今回はウェブアンケートにて総勢10,885名に調査した<本当にあった!プロ野球の「おもしろ珍事件」ランキング>を発表します。宇野勝さん、達川光男さん、星野仙一さん、杉谷拳士さん…。珍プレーの番組がテレビで放送されるたび取り上げられたエンターテイナーの面々です。大谷翔平選手のホームランや佐々木朗希選手の剛速球もいいですが、アンビリーバブルな珍プレーも野球の楽しみの一つです。さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位ギョギョギョ!空から魚が降ってきて試合が一時中断した (981票)
- 2位1人で「6死」!サイクルアウトを喫した選手がいる (585票)
- 3位カウント4ボールからのホームラン! (529票)
- 4位珍プレーの原点!打球をキャッチし損ねてヘディングをしてしまった (526票)
- 5位「ヘディング事件」と「ベンチがアホやから事件」は同じ日に起きていた (521票)
- 6位また回ってきた!1イニングで3打席立った選手がいる (518票)
- 7位走者を追い越し追い越された選手がいる (448票)
- 8位虫に刺されて投手が降板したことがある (436票)
- 9位推定飛距離170m!東京ドームのスピーカーに球が直撃した (401票)
- 10位前代未聞!引退試合が降雨でノーゲームになった (400票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<本当にあった!プロ野球の「おもしろ珍事件」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,885名/調査日:2023年7月5日
第1位:ギョギョギョ!空から魚が降ってきて試合が一時中断した(981票)
画像はX(@nikkansports)から引用 《拡大》
- 野球の試合じゃなくても空から魚が降ってきたらかなりびっくりしてしまう
- 2016年5月の甲子園ですよね。この試合を見に行ってました!
- 魚が降るのは、なかなかないので、どうなって魚が降ったのか知りたくなりました
- そりゃー中断するよね!ビックリ!!
「生き物図鑑」の甲子園にまさかのさかな!1位は「ギョギョギョ!空から魚が降ってきて試合が一時中断した」!
2016年5月8日、甲子園球場で阪神タイガース×東京ヤクルトスワローズ戦が行われました。6回、阪神の攻撃中に外野の芝生に何かが落下し、試合は一時中断になります。そこには、鳥が落としたとみられる25センチほどの魚が…!なかなかの異臭を発していたようで、レフトのウラディミール・バレンティンさんは「臭いがスゴかった」とうんざり顔です。阪神は「水を得た魚」のような攻撃で「漁夫の利」で逆転といきたかったところですが、1-5でヤクルトの勝利となりました。
甲子園球場は高校球児の聖地ですが、動物たちも大好きなよう。イタチやネコ、ミツバチなどが出没しています。名物のツタが繁っていたころは約1メートルのヘビもいたそうです。
第2位:1人で「6死」!サイクルアウトを喫した選手がいる(585票)
画像はX(@mainichi)から引用 《拡大》
- こんなことがあるの?びっくりした
- 理解しがたい珍事!
- かわいそうだけど逆にすごい
- どういうこと?不思議
各種アウトを取り揃えています!2位は「1人で『6死』!サイクルアウトを喫した選手がいる」!
ついてない時は何をやってもついてないものです。1975年7月11日の田淵幸一さんがまさにそうでした。読売ジャイアンツと阪神タイガースの伝統の一戦、田淵さんは2回第1打席、巨人先発の横山忠夫さんの前に三振を喫すると、4回の第2打席は一死一塁からサードゴロの併殺に倒れます。第3打席は7回無死一、二塁のチャンス。ところがファウルと勘違いして走っていなかったため、キャッチャーゴロになりトリプルプレーが完成!一人で単独アウト、併殺、三重殺のサイクルアウトを喫してしまったのです。8回には王貞治さんのキャッチャーファウルフライを落球。650号となるツーランを浴び、踏んだり蹴ったりの一日でした…!
第3位:カウント4ボールからのホームラン!(529票)
画像はX(@TokyoGiants)から引用 《拡大》
- まさか。ボールのカウントは無効だったの?どういうこと?
- まさに珍事!
- フォアボールからどうやってホームランを打ったんでしょう?
- どんな時でも、諦めない姿勢を持つことは、勝利につながる
人間正直じゃないといけません!3位は「カウント4ボールからのホームラン」!
1987年10月18日、後楽園球場最後のペナント公式戦となる読売ジャイアンツ×広島東洋カープ戦で、カウント「4ボール2ストライク」からホームランという珍事が起きました。4回、打席に入った巨人の吉村禎章さんはカウント「1ー2」から広島先発の白武佳久さんの4球目を見送り「2ー2」となるはずでした。しかしスコアボードの表示は「1ー2」のまま。山本文男球審が捕手の達川光男さんに確認すると、カウントを有利にしたい達川さんは「1ー2じゃないですか」ととぼけ、そのまま試合を続行。その後ファウル、ボール、ボールで本来なら四球のところが「2-3」となり、なんと次の8球目を吉村さんが30号ホームラン!人間、やっぱり正直でないといけませんね。
第4位:珍プレーの原点!打球をキャッチし損ねてヘディングをしてしまった(526票)
画像はX(@numberweb)から引用 《拡大》
4位は「珍プレーの原点!打球をキャッチし損ねてヘディングをしてしまった」!
- 宇野選手のシーンは、今見ても笑える
- テレビの珍プレーで何度か見ているけど、本当におもしろい
- 強烈な印象を残した珍プレー。中日の宇野選手はチャンスに強い強打者でしたね
- 懐かしいな~
「宇野ヘディング事件」は1981年8月26日の読売ジャイアンツ×中日ドラゴンズ戦で起きました。6回二死二塁で巨人の山本功児さんが高々と打ち上げた打球が中日の宇野勝さんのおでこを直撃。はねたボールが外野を転々とする間に失点を許しました。打者走者の山本さんはホームでアウトにしましたが、先発の星野仙一さんはグラブを叩きつけ怒りをあらわにします。巨人は159試合連続得点を継続中で、完封を狙っていたのでこれほど悔しがったのです。これで宇野さんは一気に有名になりましたが、実は…「元祖ヘディング」は広島東洋カープの山本浩二さんでした。同じ年の4月19日の巨人戦で中畑清さんのセンターフライをおでこにゴツ~ン!しかし2人のキャラもあり、「ヘディングといえば宇野」のイメージがついたようです。
第5位:「ヘディング事件」と「ベンチがアホやから事件」は同じ日に起きていた(521票)
画像はX(@bunshun_online)から引用 《拡大》
5位は「『ヘディング事件』と『ベンチがアホやから事件』は同じ日に起きていた」!
- 珍事と名言が同じ日だったんだ!
- 同じ日に起こったとは思わなかったから、まさに珍事件ですね
- マジで?すごすぎるw
球界を揺るがす大事件が、全く同じ日に起きていたなんてビックリ!その日は1981年8月26日の水曜日です。後楽園球場で行われた読売ジャイアンツ×中日ドラゴンズ戦で、中日の宇野勝さんが平凡なショートフライをヘディングしてしまいます(詳しくは4位の項をご覧ください)。一方、後楽園から西へ500キロメートル以上離れた甲子園球場で、阪神タイガース×ヤクルトスワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)戦が行われていました。阪神の先発投手・江本孟紀さんが8回途中で交代を命じられ「ベンチがアホやから野球がでけへん」とブチ切れ!そのまま現役を引退してしまうのです。しかし2人ともこれである意味レジェンドになったのですから、人生は分かりませんね。
第6位:また回ってきた!1イニングで3打席立った選手がいる(518票)
画像はX(@nikkanspor)から引用 《拡大》
6位は「また回ってきた!1イニングで3打席立った選手がいる」!
- その選手がこの回2つアウトになっているのも含めて面白い
- そんなことあるんだ(笑)
- あり得ないようなこと!
1イニングで2度打席が回ることはよくありますが3度とは!2009年6月11日の千葉ロッテマリーンズ×広島東洋カープ戦でNPB初の記録が生まれました。6回、ロッテは福浦和也さんがヒットで出塁すると、打ちも打ったり48分間で打者20人15打点15得点。大松尚逸さんは何と3回も打席に立ちました!まるで人数の少ない草野球のようです。大松さんは3度の打席のうち2度凡退。試合進行に貢献しています。ちなみにこの回の最初のバッター・福浦さんは代走が出されたため3打席目はありませんでした。
第7位:走者を追い越し追い越された選手がいる(448票)
画像はX(@nhk_baseball)から引用 《拡大》
7位は「走者を追い越し追い越された選手がいる」!
- 足が速すぎるのかなw
- 実際に見たのを覚えている
- わたしも見たかった。面白そう
打者走者に追い越されアウトになり、走者を追い越してアウトになったのが中日ドラゴンズの大島康徳さんです。しかも2週間のうちに。1984年5月5日の横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)戦の3回、一塁走者の大島さんは打者の宇野勝さんが打ち上げたフライをハーフウエーで見ていました。ライトが落球し宇野さんが猛ダッシュで大島さんを抜いてしまいます。同月19日のヤクルトスワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)戦では打者の大島さんがフェンス直撃のヒットを放ちます。しかし打球を見ていた一塁走者を抜いてしまいアウト!両方体験した唯一のプロ野球選手になってしまいました。
第8位:虫に刺されて投手が降板したことがある(436票)
8位は「虫に刺されて投手が降板したことがある」!
- どんだけ刺されたのか
- そんなことで?と思うけど、なんの虫かによるよね…大丈夫だったのかな
まさに「泣きっ面に蜂」でした。2013年6月25日の阪神タイガース戦に先発した中日ドラゴンズのブラッドリー・バーゲセンさんは初回を無失点に抑えました。ところが右手人さし指の腫れのため14球を投げたところで降板。試合前に虫に刺されたと話していたブラッドリーさんは、翌日に症状が悪化し登録を抹消されます。診察の結果、ささくれからばい菌が入っていたことが分かりました。虫刺されかどうかは定かではないですが、監督は「“悪い虫”に刺されたということや。指が腫れている」と説明しています。なんともトホホな話です。
第9位:推定飛距離170m!東京ドームのスピーカーに球が直撃した(401票)
画像はX(@mapleandonatsu)から引用 《拡大》
9位は「推定飛距離170m!東京ドームのスピーカーに球が直撃した」!
- パワーがスゴイ
- この試合現地で見てました!近鉄のブライアントが打った
東京ドームの天井は、打球が当たらないよう読売ジャイアンツの王貞治さんの最長アーチを参考に設計されました。しかし開場3年目で早くも「認定ホームラン」が生まれます。1990年6月6日の日本ハムファイターズ(現・北海道日本ハムファイターズ)×近鉄バファローズ戦の4回、近鉄のラルフ・ブライアントさんが放った打球は地上43メートルの高さに吊り下げられたスピーカーを直撃。推定飛距離170メートル驚愕の一発になりました。このスピーカーは現在は撤去されています。
第10位:前代未聞!引退試合が降雨でノーゲームになった(400票)
画像はX(@Sponichi_Editor)から引用 《拡大》
10位は「前代未聞!引退試合が降雨でノーゲームになった」!
- でもね、いい試合でしたよ!倉選手お疲れ様!
- ちょっと悲しい出来事に思えるけど、誰の引退試合だったのかな
広島東洋カープ一筋19年間「黒田博樹捕手」として活躍した倉義和さんの引退試合が2016年9月25日に行われました。黒田さんとの黄金バッテリーでスタメン出場した倉さんは、先頭打者に四球を許したところで交代。ところがその後、降雨ノーゲームになり引退試合は幻になってしまいます。集まったファンのために倉さんはダイヤモンドを一周してヘッドスライディングを披露。珍しい引退試合になりましたが、倉さんらしさが出ていました。
本当にあった!プロ野球の「おもしろ珍事件」ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,885名が選んだ<本当にあった!プロ野球の「おもしろ珍事件」ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,885名
調査日:2023年7月5日