会話をしていて、「この人の言葉選び素敵だな」と感じたことはありませんか?言い換えのバリエーションを持っていると、自分の気持ちが伝わりやすく、心地よい人間関係を築くことに繋がります。そこで今回は、「言い換えるとかっこいい言葉ランキング」をご紹介します!
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<言い換えるとかっこいい言葉ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)4,926名/調査日:2025年2月16日
言い換えるとかっこいい言葉ランキングTOP20!
まずは20位から16位を発表!
第20位:「難しい」例:困難な/容易ではない/課題が多い/等(108票)
「難しい」はビジネスシーンでも使われることが多い言葉ですが、目上の人に対して使うと否定的な印象を与えてしまう場合も。ビジネスシーンでは、よりフォーマルな表現の「困難です」や「容易ではありません」などに言い換えると砕けた印象を与えずに伝えられます!
【言い換え例文】
■困難です:「この問題を解決するには、いくつかの困難を乗り越える必要があります」「このプロジェクトを期日までに完了させるのは、困難です」
■容易ではありません:「明日までに仕上げるのは、容易ではありません」
■課題が多い:「このプロジェクトには、課題が多いため、慎重に進める必要があります」「これから多くの課題を克服しなければなりません」
■ハードルが高い:「現状を考慮すると、この計画のままではハードルが高いと感じます」
■厳しい状況です:「現在の業務量を考えると、非常に厳しい状況です」
■難航しています:「交渉は難航していますが、粘り強く続けます」
第19位:「なので」例:つきましては/したがって/そうした背景から/以上の理由により/等(109票)
- 普段の言葉をより丁寧に、相手に対して尊敬語などを使うのはビジネスの基本だから
- 『◯◯なので~』と言われたらぎょっとしちゃう人もいると思うから
- 言葉が綺麗
ビジネスで何気なく使っているかもしれませんが、「なので」という言葉は敬語表現ではありません。ビジネスシーンで使うにはカジュアルすぎるため、相手に失礼な印象を与えてしまう場合も。「つきましては」「したがって」「そのため」などと言い換えると丁寧な印象に!
【言い換え例文】
■つきましては:「お問い合わせいただきありがとうございます。つきましては、ご質問いただいた内容について回答させていただきます」
■したがって:「〇〇市場は今後も拡大が見込まれます。したがって、早急に参入戦略を策定する必要があります」
■そうした背景から:「〇〇は急速に変化しています。そうした背景から、柔軟な対応が求められます」
■以上の理由により:「以上の理由により、〇〇についてご報告させていただきます」
■結果として:「〇〇施策を実施した結果として、顧客満足度が向上しました」
第18位:「何度も」例:折に触れて/度々/重ねてお願い申し上げます/等(113票)
- この言い換えいいな
- 何度も、とか再三、とかちょっと角が立つ場合があるから言い換えたい
- 参考にしたいから
「何度も」はカジュアルな印象になる場合があり、相手や状況に合わせてより丁寧な言葉に言い換えると印象が良くなります。「度々恐縮ですが」「重ねてお願い申し上げます」と表現すると、急ぎの対応を依頼しているときも、相手にしつこい印象を与えずに柔らかく伝えることができますね!
【言い換え例文】
■折に触れて:「折に触れて、進捗状況をご報告させていただきます」
■度々の:「〇〇様、度々のご連絡失礼いたします。〇〇の件について、確認させていただきたく存じます。」「度々恐縮ですが、〇〇についてご意見をお聞かせいただきたく存じます」
■重ねてお願い申し上げます:「重ねてお願い申し上げます。〇〇について、再度ご検討いただけますと幸いです」「重ねてのお願いとなり恐縮ですが、〇〇についてご回答いただけますでしょうか」
第16位:「素晴らしい」例:卓越した/特筆すべき/称賛に値する/等(119票)※同率
- やっぱりよろこんでもらいたいから
- プラスの言葉は多い方がいい
- より丁寧な感じがして良い
「素晴らしい」は相手を褒める言葉ですが、目上の人に対して使うと上から目線に聞こえる場合があるので注意。仕事上で、目上の人や取引先の人の行動に感動したり尊敬の気持ちを表したいときは、「卓越した」「見事な」などのより丁寧な言葉に言い換えましょう!
【言い換え例文】
■卓越した:「◯◯様の卓越した発想力と市場分析に基づいたご提案が、非常に魅力的でした」
■特筆すべき:「この企画で特筆すべきは、〇〇という点です」
■称賛に値する:「〇〇様の企画は、斬新でありながらも実現可能性が高く、称賛に値するものでした」
■見事な:「◯◯様のリーダーシップが見事で、卓越した成果に感服いたしました」
第16位:「アドバイス」例:ご助言/ご指導/ご教示/ご意見/等(119票)※同率
- 丁寧な感じがするから
- カタカナ言葉は問題だと思わないけど、自分は避けるようにしてる
- 柔らかな雰囲気になって、どの年代の方にもしっかり伝えられそう
「アドバイス」は相手に対して助言や忠告を意味する言葉で、仕事では同僚や後輩に使うことが多いですよね。上司などにアドバイスをもらいたいときは、より丁寧な印象になる「ご助言」「ご教示」「ご指導」などの敬意を示した言葉に言い換えましょう!
【言い換え例文】
■ご助言:「プロジェクトの方向性について、〇〇様からのご助言を賜りたく存じます」
■ご指導:「ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」
■ご教示:「〇〇に関する知識について、ご教示いただけると幸いです」
■ご意見:「この件について、ご意見をお聞かせいただけますと幸いです」
■フィードバック:「この企画書について、忌憚のないフィードバックをいただけると幸いです」