…。
怖いもの見たさで先が気になってしまうストーリー構成…。
そう…恐怖マンガは、マンガ家のあらゆる能力が必要とされる、芸術作品なのです!
なんて仰々しく書いてしまいましたが、単純に面白いですよね、怖い漫画って。
つい夜思い出して、トイレに行けなくなったこと、ありませんか?
今回は、「恐怖マンガを描くのがうまい漫画家」ランキング。
恐怖マンガでお馴染みの漫画家はもちろん、子供に夢を与えるような国民的作品を描いているあの先生もランクイン。
表紙だけで怖いものもありますので、腰を抜かさないようにご注意くださいね…!
第5位:手塚治虫
「精神的に怖い」「表現力がずば抜けている」「写実的な絵もうまい」
いきなり巨匠がランクイン!5位は手塚治虫先生!
「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「火の鳥」「ブラックジャック」…。
挙げればキリがないほどの名作を残している手塚先生。
実は恐怖マンガもめちゃくちゃ怖いんです。
妖怪ものでは「どろろ」が有名ですが、身の毛のよだつような恐怖を味わいたい方には短編集がオススメ。
霊的な恐怖だけでなく、人間の内面の怖さや社会風刺的なSF作品も含まれており、バラエティに富んでいます。
個人的に一番怖いと思った作品は、「お常」と「女郎蜘蛛」ですね。
どちらも悲しいドラマという側面を持ちますが、とにかくトラウマになりました。
第4位:藤子・F・不二雄
「日常に近いものがテーマでじわっとくる恐怖」「ギャップがすごい」
言わずもがな、「ドラえもん」「キテレツ大百科」などの生みの親、藤子・F・不二雄先生が第4位に!
子供たちに夢を与える「ドラえもん」のような作品の中にも「デビルカード」「人間製造機」
「うつつまくら」のような怖い話がいくつもあり、恐怖マンガも描けるということが伺える藤子先生。
手塚先生同様、藤子先生も短編SFで大人向けの怖~いマンガを読むことができます。
少年と奇妙なうさぎキャラが交流し、やがて怖すぎるオチが待っている…「ヒョンヒョロ」。
人間が牛に家畜にされる星にたどり着いた主人公…「ミノタウロスの皿」。
価値観や偏見をひっくり返される秀逸な問題作…「流血鬼」。
結局、人間が一番怖いと思わせられる…「コロリころげた木の根っ子」。
基本はSFを基調としたものが多く、ホラーかと言われると難しいところですが、そこらのホラーよりよっぽど怖い作品が大量です。
読んだら、人に話したくなること間違いなし!