今回はウェブアンケートにて総勢10,829名に調査した<昭和の「スポ根漫画」人気ランキング>を発表します。電子書籍など存在するわけがなく紙媒体だった昭和の漫画。読者は作品の世界観にどっぷりつかったものです。特にスポ根ものは社会現象を引き起こすほど影響力がありました。必殺技、猛特訓、強力ライバルが三種の神器で、この世代の人ならアニメの主題歌は誰でも熱唱できる昭和スポ根。「暑苦しい」とは言わないで~!さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位「巨人の星」 (1,598票)
- 2位「あしたのジョー」 (1,114票)
- 3位「ドカベン」 (979票)
- 4位「エースをねらえ!」 (806票)
- 5位「アタックNo.1」 (647票)
- 6位「タイガーマスク」 (554票)
- 7位「キャプテン」 (530票)
- 8位「はじめの一歩」 (471票)
- 9位「侍ジャイアンツ」 (377票)
- 10位「サインはV」 (341票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<昭和の「スポ根漫画」人気ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:20代以上の男女(性別回答しないを含む)10,829名/調査日:2023年10月4日
第1位:「巨人の星」(1,598票)
画像はX(@TMSent_jp)から引用 《拡大》
- 再放送を何度も見た
- はまり込んで全巻揃えた
- これで野球少年になった
- 子どもの頃、夢中になって読んだ。あのトレーニングのベルト、すごいな~と思ったもんだ
魔球あり猛特訓ありライバルあり!スポ根といえばこれ!1位は「巨人の星」!
「スポ根」というジャンルを確立させたといわれる熱血漫画の金字塔「巨人の星」!原作の梶原一騎さん、作画の川崎のぼるさんの代表作です。
幼いころから父・一徹に「大リーグボール養成ギプス」を装着されスパルタ特訓を受け育った星飛雄馬は、苦難を乗り越え読売ジャイアンツに入団します。親友・伴宙太の協力を得てライバルの花形満、左門豊作らとしのぎを削る飛雄馬。夜空にひときわ輝く「巨人の星」になるべく切磋琢磨する感動巨編です。
”消える魔球”などの「大リーグボール」にワクワクした読者は数えきれず。まさに”昭和”な一徹のちゃぶ台返しも有名でしょう。後続の作品にも多大な影響を与えた、野球漫画の最高峰です!
第2位:「あしたのジョー」(1,114票)
画像はX(@hochi_hanbai)から引用 《拡大》
- ジョーの生き様がカッコ良かった
- 漫画なのに、力石が亡くなって、実際に葬儀の列ができたことがあったのを思い出した。すごい社会現象を産んだスポ根漫画だと思う
- ストーリーが物悲しく印象に残ってた
- 迫力のある、劇画調のタッチが良かった
物議を醸した衝撃のラストシーン!2位は「あしたのジョー」!
漫画という二次元の世界を大きく超え、すさまじい社会現象になったボクシング漫画「あしたのジョー」。主人公のライバル・力石徹が作中で亡くなると、実際に葬儀が行われるほどでした。
孤独な不良少年・矢吹丈は流れ着いたドヤ街で丹下段平と出会い、ボクシングの才能を見いだされます。さまざまな挫折と苦難を何度も乗り越え、世界チャンピオンのベルトに手が届くところまで上り詰めますが…!原作・高森朝雄(梶原一騎)さん、作画・ちばてつやさん渾身の一作に誰もが感動!ジョーが燃え尽きて、リングのコーナーにうつむいて座っているラストシーンは、漫画史に永遠に残る名場面です。
第3位:「ドカベン」(979票)
画像はX(@comic_natalie)から引用 《拡大》
- キャッチャーのイメージを180度変えた。これ見てプロ野球選手になった人数知れず
- 野球のルールの盲点を学んだ
- 野球部仲間との絆と、友情のドラマが秀逸でした
- スポ根だけではない、新しい風を吹かせたニュー・スポ根漫画!
野球漫画の革命的作品!3位は「ドカベン」!
野球漫画界に革命を起こした水島新司さんの代表作。1972年に連載が始まりましたが、今でもファンはたくさん!イチローさん、松坂大輔さんなど多くのプロ野球選手にも大きな影響を与えています。
明訓高校に入学した「ドカベン」こと山田太郎は、岩鬼正美、里中智ら野球部のチームメイトと切磋琢磨。強力なライバルたちと激闘を繰り広げ甲子園で4度の優勝を達成します。投手ではなく捕手を主人公にした斬新なストーリーで、捕手の配球などリアルな野球を描いたことも画期的でした。
地味な主人公・山田太郎をカバーするようにサブキャラは個性的でした。読めばすぐ、本当の野球好きが描いた作品だと感じるほど、野球愛があふれる漫画です!
第4位:「エースをねらえ!」(806票)
画像はX(@musicjp_mti)から引用 《拡大》
4位は「エースをねらえ!」!
- 大好きだったから
- テニスに興味を持つきっかけになった
- お蝶夫人、憧れてました
- テニス部員が多すぎて入れなかったくらい人気が出た漫画。面白かった
テニス初心者の岡ひろみが、お蝶夫人こと竜崎麗香や藤堂貴之のプレーに憧れ名門・県立西高等学校テニス部に入部。新任の宗方仁コーチの猛特訓にも持ち前の根性で立ち向かい、ライバルたちとの戦いを乗り越え一流選手に成長していく過程を描いています。
テニスブームを巻き起こした山本鈴美香さんのヒット作で、当時の実在テニス選手のエピソードが盛り込まれていました。少女漫画らしく、ひろみと宗方コーチとの恋愛も描かれています!
第5位:「アタックNo.1」(647票)
画像はX(@morinaga_angel)から引用 《拡大》
5位は「アタックNo.1」!
- 主人公の真似していつも友達と遊んでた
- 女子バレーボールのマンガ。大人から子どもまで楽しく見ることが出来たスポコンマンガでした!
- こずえちゃんのようになりたくてバレー部に入りました!
- こずえさんの性格とか真面目さとかほんとに好きで見てました
「アタックNo.1」を見た女の子がこぞってバレーボールを始めたという伝説の少女スポーツ漫画!浦野千賀子さん原作、小沢花音さん作画の大傑作です。
病気療養のため富士見学園中等部に転校してきた鮎原こずえは、ひょんなことから不良グループを率いてバレーボール部に挑戦することになり、その力量を買われ新キャプテンに就任。本郷俊介コーチによる猛特訓に耐え、親友の早川みどりらとともに世界の「No.1アタッカー」に成長していく姿が描かれました。
「竜巻落とし」「木の葉落とし」といった必殺技も登場し、大流行しました。「サインはV」と並ぶ、女子バレーボール漫画の金字塔です!
第6位:「タイガーマスク」(554票)
画像はX(@njpw1972)から引用 《拡大》
6位は「タイガーマスク」!
- 伊達直人、今でも憶えています
- 自分と同じ孤児の為に、組織を裏切って孤児院を助ける1人の男の生き様に感動したドラマだった
- プロレス大好き
- この漫画で、プロレスが好きになった
悪役レスラーを育成する組織「虎の穴」出身の覆面レスラー、タイガーマスクこと伊達直人は、日本全国の孤児のため大金を稼ごうと組織を裏切ります。虎の穴から次々送り込まれてくる刺客のレスラーと戦うことになり、必殺技を開発し強敵に立ち向かいます。原作・梶原一騎さん、作画・辻なおきさんのプロレス漫画の最高峰!1981年には、新日本プロレスリングにプロレスラー「タイガーマスク」が誕生しました。実物となった「タイガーマスク」も、漫画並みのカッコよさで大人気を誇りました!
第7位:「キャプテン」(530票)
画像はX(@comic_natalie)から引用 《拡大》
7位は「キャプテン」!
- ちばあきおの名作。全巻待ってる
- 昭和の漫画だが面白い!
- 派手なキャラクターは居なくても友情と団結の物語で感動する
- 努力をすれば必ず結果はでる。ダメでも次を目指して頑張る姿。人間味も出ているので、素晴らしい作品だった
現実離れした魔球や超人的な選手は一切出てこないリアルな野球漫画!どこにでもいるような登場人物たちが成長する姿を描いた、ちばあきおさんの傑作漫画です。墨谷二中に転校してきた谷口タカオが思わぬことからキャプテンに任命され、ひたむきに練習に励みチームを強化。谷口卒業後、後輩の丸井、イガラシ、近藤茂一が後を継ぎキャプテンとして奮闘する姿を描いています!
「巨人の星」「ドカベン」などとは違った「等身大」の主人公たちが共感を呼び、人気を博しました!
第8位:「はじめの一歩」(471票)
画像はX(@shonenmagazine1)から引用 《拡大》
8位は「はじめの一歩」!
- ボクシング漫画で、一番好きな作品だから
- ハマってた
- 一歩君の地道な努力が素敵です
- ストーリーが真剣勝負で、その中に面白さもあり、とても良かったです!
2023年現在も連載中の、森川ジョージさんのボクシング漫画。釣り船屋を営む母と2人で暮らす幕之内一歩は、気弱ですがひたむきな性格の高校生。ひょんなことからプロボクサーの鷹村守と出会い、ボクシングジムに入門し「強いとは何か」という問いの答えを求めプロボクサーとして、そして人間として成長していく過程が描かれています!
仲間やライバルたちとの戦いも丁寧に描写されており、実在のボクサーが投影されているところも人気の秘密ですね。
第9位:「侍ジャイアンツ」(377票)
画像はX(@denfaminicogame)から引用 《拡大》
9位は「侍ジャイアンツ」!
- 今ならそんなボール絶対無いやろと思うが、あの頃はワクワクしながら真剣に作品の中に入り込んでいた
- 必殺技はすべてボークです
- 阪神ファンだけど好きでした
土佐生まれの型破りな‟サムライ”番場蛮が、読売ジャイアンツに入団しライバルたちと死闘を繰り広げる「侍ジャイアンツ」は原作・梶原一騎さん、作画・井上コオさんが手掛けた野球漫画。番場が「大回転魔球」「ハイジャンプ魔球」「分身魔球」などの奇想天外な魔球を次々開発し、巨人のV10に貢献するアツいストーリー!同じ梶原作品「巨人の星」の星飛雄馬はストイックでどこか自分勝手でしたが、番場は豪快で献身的なキャラクター。あの名作と対照的に描かれている主人公も見どころです!
第10位:「サインはV」(341票)
10位は「サインはV」!
- 大人の環境の中で戦ってゆく先輩たちがとてもカッコよくて楽しみでした
- アニメが大好きで、毎週楽しみにしていました
- 強く印象に残っているから
1964年の東京五輪で女子バレーボール日本代表が全勝優勝し金メダルを獲得。「東洋の魔女」と呼ばれ空前のバレーボールブームが巻き起こり、そのブームをさらに拡大させたのが、漫画「サインはV!」。神保史郎さん原作・望月あきらさん作画の本作は、天賦の才能に恵まれながらバレーボールを憎む朝丘ユミが、新設された女子バレーボールチーム「立木武蔵」にスカウトされ牧圭介監督の指導のもと猛特訓を重ねるストーリーです。「X攻撃」「稲妻落とし」といった必殺技を実際試そうとする読者も続出したほど!
昭和の「スポ根漫画」人気ランキングベスト10
以上、20代以上の男女(性別回答しないを含む)10,829名が選んだ<昭和の「スポ根漫画」人気ランキング>でした。
有効回答者数:20代以上の男女(性別回答しないを含む)10,829名
調査日:2023年10月4日