近頃よく耳にする「年賀状じまい」とは、年賀状での新年の挨拶を終わりにし、以後は辞退する旨を伝える最後の年賀状のことです。主に高齢やライフスタイルの変化が理由ですが、相手にとって失礼にならない伝え方が気になる方も多いはず。そこで、ウェブアンケートにて総勢9,249名に「失礼にならないと思う年賀状じまいの文例」を調査しました。この記事では、シンプルで丁寧な文例をランキング形式でご紹介します。
<「年賀状じまい」失礼にならない簡単文例ランキング>、年賀状じまいを検討中の方はぜひ参考にしてください!
もし、まだ年賀状じまいを迷っているなら年賀状の添え書きに!面白い一言ランキングを参考に2025年の年賀状は続けてみて、周囲で年賀状じまいをする人が増えているかどうか確認するのもいいですね。
TOP10
- 1位私事で恐縮ではございますが、年賀状でのご挨拶を本年をもって卒業することにいたしました (1,498票)
- 2位高齢のため年賀状の支度が難しく、今年限りでどなた様に対しても控えさせていただくことに致しました (1,419票)
- 3位勝手ながら本年を最後に、皆さまへの年賀状を控えさせていただくこととなりました (1,045票)
- 4位今年で○○(定年など)を迎え節目の年ということで、年賀状は本年限りで失礼させていただくことに致しました (916票)
- 5位昨今の時流に乗り、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただこうと思っております (853票)
- 6位新しいライフスタイルを目指し、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました (583票)
- 7位インターネットでのコミュニケーションを密にすべく、年賀状は本年にて失礼させていただこうと思っております (521票)
- 8位環境配慮の一環として、本年をもちまして新年のご挨拶状を最後とさせていただきます (503票)
- 9位昨今のデジタル化の波を受けて、本年で年賀状じまいをさせていただくことと致しました (499票)
- 10位今後はご挨拶の場をSNS(Facebookなど)に移し、年賀状は本年限りで控えさせていただきます。 (489票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<「年賀状じまい」失礼にならない簡単文例ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,249名/調査日:2024年10月24日
第1位:私事で恐縮ではございますが、年賀状でのご挨拶を本年をもって卒業することにいたしました(1,498票)
- 言葉が丁寧で変な言い訳もないので。『そうですか』となります
- あくまでもコチラの都合で卒業という事で悪い印象は無いかと思います
- 人や時勢のせいにせず自らのやめる理由としている
- 自分の意志でやめるのであればハッキリと伝えるのが良いと思います
1位は「私事で恐縮ではございますが、年賀状でのご挨拶を本年をもって卒業することにいたしました」
失礼にならない年賀状じまいの文例として、1位に選ばれたのは「卒業」という言葉を含んだこのメッセージでした。この文例に投票した方からは「言いにくいことも卒業という言葉で柔らかく感じる」「そろそろやめたいと思っていたので文章を参考にします」などのコメントもありました。
第2位:高齢のため年賀状の支度が難しく、今年限りでどなた様に対しても控えさせていただくことに致しました(1,419票)
- 高齢では仕方がない、という意識を自然と持つ
- 実際にもらう数も減っているし、こちらも高齢で遠慮させてもらいたい
- 自分の立場を明確にしていて、平等さによる振る舞いがきちんと示されていて、相手方に納得いく書き方で好感を与える
- 自身も後期高齢者なので年賀状が負担になりこの文面に惹かれました
2位は「高齢のため年賀状の支度が難しく、今年限りでどなた様に対しても控えさせていただくことに致しました」
実際に60代以上の方から多く選ばれたのがこの文例。50代以下の方からも「一番仕方ないと感じる」「誰もが納得してくれると思う」などのコメントがありました。「どなた様という言葉が入っているのがいい」という意見もあり、年賀状じまいのメッセージを書く上で取り入れたいポイントです。
第3位:勝手ながら本年を最後に、皆さまへの年賀状を控えさせていただくこととなりました(1,045票)
- 理由を言わない方がかえって皆に納得してもらえると思う
- この文例は自然な感じがする
- 受け取った人も納得してくれる
- 理由は受け手のほうで考えてもらう
3位は「勝手ながら本年を最後に、皆さまへの年賀状を控えさせていただくこととなりました」
今まで続けてきた年賀状でのコミュニケーションを終了とする年賀状じまい。人によって年賀状を辞退する理由は様々ですが、アンケート参加者の方から「わざわざ理由は言わなくていい」「言い訳っぽいことはなくていい」という意見が多く集まり3位に選ばれました。
第4位:今年で○○(定年など)を迎え節目の年ということで、年賀状は本年限りで失礼させていただくことに致しました(916票)
4位は「今年で○○(定年など)を迎え節目の年ということで、年賀状は本年限りで失礼させていただくことに致しました」
- 節目の年を迎えて、この文書ならすっきり
- 私自身が75歳になった今年から歳を理由に年賀状じまいにした。実際には年賀状のやり取りにメリットを感じないのと年賀状自体が億劫になって来たのが原因です
- 自分は、古希をきっかけにしました
- 節目の年ということで人間関係を整理するのは、理解できる
定年やキリのよい年齢、転居、転職、入学、卒業など、人生の節目を理由とするのも、受け取り手が納得しやすい年賀状じまいになります。
第5位:昨今の時流に乗り、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただこうと思っております(853票)
5位は「昨今の時流に乗り、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただこうと思っております」
- シンプルで、納得いく理由
- わかりやすくて、丁寧
- 文章の終わりが失礼する事をきっぱり言い切らず、願望の表現にしているところがいい
- 相手方に失礼がなく、柔らかな言葉
文例の内容もさることながら、「思っております」という文末に対して投票者の方から賛同が多く得られました。年賀状じまいの受け取り手が驚かないよう、柔らかく伝えることも大事ですね。
第6位:新しいライフスタイルを目指し、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました(583票)
6位は「新しいライフスタイルを目指し、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことになりました」
- 『新しいライフスタイルを目指す』とはいい文句だ
- 堅苦し過ぎない感じが良い
- さっぱりしてていい
- 未来に向けてポジティブな雰囲気がある
新年に目にするメッセージだからこそ、明るい内容にしたいもの。新しいライフスタイルという目標を書き記せば気持ちよく受け取ってもらえるはずです。
第7位:インターネットでのコミュニケーションを密にすべく、年賀状は本年にて失礼させていただこうと思っております(521票)
7位は「インターネットでのコミュニケーションを密にすべく、年賀状は本年にて失礼させていただこうと思っております」
- Facebookなどで近況も知れるし、これでいいと思う
- これなら変に思われない
- 使いやすい文例
年賀状じまいで人間関係が途絶えるわけではありません。今後もコミュニケーションを続けていきたい旨をシンプルに伝えられます。
第8位:環境配慮の一環として、本年をもちまして新年のご挨拶状を最後とさせていただきます(503票)
8位は「環境配慮の一環として、本年をもちまして新年のご挨拶状を最後とさせていただきます」
- ポジティブな理由に感じます
- SDGsですからね
- 相手も納得してくれそう
- 実際こうしました
紙やインク、配達にかかる燃料など、年賀状を一通送るにも様々な資源が使われています。少々寂しく感じる年賀状じまいも前向きにとらえられる一文ですね。
第9位:昨今のデジタル化の波を受けて、本年で年賀状じまいをさせていただくことと致しました(499票)
9位は「昨今のデジタル化の波を受けて、本年で年賀状じまいをさせていただくことと致しました」
- もっともらしい理由
- 時代の流れですもんね
- なんでもデジタル化してるから年賀状も…とわかりやすい
スマホやパソコンで遠方の知人ともいつでもやり取りがしやすくなった昨今。今までに交わした年賀状への感謝と共に伝えたい文例です。
第10位:今後はご挨拶の場をSNS(Facebookなど)に移し、年賀状は本年限りで控えさせていただきます。(489票)
10位は「今後はご挨拶の場をSNS(Facebookなど)に移し、年賀状は本年限りで控えさせていただきます」
- 理由がわかりやすい。お付き合いは続きます
- 連絡が絶たれるわけじゃないのがわかりやすい
- 時代な感じなのでイイと思う
- 昨今の風潮を理由にしてる
今後は年賀状ではなくSNSでお付き合いを続けましょう、という簡単なメッセージです。InstagramやFacebookのアカウントを一緒に伝えるのもいいですね。
「年賀状じまい」失礼にならない簡単文例ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)9,249名が選んだ<「年賀状じまい」失礼にならない簡単文例ランキング>でした。アンケート項目の一つとして「家族内で相談した結果、今後はどなた様とも年賀状でのご挨拶を控えさせていただくこととなりました」という文例もありましたが、こちらは最下位となる結果に。1位の文例に寄せられた投票者コメントを見ても、「年賀状じまいの理由は書かなくていい」ということなのかもしれません。年賀状じまいを送る相手に失礼ならないよう、印象の良い内容にしたいですね。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,249名
調査日:2024年10月24日