今回はウェブアンケートにて総勢10,578名に調査した<偉大だと思う「完全試合」達成ピッチャーランキング>を発表します。日本プロ野球の長い歴史の中で、完全試合を達成した投手はたったの16人。大記録の達成に至るまでには、それぞれ濃密なストーリーがあるのです。クビになって球団を移籍した投手が達成したり、警察が出動する騒ぎの中で達成したりとドラマ満載!ここでは、10人の投手と完全試合にまつわるストーリーを紹介します。さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位佐々木朗希 (2,817票)
- 2位金田正一 (2,367票)
- 3位槙原寛己 (866票)
- 4位外木場義郎 (510票)
- 5位今井雄太郎 (462票)
- 6位藤本英雄 (402票)
- 7位島田源太郎 (390票)
- 8位佐々木宏一郎 (384票)
- 9位佐々木吉郎 (377票)
- 10位八木沢荘六 (331票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<偉大だと思う「完全試合」達成ピッチャーランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,578名/調査日:2023年6月9日
第1位:佐々木朗希(2,817票)
速報です????千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手と松川虎生選手がギネス世界記録を達成㊗
✅完全試合を達成したピッチャーとキャッチャーの最年少(合計年齢)
✅ピッチャーの連続奪三振最多数
両選手の記録は本日発売の『ギネス世界記録2023』にも掲載されています。本当におめでとうございます! pic.twitter.com/T5OsUFv6D3— ギネス世界記録 (@GWRJapan) November 10, 2022
- すごいピッチャーが出てきたと感じた瞬間だった
- 若き令和の怪物だと思う
- プロ入り数年で達成…凄いです
- 20歳で達成したところが偉大。これから何回やってくれるだろうという期待も持てる
佐々木姓3人目の大偉業!1位は佐々木朗希投手!
最後の打者を空振り三振に斬って取り、完全試合を達成した千葉ロッテマリーンズの佐々木投手は、両手を広げ笑顔を見せました。大偉業の割りには控え目な喜び方にも見えますが、それが佐々木投手らしくていいですね。28年ぶり16人目、21世紀初、最年少20歳5か月、史上最速通算14試合目の登板、プロ入り初完投初完封、13者連続を含む19奪三振…。まさに記録ずくめのパーフェクトゲームでした。面白いのは完全試合達成者16人のうち、佐々木姓が3人もいること。しかも「吉郎」「宏一郎」「朗希」と、3人全員の名前に「ろう」が入っています。
第2位:金田正一(2,367票)
#大谷翔平
「投げる時と打つ時どっちが楽しい?」400勝投手・金田正一さんの問いに
本人が出した「超一流の答え」大谷翔平(193cm=右)と金田正一さん(184cm)の「ビッグ」な対談だった
https://t.co/qirVmn2kUu pic.twitter.com/Z1YE3TXwMZ— NEWSポストセブン (@news_postseven) April 30, 2023
- とにかくピッチャーとしては歴代ナンバーワン
- 息の長い偉大な投手
- 昔といえど、400勝は偉大過ぎる
- 色々なエピソードや武勇伝も含めて伝説の人になりました
警察が出動する大荒れ展開の中で達成!2位は金田正一さん!
意外な投手が達成することも多い完全試合ですが、金田さんは前人未到の400勝を挙げたレジェンドです。国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)入団8年目に完全試合を達成しますが、とんでもなく騒然とした雰囲気の中でした。9回、中日ドラゴンズの先頭打者から三振を奪いますが、ハーフスイングをめぐり、中日の天知俊一監督が審判に猛抗議します。それに怒ったファン50人ほどがグラウンドに乱入。球審は殴られ、警察まで出動する事態となり、試合は45分間中断しました。金田さんは「残り2人文句のない三振を取ったる!」とボールに怒りを込め、見事2者連続3球三振。出身地の愛知で大記録を成し遂げたのです。
第3位:槙原寛己(866票)
巨人槙原寛己 完全試合達成/1994・5・18
#npb #kyojin #giants #巨人 #槙原寛己 #完全試合 https://t.co/OIkCL2If4z— 日刊スポーツ (@nikkansports) May 17, 2020
- 実際にオンタイムで中継観た。興奮するほど凄かった!
- この時のスライダーの切れはすごかった。ちょっと打てませんよね
- 伝説です!
自由を勝ち取ったミスターパーフェクト!3位は槙原寛己さん!
「ミスターパーフェクト」の愛称で知られる元読売ジャイアンツの槙原さんが、3位にランクインしました。1994年5月18日に行われた、福岡ドーム(現・福岡PayPayドーム)での広島東洋カープ戦。27人目の打者・御船英之さんの打球がファウルゾーンに上がると、一塁手の落合博満さんが珍しく慎重に打球を追っているように見えたそうです。落合さんが見事に捕球すると、三塁手の長嶋一茂さんが槙原さん以上に喜び、抱きつきます。このシーンを覚えている方も多いでしょう。
このとき、槙原さんは門限を破った罰として1か月の外出禁止を言い渡されており、この日に好投できればそれが解かれるという「自由への戦い」だったと語っています。そしてこれが平成唯一の完全試合になりました。
第4位:外木場義郎(510票)
STU48ここあの広島カープ始球式に密着!<せとチャレ!STU48> #せとチャレSTU48 #甲斐心愛 #信濃宙花 #長谷川忍 #カネシゲタカシ #吉弘翔 #外木場義郎 #前田智徳 #広島カープ #始球式https://t.co/fVBoosaaa1
— ザテレビジョン (@thetvjp) March 17, 2022
4位は外木場義郎さん!
- あの時代の、カープの星!
- すごい選手なんですよ
- 完全試合のほかにも、ノーヒットノーランもやっている。この偉業はすごい
1度の完全試合を含むノーヒットノーランを3度達成している唯一の人物が外木場さん。広島東洋カープに入団し、プロ初勝利は四球を1度与えただけのノーヒットノーランでした。試合後に記者から「こういう記録を達成した選手は短命だからね」と言われ、「なんならもう1回やりましょうか」と言い返したエピソードは今でも語り草になっています。3年後、その言葉以上と言える完全試合を達成。それからさらに4年後、2度目のノーヒットノーランを成し遂げるのですから、さすがです!
第5位:今井雄太郎(462票)
【#伝説の男たちのスゴ技!】
【スゴ技】今井雄太郎(阪急) DH制では佐々木朗以前唯一の完全試合男
今回は上田阪急後半のエースで、完全試合も達成した今井雄太郎の登場だ。#完全試合 #今井雄太郎 #連続写真https://t.co/pcLLijgzUS
— 週刊ベースボールONLINE (@BaseBallMOnline) April 27, 2022
5位は今井雄太郎さん!
- あの頃のブレーブス、強かったなぁ
- 今では考えられないのですが当時、試合前に投手コーチから『チカラ水』=『コップ1杯のビール』を与えられてマウンドに上がっていたそうです!
- リアルタイムでTVで見ていて涙が出た
阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)に入団しましたが、プロ7年で6勝と伸び悩んでいた今井さん。1978年、梶本隆夫コーチが酒好きの今井さんに1杯のビールを試合前に飲ませ、マウンドに送り出しました。するとシーズン初勝利を挙げ、その後も勝ちを重ねます。そして8月31日のロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)戦でなんと完全試合を達成。1杯のビールが苦労人の野球人生を大きく変えました。
第6位:藤本英雄(402票)
????コラム????
フォーカス・レコードホルダー????
シーズン防御率0点台は過去11人!
その頂点に君臨する「0.73」
???? https://t.co/91t82JvULk???? シーズン防御率・トップ3
0.73 藤本英雄(1943)
0.79 景浦 将(1936秋)
0.81 沢村栄治(1937春) pic.twitter.com/mEnXNJU9Ej— ベースボールキング⚾???? (@BaseballkingJP) April 22, 2020
6位は藤本英雄さん!
- 完全試合達成第一号だから!
- 日本で最初だから、すごい
日本プロ野球史上初の完全試合はエピソード満載です。読売ジャイアンツの先発予定だった投手が腹痛を起こし、代わって藤本さんが登板。なんと徹夜の麻雀明けだったそうです。青森市営球場で行われた歴史的な試合を目撃した記者はたったの4人。カメラマンはおらず、写真は一枚も残されていません。ちなみにこの日、6月28日は「完全な」を英語で「パーフェクト」、フランス語では「パフェ」と表すことから「パフェの日」に制定されています。
第7位:島田源太郎(390票)
7位は島田源太郎さん!
- 大洋ホエールズの英雄
- 子どもの頃に見た。凄く印象的だったことを覚えている
テスト生として大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に入団した島田さんは、プロ3年目に快挙を成し遂げます。相手は大阪タイガース(現・阪神タイガース)の大エース・村山実さんでしたが、完全試合を達成し、1対0で見事勝利。20歳11か月での達成はセ・リーグ最年少記録です。この年の大洋ホエールズの初優勝に大きく貢献しました。
第8位:佐々木宏一郎(384票)
8位は佐々木宏一郎さん!
- スマートでかっこよく、すごかったと思います。記憶に残っている
大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に入団した佐々木さん。1年目のシーズン途中に同姓の佐々木吉郎さんが入団し、その年のオフに「チームに2人も佐々木はいらない」という理由でクビになります。佐々木さんは近鉄バファローズ(現オリックス・バファローズ)に拾ってもらい、完全試合を達成。その後も2ケタ勝利を上げるなど、チームを支えた立役者の1人です!
第9位:佐々木吉郎(377票)
月刊都市対抗:記録で振り返る 第33回大会 43イニング連続無失点 横浜市・日本石油投手 佐々木吉郎さん(故人) https://t.co/hTXP5risph
— 毎日新聞 (@mainichi) April 17, 2019
9位は佐々木吉郎さん!
1966年に偉業を達成したのは、大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)の佐々木さん。本来は第1試合にリリーフで登板する予定でしたが出番がなく、第2試合で急きょ先発のマウンドに立つと、一世一代のピッチングを披露。偶然先発として起用されたこと、スタミナを心配されていた佐々木さんが、ケガで好きなお酒を控えて調子を整えていたことが呼んだ快挙でした。
第10位:八木沢荘六(331票)
半世紀に近い歳月をまたいだ「後輩」の偉業を喜んだ。1973年10月、ロッテ投手として完全試合を達成した八木沢荘六さん。同じ大記録を成し遂げたロッテの佐々木朗希投手に、八木沢さんは「これから何度でも達成してほしい」と期待を寄せる。
記事は⇒https://t.co/X9ZE8JqP6V#完全試合#佐々木朗希 pic.twitter.com/HR5LQlloU5
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) April 22, 2022
10位は八木沢荘六さん!
「新聞記者も少なくてテレビのインタビューもありませんでした」と、苦笑いで語った元ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の八木沢さん。最高勝率のタイトルに向けて投球回数を増やすため、第2試合の先発投手として準備をしていたところ、第1試合の先発予定投手のケガで急きょ代理を務めることに。それが大偉業を生みました。
偉大だと思う「完全試合」達成ピッチャーランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,578名が選んだ<偉大だと思う「完全試合」達成ピッチャーランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,578名
調査日:2023年6月9日