甲子園のテーマソングと言えば、1992年の春の選抜高等学校野球大会で入場行進曲に使用された槇原敬之さんの「どんな時も。」などが有名。ですが、もう1つの人気テーマソングと言えるのが球児たちの熱き戦いを追ったテレビ番組「熱闘甲子園」のオープニングテーマやエンディングテーマです。
2021年はジャニーズJr.のなにわ男子が「高校野球応援し隊」に就任。なにわ男子が歌う「夢わたし」が、2021 ABC夏の高校野球応援ソングおよび2021年「熱闘甲子園」テーマソングとなりました。
そこで、今回は「熱闘甲子園・歴代主題歌・テーマソング」でどんな楽曲が現在人気なのかを調査。夏らしさが感じられるあの曲、パワフルさが魅力のあの曲など、夏らしさにあふれた名曲が目白押しの注目ランキングです!
※2000年~2019年までの「熱闘甲子園」テーマソングに限定して調査(2020年は開催中止)。
TOP20一覧
- 1位「あとひとつ」FUNKY MONKEY BABYS 2010年 (686票)
- 2位「奏(かなで)」スキマスイッチ 2006年 (663票)
- 3位「夏疾風」嵐 2018年 (581票)
- 4位「宿命」Official髭男dism 2019年 (481票)
- 5位「夏の終わり」森山直太朗 2003年 (422票)
- 6位「ええねん」ウルフルズ 2007年 (300票)
- 7位「ダイヤモンド」コブクロ 2013年 (271票)
- 8位「オモイダマ」関ジャニ∞ 2014年 (267票)
- 9位「奇跡」スガシカオ 2005年 (260票)
- 10位「pride」GReeeeN 2012年 (245票)
- 11位「荒ぶる胸のシンバル鳴らせ」渡辺美里 2000年 (219票)
- 12位「終わらない夏」我那覇美奈 2002年 (218票)
- 13位「glory colors 〜風のトビラ〜」ZONE 2004年 (215票)
- 14位「ずっとここから」JURIAN BEAT CRISIS 2011年 (203票)
- 15位「光と影の日々」AKB48 2016年 (200票)
- 16位「SUMMER BOY」藤井フミヤ 2003年 (194票)
- 17位「虹」高橋優 2017年 (192票)
- 18位「両方 For You」ウルフルズ 2007年 (189票)
- 19位「On Your Side」Superfly 2015年 (188票)
- 20位「Halation」秦基博 2009年 (185票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<熱闘甲子園・歴代テーマソング人気ランキング【2000~2019】>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)7,562名/調査日:2021年7月15日
第1位:「あとひとつ」FUNKY MONKEY BABYS 2010年(686票)
- 楽天優勝時の田中将大さんの登場曲でもあり感動がよみがえります
- 高校及び中高一貫校最後の文化祭閉会式で歌った
- 歌詞が印象的だった。青春が伝わる
野球と固く結びついた永遠の名曲!1位は「あとひとつ」FUNKY MONKEY BABYS 2010年!
僅差で1位に輝いたのは2010年テーマソング、FUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」。沖縄県勢初の夏の甲子園優勝&春夏連覇を成し遂げた興南高校が夏を熱く盛り上げた2010年。テーマ曲に起用された「あとひとつ」もサビ部分の盛り上がりが人気の一曲であり、挑戦する気持ちや勇気を歌った歌詞もまた高校野球らしいと支持されます。さらに、高校野球だけでなくプロ野球とも関連が深い本曲。プロ野球選手は何人かこの曲を出囃子にしていますが、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する田中将大選手もその一人です。田中選手は9回リード時に本曲を出囃子にマウンドに上がるルーティーンがあり、2013年の日本シリーズ第7戦目で優勝がかかった最終回ではリリーフで登板。その際のスタジアムの盛り上がり、楽天ファンによる「あとひとつ」の大合唱は歴史に残る名場面となっています!
第2位:「奏(かなで)」スキマスイッチ 2006年(663票)
- 高校野球らしい壮大さ
- 単純に名曲だと思う!
- みんないい曲だけれど、心に残っている
社会現象になったハンカチ王子vsマー君の死闘はこの年!2位は「奏(かなで)」スキマスイッチ 2006年!
2位は2006年の番組EDテーマ、スキマスイッチの「奏(かなで)」。スキマスイッチの2ndシングルにして、代表曲して知られる大ヒットナンバーです。「熱闘甲子園」以外にも様々なタイアップソングとして使用され、オリコンチャートに38週ランクインという快挙も達成。この曲を第58回NHK紅白歌合戦で歌った姿を記憶している方も多いでしょう!また、この年は夏の大会三連覇を目指す田中将大選手擁する駒大苫小牧と、「ハンカチ王子」として注目されていた斎藤佑樹選手擁する早稲田実業が決勝で激突した歴史的大会。決勝は延長15回引き分け、翌日の再試合も含めてドラマチックすぎる夏となりました!
第3位:「夏疾風」嵐 2018年(581票)
- 高校野球といったら嵐を思い浮かべる
- 疾走感があり、夏らしい爽やかな歌
- 軽快なリズムで応援歌としてぴったり
記念すべき第100回大会を飾ったのは嵐!3位は「夏疾風」嵐 2018年!
3位は2018年テーマソング、嵐の「夏疾風」。平成最後の大会にして、通算100回目の開催となった夏の甲子園。通常年は北海道と東京都だけは2校の代表を出して49校が甲子園に出場しますが、この年は特例で56校が出場し大いに盛り上がりを見せました。そんな年にテーマソングを任された嵐、夏らしさの詰まった「夏疾風」は作詞作曲をゆずの北川悠仁さんが担当するという豪華仕様です。大会自体も、秋田県代表の公立高校である金足農業高校の快進撃が注目され、圧倒的な強さを見せる強豪・大阪桐蔭との決勝戦に高校野球ファンは釘付けになりました!
第4位:「宿命」Official髭男dism 2019年(481票)
ブラスのカッコよさが甲子園にマッチ!4位は「宿命」Official髭男dism 2019年!
4位は2019年テーマソング、Official髭男dismの「宿命」。この年に初めて紅白歌合戦に出場するなど、ヒゲダン大ブレイク元年となった2019年。そんなヒゲダンが手掛けた「宿命」は、球児たちの情熱、若さあふれる想いが綴られた歌詞が非常に印象的です。また、通常のバンドverにもホーンパートはありますが、ブラスバンド楽器を大幅に増やしたアレンジverも「甲子園らしさ」が詰まっていると話題に。演奏は全国から選ばれた現役の高校生87人が担当し、その音の厚みもまた魅力になっていますね!
第5位:「夏の終わり」森山直太朗 2003年(422票)
哀愁漂う夏の定番ソング!5位は「夏の終わり」森山直太朗 2003年!
5位は2003年の番組EDテーマ、森山直太朗さんの「夏の終わり」。ゆったりとしたメロディに乗せて、森山直太朗さんの美声で歌い上げる本曲は、日本の晩夏らしい情緒溢れる夏ソングとして大人気。そんなしみじみとした雰囲気も相まって、「熱闘甲子園」のエンディングとの親和性は抜群です。球児たちのプレーする姿、歌の美しさが重なると、観ている視聴者もつい涙してしまうような……そんな感動を呼ぶ名曲と言えるでしょう!
第6位:「ええねん」ウルフルズ 2007年(300票)
力強く背中を押すウルフルズ節が炸裂!6位は「ええねん」ウルフルズ 2007年!
6位は2007年の番組EDテーマ、ウルフルズの「ええねん」。ド直球な応援ソングではありますが、歌詞中に「がんばれ」という単語は見当たらず、「ええねん」を繰り返して何から何まで肯定してくれる斬新さが魅力です!ウルフルズらしいノリの良さ、キャッチーなメロディもあって人気となり、「熱闘甲子園」以外にもNHKの番組「サラリーマンNEO」のエンディングなどともタイアップ。そのため、高校野球以外のイメージを持つ方もいるかもしれせんね!
第7位:「ダイヤモンド」コブクロ 2013年(271票)
高校球児たちを想い書き下ろされた名曲!7位は「ダイヤモンド」コブクロ 2013年!
7位は2013年テーマソング、コブクロの「ダイヤモンド」。歌詞にも「ダイヤモンド」という単語が登場しますが、本曲は必死に頑張る球児たちをダイヤモンドの原石になぞらえて作詞された応援ソングです。ちなみに、作詞を担当した小渕健太郎さんは宮崎県の出身で、奇しくもこの年に延岡学園が宮崎県勢初の決勝進出。決勝では激闘の末に初出場校の前橋育英に惜敗しましたが、このテーマソングが力になった所はあるかもしれませんね!
第8位:「オモイダマ」関ジャニ∞ 2014年(267票)
「熱闘甲子園」で初めて起用されたジャニーズソング!8位は「オモイダマ」関ジャニ∞ 2014年!
8位は2014年テーマソング、関ジャニ∞の「オモイダマ」。ジャニーズ事務所所属のアイドルが「熱闘甲子園」のテーマソングを歌うのはこれが史上初!関西にゆかりのある関ジャニ∞が歌い上げる本曲は、仲間たちとの絆や大切な想いを綴る歌詞が感動的とジャニーズファン、高校野球ファンも絶賛しました。当時、関ジャニ∞の一人であった渋谷すばるさんの脱退直前に発表された楽曲でもあり、メンバーの想いも乗せられたような歌詞はやっぱり泣けますね!
第9位:「奇跡」スガシカオ 2005年(260票)
57年ぶりの夏の甲子園連覇という「奇跡」!9位は「奇跡」スガシカオ 2005年!
9位は2005年の番組OPテーマ、スガシカオさんの「奇跡」。様々な「奇跡」が起きる甲子園という舞台。そんな甲子園のドキドキが詰め込まれた本曲もまた、夏の爽やかさを感じられる青春の一曲として人気で、サビにかけての盛り上がりもたまりませんね!この年、前年に北海道勢として始めて優勝した駒大苫小牧が、57年ぶりの夏の甲子園連覇という偉業を達成。現在は楽天ゴールデンイーグルスで活躍する田中将大選手が、2年生ながらエースとして投げ続けた姿に熱くなったファンも多いでしょうね!
第10位:「pride」GReeeeN 2012年(245票)
夢追う人々を励ます超王道の応援ソング!10位は「pride」GReeeeN 2012年!
10位は2012年のテーマソング、GReeeeNの「Pride」。直球な歌詞で聞く人の感情を揺さぶるのがGReeeeNの魅力の1つと言われますが、そんなGReeeeNらしさを色濃く感じられるのが本曲。高校球児と言わず、頑張る全ての人を応援する歌詞が泣けると支持されます。この年は、現在はプロ野球選手として活躍する藤浪晋太郎選手、森友哉選手を擁する大阪桐蔭が春夏連覇を達成。春に続いて決勝の相手となった光星学院との激闘も話題となりました!
第11位:「荒ぶる胸のシンバル鳴らせ」渡辺美里 2000年(219票)
11位は2000年の番組OPテーマ、渡辺美里さんの「荒ぶる胸のシンバル鳴らせ」。渡辺美里さんと言えば、1986年から2005年まで開催していた夏の西武スタジアムライブが有名な「夏の風物詩」的なアーティストの一人。そんな夏&野球繋がりとなった本曲も、元気いっぱいで夏の暑さに負けないくらいに熱いと人気です!渡辺さんの伸びやかな歌声、希望に満ちた歌詞からは爽やかさも感じさせ、甲子園の激闘を明るく盛り上げた名曲と支持されています!
第12位:「終わらない夏」我那覇美奈 2002年(218票)
12位は2002年の番組OPテーマ、我那覇美奈さんの「終わらない夏」。タイトルからして夏らしさ全開ですが、夢を追う若者を歌った歌詞もまた良いと高校野球ファンの心に刻み込まれた一曲です。ちなみに、我那覇さんの実弟・我那覇悟志さんは、この前年である2001年と2002年に甲子園大会に樟南高校の選手として出場した経歴の持ち主。2001年に放った代打3ランホームランの感動もあって本曲の完成に繋がったとインタビューで語っています。だからこそ、熱さだけでなく温かさのある応援ソングとしての説得力もあるのですね!
第13位:「glory colors 〜風のトビラ〜」ZONE 2004年(215票)
【動画】甲子園が揺れた瞬間。2004年の第86回大会で、春夏連覇をめざした愛媛代表・済美。迎えた決勝戦、相手は北海道勢としても初優勝を狙う駒大苫小牧。試合は壮絶な打激戦に……。https://t.co/R8VSIjQLlR pic.twitter.com/b7NFTnj1tI
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) August 10, 2017
13位は2004年の番組OPテーマ、ZONEの「glory colors 〜風のトビラ〜」。夏ソングに定評あるZONEが歌い上げる本曲は、ガールズバンドらしいカッコよさとハモリの美しさ、強さも感じさせる曲調が魅力!ちょうどこの頃に中学生だった、高校生だったというファンの方にとっては、その歌詞も影響して懐かしき青春の思い出ナンバーとして支持されます。大会では、北海道勢として初の決勝進出を果たした駒大苫小牧がそのまま初優勝する快挙を達成。駒大苫小牧の名前は全国に響き渡りましたが、この優勝は後の偉業のほんの序章にすぎませんでした……!
第14位:「ずっとここから」JURIAN BEAT CRISIS 2011年(203票)
14位は2011年テーマソング、JURIAN BEAT CRISISの「ずっとここから」。熱闘甲子園の歴代テーマソングの中でも「応援ソング」として人気の高い一曲です。当時17歳、現役女子高生だった川上ジュリアさんがボーカルだけでなく作詞も担当し、同世代の球児達に向けたメッセージに泣けてきます。現在、メジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手も出場した夏の甲子園大会であり、この当時から外野手&投手の二刀流で出場していたのですから、大谷伝説が始まった大会とも言えますね!
第15位:「光と影の日々」AKB48 2016年(200票)
15位は2016年のテーマソング、AKB48の「光と影の日々」。AKBらしい華やかさは控えめで、高校野球のために作られた歌詞からはひたむきさや勝負事にかける想いが伝わる、と評判です。そんな楽曲に合わせて、センターには大阪出身で当時NMB48所属の山本彩さんと、京都府出身の横山由依さんを起用した甲子園仕様。夏の終りに聴きたくなるようなメロディもあり、青春らしさを感じさせるテーマソングとして愛されています!
第16位:「SUMMER BOY」藤井フミヤ 2003年(194票)
16位は2003年の番組OPテーマ、藤井フミヤさんの「SUMMER BOY」。熱さ全開のロック!と言うべき勢いがあり、ノリの良さとカッコよさが超印象的!後のメジャーリーガー・ダルビッシュ有選手擁する東北高校を常総学院が下した決勝戦となり、2年生エースながら敗北後に号泣するダルビッシュ選手が記憶に残っている高校野球ファンも多いでしょう。この年から「熱闘甲子園」のオープニングテーマは朝日放送の「夏の高校野球統一テーマソング」にもなったため、本曲に「甲子園の歌」という強いイメージを抱いている方も多いかもしれませんね!
第17位:「虹」高橋優 2017年(192票)
17位は2017年のテーマソング、高橋優さんの「虹」。この年の甲子園のキャッチフレーズは「じぶん史上、最高の夏」。そんなキャッチフレーズに呼応するかのように、「虹」という高校野球らしい楽曲を書き上げた高橋優さん。感情を込めて歌い上げる歌詞に勇気づけられ、また泣けると人気の一曲です。大会自体も史上最多となる68本の本塁打が飛び出す派手な大会となり、歌と同様に熱気を帯びたモノとなりました!
第18位:「両方 For You」ウルフルズ 2007年(189票)
18位は2007年の番組OPテーマ、ウルフルズの「両方 For You」。ウルフルズらしさのあるコミカルかつパワフルな応援ソングとして話題に!2007年大会では決勝戦の広陵vs佐賀北で起きた疑惑のストライク・ボール判定や、その直後の奇跡の逆転満塁ホームランなど印象的な場面も多々ありました。甲子園には魔物が潜む、なんて言われますが、高校野球の様々な魅力を感じられた年でしたね!
第19位:「On Your Side」Superfly 2015年(188票)
19位は2015年のテーマソング、Superflyの「On Your Side」。ちょっと切なげな雰囲気を感じさせるメロディに乗せて、ボーカルの越智志帆さんが力強く歌い上げる歌詞がまた高校野球らしさにあふれていて良い!との声が上がります。甲子園大会のダイジェスト映像に乗せて流れるこの歌はとっても感動的ですね!
第20位:「Halation」秦基博 2009年(185票)
20位は2009年のテーマソング、秦基博さんの「Halation」。2008年までは「熱闘甲子園」のテーマソングは番組OPとEDの2つが採用されていましたが、この年からテーマソングは1つに。そんな夏に、決勝戦で激突したのが中京大中京と日本文理。終盤の劇的な展開の中で飛び出した「日本文理の夏はまだ終わらない!」という名実況は、テーマソングと共に高校野球ファンの記憶に深く刻まれているでしょう!
熱闘甲子園・歴代テーマソング人気ランキング【2000~2019】TOP20!
やはり「熱闘甲子園」は、大会ダイジェストと共に流れるテーマソングが素晴らしすぎます。各年のテーマソングは球児たちの激闘に華を添えるだけでなく、歌を聞くとその当時の夏を思い出すような……そんな、記憶を蘇らせる装置としても優秀ですね!
以上、10~50代の男女(性別回答しないを含む)7,562名が選んだ「熱闘甲子園・歴代テーマソング人気ランキング」でした。あなたが思う熱闘甲子園の歴代テーマソングはランクインしていましたか?
有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)7,562名
調査日:2021年7月15日