場面の様子が想像できる表現豊かな文に、何度も見たくなるような絵、感性を刺激し、子どもの成長を促してくれる絵本。世代を越えて愛され続ける名作が多く、懐かしさを感じながら子どもに読み聞かせをしている人も多いのでは?そこで今回は、「懐かしい絵本ランキング」をご紹介します!
TOP20一覧
- 1位「ごんぎつね」 (566票)
- 2位「ぐりとぐら」 (547票)
- 3位「100万回生きたねこ」 (466票)
- 4位「はらぺこあおむし」 (406票)
- 5位「ブレーメンのおんがくたい」 (402票)
- 6位「おおきなかぶ」 (312票)
- 7位「手ぶくろを買いに」 (308票)
- 8位「いないいないばあ」 (288票)
- 9位「ノンタンぶらんこのせて」 (259票)
- 10位「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」 (247票)
- 11位「ないたあかおに」 (163票)
- 12位「スーホの白い馬」 (153票)
- 13位「ずーっとずっとだいすきだよ」 (151票)
- 14位「おばけのバーバパパ」 (144票)
- 15位「エルマーのぼうけん」 (140票)
- 16位「三びきのやぎのがらがらどん」 (138票)
- 17位「からすのパンやさん」 (130票)
- 18位「ねないこだれだ」 (129票)
- 19位「モチモチの木」 (128票)
- 20位「だるまちゃんとてんぐちゃん」 (126票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<懐かしい絵本ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:30代以上の男女(性別回答しないを含む)7,536名/調査日:2025年4月5日
第1位:「ごんぎつね」(566票)
- 伝えたい内容が詰まっています
- 何度読んでも泣ける悲しい物語だけど、思いやりや恩の尊さや先入観や思い込みの恐ろしさ愚かさなど、大人にも刺さる内容を人間と野生動物の関わりで描いているのが面白い
- 懐かしいです。子どもにも読んでほしいですね
教科書にも掲載されている名作!1位は「ごんぎつね」!
教科書にも掲載され、誰もが懐かしいと感じる名作ではないでしょうか。兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずらでとってしまった「ごん」。しばらくして兵十の母親が亡くなったことを知り、心を痛めたごんは栗やまつたけを届けにいきますが…。思い込みの恐ろしさや言葉にして伝える大切さなども学べる物語で、ラストは何度読んでも泣ける…!
「ごんぎつね」(偕成社)
初版年:1986年
作:新美南吉
絵:黒井健
出版社のおすすめ年齢:5歳~
第2位:「ぐりとぐら」(547票)
- カステラのお話が一番好きです。おやつの話もできていいなぁ
- 私自身が幼い時に何度も読み返すほど好きな絵本だったから
- このシリーズは、絵が個性的でおしゃれでどれも大人が読んでも素敵な内容だから
大きなカステラにワクワクする!2位は「ぐりとぐら」!
お料理することと食べることが何より好きな、野ねずみのふたごのきょうだい「ぐり」と「ぐら」。愛され続ける懐かしい絵本で、幅広い世代から大人気!森で見つけた大きな卵で大きなカステラを作り、森じゅうの動物たちと仲良く食べるシーンはワクワクが止まらない!誰もが一度は絵本に登場する「大きなカステラ」に憧れたことがあるはず。
「ぐりとぐら」(福音館書店)
初版年:1967年
作:なかがわりえこ
絵:おおむらゆりこ
出版社のおすすめ年齢:3歳~
第3位:「100万回生きたねこ」(466票)
- 子どもの頃よく読んだ本!
- 名作中の名作。今もまだ覚えている
- 最高です、様々な解釈ができ心に残ります
命の尊さについて考えさせられる!3位は「100万回生きたねこ」!
自分しか愛さなかった100万回生きたねこが、1匹の白いねこと出会い、本当の愛を知ります。大人になっても楽しめる奥深い物語で、誰かを愛することの素晴らしさや、命の尊さについて考えさせられる絵本です。子どもの想像力を伸ばしたいときにもおすすめ!
「100万回生きたねこ」(講談社)
初版年:1977年
作・絵:佐野洋子
第4位:「はらぺこあおむし」(406票)
- 絵が美しくて、あおむしが蝶になるというひとつの命、その進化を尊く感じるから
- 何度も読んだ本だから
- 世界的にも有名で、絵がいい
自然と数や曜日を覚えられる!4位は「はらぺこあおむし」!
日曜日の朝に生まれたあおむしが、たくさん食べて最後には美しいちょうちょに成長していく物語で、子どもたちに「大きくなること」への希望を与えてくれる絵本です。小さな穴のしかけがあり、まだ物語を理解できない小さな子どもでも楽しめるのが魅力。物語の中に数字や曜日が登場するので、数や曜日を教えたいときにもおすすめです!
「はらぺこあおむし」(偕成社)
初版年:1976年
作:エリック・カール
訳:もりひさし
出版社のおすすめ年齢:3歳~
第5位:「ブレーメンのおんがくたい」(402票)
- 印象に残っていますね
- 一緒になって、活動するところが良かったので
- 話がシンプルなのがいい
何度も読みたくなる名作グリム童話!5位は「ブレーメンのおんがくたい」!
長く愛され続ける、懐かしい名作グリム童話。飼い主に見放されたロバ・イヌ・ネコ・オンドリが、ブレーメンの町の音楽隊に入ろうと旅に出る物語。力を合わせてどろぼうを家から追い出すシーンが見どころで、みんなで協力することの大切さなどを学べる絵本です!
「ブレーメンのおんがくたい」(福音館書店)
初版年:1964年
作:グリム
絵:ハンス・フィッシャー
訳:せたていじ
出版社のおすすめ年齢:5歳~
第6位:「おおきなかぶ」(312票)
- 温かい気持ちになるから
- こういうかぶが実在してる気がして、子どもの頃ものすごくわくわくした
- みんなで協力することは大事なことだと教えられる
ワクワクするシンプルな物語!6位は「おおきなかぶ」!
ロシアの昔話を絵本にした、みんなで力を合わせて大きなかぶを引っこ抜くシンプルな物語。おじいさん・おばあさん・孫・犬・猫・ねずみが一列になってかぶを引っ張るシーンが大きな見どころ!「うんとこしょどっこいしょ」のフレーズは思わず声に出して言いたくなるくらい魅力的で、子どもをワクワクさせます!
「おおきなかぶ」(福音館書店)
初版年:1966年
作:A・トルストイ
絵:佐藤忠良
訳:内田莉莎子
出版社のおすすめ年齢:3歳~
第7位:「手ぶくろを買いに」(308票)
- 心温まるホンワカした愛情を感じる物語だから
- 大好きな本。優しさに溢れているし、一生懸命で可愛い
- 今でもほっこりするから
親子の愛に心が温まる!7位は「手ぶくろを買いに」!
雪で牡丹色になった子狐の手を見た母狐は、人間の町で手袋を買ってあげようとします。怖い出来事を思い出して動けなくなった母狐は、子狐の片方の手を人間の手に変えてひとりで買いに行かせます。想像が膨らむ柔らかな絵が魅力的で、母親の子どもを大切に思う気持ちを感じられる物語に心が温まる!
「手ぶくろを買いに」(偕成社)
初版年:1988年
作:新美南吉
絵:黒井健
出版社のおすすめ年齢:5歳~
第8位:「いないいないばあ」(288票)
- 子供と絵本の最初の出会いが、この絵本です
- 50年以上前からの定番!
- 昔、初めての子どもが生まれた時お祝いで貰ったから
「初めての絵本」として人気!8位は「いないいないばあ」!
2020年に日本の絵本で初めて累計700万部を突破した名作。ページをめくるたびにいろんな動物たちが「いないいないばあ」をしていて、「ばあ」の場面の動物たちは、あかちゃんと目が合うように描かれているのだとか!「初めての絵本」として人気で、多くのあかちゃんを笑顔にしています!
「いないいないばあ」(童心社)
初版年:1967年
作:松谷みよ子
絵:瀬川康男
出版社のおすすめ年齢:0歳~
第9位:「ノンタンぶらんこのせて」(259票)
- 我が家は1から10までの数字をこの絵本で覚えました!
- ノンタンシリーズお薦め!
- よく読んであげたなあ
順番を守る大切さを学べる!9位は「ノンタンぶらんこのせて」!
ありのままの子どもの姿を表現した人気絵本「ノンタン」シリーズの第1作目。ぶらんこをひとりじめしてしまうノンタン。この絵本で順番を守ることの大切さや、10までの数字を覚えたという子どもが多いのだとか!10のあとに続く楽しいフレーズも思わず口ずさみたくなります!
「ノンタンぶらんこのせて」(偕成社)
初版年:1976年
作・絵:キヨノサチコ
出版社のおすすめ年齢:3歳~
第10位:「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」(247票)
- 色んなことを学べそうだと思ったから
- 懐かしい!
- 大好きです。谷川俊太郎さんの訳も素敵
壮大な海の絵に引き込まれる!10位は「スイミー 小さなかしこいさかなのはなし」!
兄弟みんなが大きな魚にのまれ、ひとりぼっちになってしまった小さな黒い魚・スイミー。海を旅するうちに強く賢くなっていき、出会った仲間と大きな魚に立ち向かっていきます。壮大な海と生き物を表現した迫力のある絵が見どころで、スイミーの成長や勇気に心を動かされます!
「スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし」(好学社)
初版年:1969年
作:レオ・レオニ
訳:谷川俊太郎
出版社のおすすめ年齢:4歳~
第11位:「ないたあかおに」(163票)
- 胸がきゅっとなるお話で、深い
- 好きで読んでいました。懐かしい
- 色々学べる
村の人間たちと仲良くしたい心優しい赤おにのために、悪いおにのふりをする青おに。おに同士の友情を描いた切なく温かい物語で、子どもに思いやりや優しい気持ちを伝えられる絵本です。青おにの友だちを大切にする気持ちが詰まった手紙を読んで、赤おにと一緒に泣いてしまうはず…!
「ないたあかおに」(偕成社)
初版年:1965年
作:浜田廣介
絵:池田龍雄
出版社のおすすめ年齢:4歳~
第12位:「スーホの白い馬」(153票)
- いい話だから
- 泣ける…
- 大人になっても胸に残るから
小学校の教科書にも掲載されている名作絵本で、「懐かしい」と感じる人が多いのではないでしょうか。モンゴルに伝わる楽器「馬頭琴」の由来を描いた物語で、羊飼いの少年・スーホと白い馬の深い絆や、悲しくも美しい結末に感情を揺さぶれること間違いなし…!
「スーホの白い馬」(福音館書店)
初版年:1967年
文:大塚勇三
絵:赤羽末吉
出版社のおすすめ年齢:4歳~
第13位:「ずーっとずっとだいすきだよ」(151票)
- 大好き
- どの本も素晴らしいが、自尊感情を育てる意味でいいと思う
- 読んであげたいね
いっしょに大きくなった“ぼく”と犬のエルフィー。お別れを迎え、とても悲しいけれど気持ちが楽なのには理由があって…。悲しいお別れと向き合い、「だいすき」と言葉に出して伝えることの大切さを教えてくれます。ペットを飼っている人におすすめの絵本です!
「ずーっとずっとだいすきだよ」(評論社)
初版年:1988年
作・絵:ハンス・ウィルヘルム
訳:久山太市
第14位:「おばけのバーバパパ」(144票)
- 懐かしい~!バーバララとバーバピカリが好きだった
- いろんな形になれるのがワクワクする
- 絵が楽しい!
土の中から生まれてきたやさしいおばけのバーバパパが、特技を活かしてみんなの人気者になるまでを描いた「バーバパパ」シリーズ絵本の記念すべき第1作目。個性的な絵が可愛くて、バーバパパの「形を自由に変えられる」という特技が、子どもたちの感性を刺激します!
「おばけのバーバパパ」(偕成社)
初版年:1972年
作:アネット・チゾン タラス・テイラー
訳:山下明生
出版社のおすすめ年齢:3歳~
第15位:「エルマーのぼうけん」(140票)
- これは良かったな
- なんか楽しかった気がします
- 本当に好きだったから!
どうぶつ島に囚われているりゅうの子どもを助けるために冒険の旅に出発したエルマー。ユニークな動物たちとのやりとりや、リュックに詰めた輪ゴムやチューインガム、歯ブラシなどを駆使して、危険をくぐり抜けていくドキドキハラハラの展開が楽しい!長めの物語に興味が出てきた子どもにおすすめの絵本です。
「エルマーのぼうけん」(福音館書店)
初版年:1963年
作:ルース・スタイルス・ガネット
絵:ルース・クリスマン・ガネット
訳:わたなべしげお
出版社のおすすめ年齢:5歳~
第16位:「三びきのやぎのがらがらどん」(138票)
- おお!名作!
- また読みたくなってきた
- 読み聞かせするもよし、自分で読むもよし
ノルウェーの昔話を絵本にした作品で、小さいヤギ・中ぐらいのヤギ・大きなヤギと、谷に住む恐ろしい“トロル”の対決を描いた物語。知恵と勇気で危機を乗り越えていく展開が魅力的で、何度も読みたくなるような迫力のある絵と、リズム感の良い文にグッと引き込まれます!
「三びきのやぎのがらがらどん」(福音館書店)
初版年:1965年
絵:マーシャ・ブラウン
訳:せたていじ
出版社のおすすめ年齢:4歳~
第17位:「からすのパンやさん」(130票)
- いろんなパンが描かれたページに、私も子供も夢中でした!
- なつかしいです
- 読むとパンが食べたくなる。楽しい本です
4羽の赤ちゃんを育てながらお店を切り盛りするからすの夫婦。育児に追われてお客さんが減ってしまいますが、成長した子どもたちに助けられてお店が大繁盛!ページいっぱいに描かれた、個性的で美味しそうなパンが大きな見どころ。焼きたてパンが食べたくなる、子どもも大人もワクワクする絵本です!
「からすのパンやさん」(偕成社)
初版年:1973年
作・絵:かこさとし
出版社のおすすめ年齢:4歳~
第18位:「ねないこだれだ」(129票)
- 定番で、ずっと色褪せない
- 寝る前に母がよく読んでくれたから
- ちゃんと寝てほしいから!おばけも怖くないし楽しい本です
世代を超えて愛され続ける懐かしい「おばけ絵本」。おばけの時間になってもなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまう…というドキドキハラハラのストーリー展開が子どもを夢中にさせます!「怖いけど見たい」と思わせる面白さで、寝かしつけの絵本としてもおすすめです。
「ねないこだれだ」(福音館書店)
初版年:1969年
作・絵:せなけいこ
出版社のおすすめ年齢:1歳~
第19位:「モチモチの木」(128票)
- 今でもまた読みかえしたいと思うほどインパクトの強い作品だった
- 普段ダメダメでもいざという時がんばれる勇気
- 読む前は絵柄の怖さで手を出しにくかったが、いざ読んでみると、登場人物の心情や背景など、あのスタイルだから生み出せる雰囲気に飲み込まれた思い出がある
夜中に一人でトイレにも行けないほど臆病な豆太が、大好きなお爺さんのために勇気をふりしぼる感動の物語。小学校の教科書にも掲載された名作絵本で、夜の“モチモチの木”の恐ろしさや美しさ、登場人物の心情をリアルに表現した迫力のある切り絵が見どころ。子どもの「勇気」や「思いやり」について考えさせられる絵本です!
「モチモチの木」(岩崎書店)
初版年:1971年
作:斎藤隆介
絵:滝平二郎
出版社のおすすめ年齢:6歳~
第20位:「だるまちゃんとてんぐちゃん」(126票)
- 優しい気持ちになれるから
- 絵がとてもかわいいですね
- 可愛くて子どもが夢中になる
てんぐちゃんの持っているものを何でも欲しがるだるまちゃん。お友だちの持っているものを欲しがる小さな子どもにありがちな感情をユーモアたっぷりに描いた絵本。子どもの気持ちに寄り添うお父さんのだるまどんに心が温まり、素敵なアイディアで欲しいものを手に入れていくだるまちゃんの想像力が見どころです!
「だるまちゃんとてんぐちゃん」(福音館書店)
初版年:1967年
作・絵:加古里子
出版社のおすすめ年齢:3歳~
懐かしい絵本ランキングTOP20!
大人になっても楽しめる懐かしい絵本。子どもの感性を豊かにしてくれて、大切なことを楽しく学べます。まだ見たことのない作品があったら、ぜひ読んでみてください!
以上、30代以上の男女(性別回答しないを含む)7,536名が選んだ<懐かしい絵本ランキング【子どもにも読んでほしい名作絵本は?】>でした。あなたが懐かしいと思う絵本はランクインしていましたか?
有効回答者数:30代以上の男女(性別回答しないを含む)7,536名
調査日:2025年4月5日