今回はウェブアンケートにて総勢11,303名に調査した<パ・リーグ「歴代最強のバッター」ランキング>を発表します。今では考えられませんが、かつて、パ・リーグはテレビ中継も少なく「人気のセ、実力のパ」なんて呼ばれていました。しかし、昔からパ・リーグには個性的な選手が多く、今もその血は脈々と流れているようです。希代のヒットメーカー、二刀流、三振かホームランかの一発屋とクセが強い選手ばかり。あなたにとってパ・リーグ最強のバッターは誰ですか?さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位イチロー(オリックス・ブルーウェーブ他) (1,774票)
- 2位大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ他) (1,717票)
- 3位落合博満(ロッテオリオンズ他) (1,267票)
- 4位野村克也(南海ホークス他) (550票)
- 5位張本勲(東映フライヤーズ他) (260票)
- 6位門田博光(南海ホークス他) (257票)
- 7位吉田正尚(オリックス・バファローズ他) (227票)
- 8位秋山幸二(西武ライオンズ他) (220票)
- 9位ラルフ・ブライアント(近鉄バファローズ) (208票)
- 10位タフィー・ローズ(大阪近鉄バファローズ他) (203票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<パ・リーグ「歴代最強のバッター」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,303名/調査日:2023年6月22日
第1位:イチロー(オリックス・ブルーウェーブ他)(1,774票)
画像はX(@asahi)から引用 《拡大》
- ヒットを打つことに最も長けたバッターだと思う
- 足の速さでバントヒットもできれば、ホームランも打てる
- メジャーリーグでも活躍した最高のヒットメーカー
- 凄い努力家で、見倣いたいところが、いくつもあるから
突然現れ210安打をサラリと達成!1位はイチローさん(オリックス・ブルーウェーブ他)!
1994年プロ3年目のイチローさんが大ブレークした時の衝撃は、凄まじいものがありました。高校時代からプロ2年目まで無名に近かった「鈴木一朗」が登録名を「イチロー」にした途端、ヒットをいとも簡単に量産。気がつけば当時の歴代最高となるシーズン210安打を放っていたのです。日本中が度肝を抜かれ「イチロー」だけでなく「振り子打法」や「200安打」も話題沸騰のワードになりました。その年から7年連続で首位打者を獲得したイチローは、2001年からメジャーに挑戦します。余談ですが「イチロー」という登録名に、当時本人は反対したそうですよ。現在はシアトル・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めています。
第2位:大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ他)(1,717票)
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- 世界の大谷だからね!
- バッターとしても、凄い才能の持ち主だと思っています
- とにかく頼りになるし、運も最強
- メジャーに行ってもすごい
たった5年間のNPBでもインパクトは強烈!2位は大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ他)!
北海道日本ハムファイターズに入団し通算296安打、48本塁打、打率.286の数字を残しメジャーに羽ばたいていった大谷選手。わずか5年しか日本でプレーしていませんが、残したインパクトは強烈です。ルーキーイヤーの春季キャンプで栗山英樹監督の下でショートの練習をしていたことは、あまり知られていません。もしあのままショートとピッチャーの二刀流に挑戦していたら…?!想像の中でもファンを楽しませてくれる、唯一無二の選手です。日本では一度も獲得していない打撃のタイトルをアメリカで取ってほしいものです!
第3位:落合博満(ロッテオリオンズ他)(1,267票)
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- やっぱり三冠王!
- 日本のパ・リーグオンリーでやってきて三冠王を複数回取った人は落合さんしかいない!
- 最強だと思う
シビれる一匹狼!3位は落合博満さん(ロッテオリオンズ他)!
プロ入りからの落合さんを知るファンは「ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)時代が一番輝いていた」とよく口にします。代名詞の三冠王はすべてロッテ時代に獲得したもので、落合さんも野武士の風情で当時のパ・リーグの雰囲気にピッタリでした。リーグを代表する投手の山田久志さんや東尾修さんらとの勝負は見応え十分。その後、3球団に所属しますがロッテ時代の「若き落合」が最も野性味あふれる選手だったのは確かです。
第4位:野村克也(南海ホークス他)(550票)
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4位は野村克也さん(南海ホークス他)!
- 一番の強打者!
- キャッチャーが三冠王を取った事が、全てです
- 野球のセンスや采配においてダントツの人だったと思います!
捕手として戦後初の三冠王を達成した野村さん。いずれも歴代2位となる通算657本塁打、1988打点、2901安打はお見事です。重労働の捕手でなければもっと打っていたという意見もあるかもしれませんが、「生涯一捕手」を掲げるほど愛したポジションだったからこそ、ここまでの成績を残せたのかもしれませんね。打つ気がなさそうにのっそり打席に入ると、鋭い打球を外野スタンドまで運んだ野村さん。一本足打法の王貞治さんやヘルメットが飛ぶほどのフルスイングの長嶋茂雄さんとはまた違った、味のあるスラッガーでした。
第5位:張本勲(東映フライヤーズ他)(260票)
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5位は張本勲さん(東映フライヤーズ他)!
- 安打王としては過去一番!
- 私の時代は張本さんですよ
- ヒットの神様
日曜朝の番組で「喝」や「あっぱれ」を出している人…と認識している若い世代も多いかもしれません。実はスゴい実績の持ち主なんです。歴代最多の通算3085安打は有名ですが504本塁打、1676打点、319盗塁を達成。言ってみれば日米4367安打のイチローさんの確実性と、507本塁打の松井秀喜さんの長打力と、日本で300盗塁の糸井嘉男さんの快足を合わせたようなハイブリッドなプレーヤーだったのです!
第6位:門田博光(南海ホークス他)(257票)
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6位は門田博光さん(南海ホークス他)!
- 記録よりも記憶に残る選手。フォークボールは落ちる前に打てばいいんや、と言って、本当に一歩前に踏み出して落ちる前のボールをホームランにしてしまった選手
- 大好きでファンだった
- 門田の一本足も絵になっていた
歴代3位となる通算567本塁打を放った門田さんですが、プロ入り当初は強肩強打のバランスの取れた選手でした。10年目に負ったアキレス腱を断裂する大ケガが運命を大きく変えます。「走れないなら走らなくて済むホームランを打てばいい」とばかりに一発狙いの打撃にモデルチェンジ。「不惑の大砲」と呼ばれ44歳まで現役を続けました。
第7位:吉田正尚(オリックス・バファローズ他)(227票)
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7位は吉田正尚選手(オリックス・バファローズ他)!
- パワーあふれるプレー!
- 目立たないけど、確実性のある打者だと思う
- 今もまさに大活躍中なので
プロ入り1、2年目は腰痛のため鳴かず飛ばずの成績だった吉田選手ですが、ウエイトトレーニングで持病を克服。3年目からは見違えるように打ちまくります。小さな体からホームランを連発。確実性もあり、2年連続で首位打者を獲得しました。高校時代、吉田選手の一塁ゴロで一塁手が鎖骨を骨折したというエピソードもあります。
第8位:秋山幸二(西武ライオンズ他)(220票)
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8位は秋山幸二さん(西武ライオンズ他)!
- よくヒットとホームランを打っていた
- 大好きです!
- 打撃も守備も素晴らしい
普段は無口で派手なことは嫌いな秋山さんですが、プレーは華やかで走攻守揃った選手でした。打てば美しいホームラン、守れば美技を連発。肩は強く足も早い、メジャーに一番近い男と呼ばれました。劇的なホームランを放った後に見せるバック宙は、身体能力の高い秋山さんの代名詞的パフォーマンスです。
第9位:ラルフ・ブライアント(近鉄バファローズ)(208票)
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9位はラルフ・ブライアントさん(近鉄バファローズ)!
- 打球が天井に当たったという強烈なインパクトがある
- 凄かった~
ブライアントさんは豪快な空振りと特大のホームランが魅力の長距離砲です。近鉄バファローズを優勝に導いた4打数連続本塁打や東京ドームの天井のスピーカーを直撃した一発など、数々の伝説をつくりました。三振でもファンを沸かすことができる近鉄「いてまえ打線」を象徴する選手です。
第10位:タフィー・ローズ(大阪近鉄バファローズ他)(203票)
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10位はタフィー・ローズさん!(大阪近鉄バファローズ他)
- パ・リーグでも50本以上のホームラン!
- フォームと打球がかっこよかったです
外国人選手最多の通算464本塁打をマークしたローズさん。2001年には当時の日本タイ記録のシーズン55号を達成し、大阪近鉄バファローズを優勝に導いた「近鉄のバース」的存在です。ヘルメットを深くかぶり、バットを後方で動かす独特な打撃フォームから、弾丸ライナーのホームランを量産しました。
パ・リーグ「歴代最強のバッター」ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)11,303名が選んだ<パ・リーグ「歴代最強のバッター」ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,303名
調査日:2023年6月22日