読後、イヤな気持ちになりつつも読者の心をつかんで離さないミステリーのジャンル、“イヤミス”の女王と呼ばれている湊かなえさん。2007年に「聖職者」で小説推理新人賞を受賞し、2008年に同作を第一章とした長編「告白」を発表。心理描写が上手く、多くの伏線を張り巡らすストーリーが魅力で、多くの読者を虜にしています！そこで今回は「湊かなえ おすすめ作品ランキング」をご紹介します！
ランキングの集計方法
調査方法：株式会社ＣＭサイトがインターネットリサーチした＜湊かなえ おすすめ作品ランキング＞のアンケート結果を集計。
※有効回答者数：10～50代の男女（性別回答しないを含む）4,739名／調査日：2024年7月31日
湊かなえ おすすめ作品ランキングTOP20！
まずは20位から16位を発表！
第20位：「未来」（126票）
- 本当につらい展開もあるが、『未来』のタイトル通り、自分にできることがなにかあるんじゃないかと考えさせられる
- つらくて休みながら読みましたが、最後まで読んで良かったと思う
デビュー作から10年、湊ワールドの集大成となる、2018年発売の長編ミステリー「未来」。大好きな父親を病気で亡くした小学生・章子のもとに、30歳の章子が書いたという未来からの手紙が届き、章子は救いを求めるように返事という形で日記を書き始め…。子どもたちを取り巻く社会問題が描かれていて、湊かなえさんは「未来というものをイメージするための、拠り所になるような作品が書けたらな」と思ったそうです！
第19位：「母性」（131票）
- 夢中で読み進めた作品。展開に驚き、深くて考えさせられた
- 映画を観てから読みました。すごい作品です。面白かった…
2012年に発売された、大ベストセラー小説の「母性」。高校生の娘が自宅の庭で倒れているところから始まる、「母と娘」を巡るミステリー。母親の手記と娘の回想によって親子の関係性が描かれ、お互いの言い分によって出来事の見え方が異なってくるのが見どころ。衝撃的な物語を読みたい方にもおすすめです！2022年に映画化され、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんが母娘役を熱演！
第18位：「贖罪」（142票）
- 胸に残る感じ
- 惹き込まれます
2009年に発売された「贖罪」。静かな田舎町でひとりの少女が殺害され、直前まで一緒に遊んでいた4人の少女は犯人と思われる男を見ていたが、なぜか顔を思い出すことができなかった。娘を失った母親の言葉は少女たちを苦しめ続け、15年後さらなる悲劇を巻き起こし…。人間の心の闇に迫った物語に引き込まれます！
第17位：「花の鎖」（145票）
- 3人の女性の視点で描かれた物語がつながっていくのが面白かった
- 後半に行くにつれどんどん面白くなり、その構成・仕掛けに感心してしまった！
2011年に発売された「花の鎖」。両親を亡くし祖母は入院中で金銭的に困っている梨花、伯父夫婦のすすめで営業職の男性と結婚した美雪、水彩画教室の講師をしながら和菓子屋でバイトしている紗月の3人の視点で描かれた物語。彼女たちの人生に影を落とす謎の男・Kとは？多くの伏線が張り巡らされた小説が好きな方におすすめです！2013年には、中谷美紀さん、松下奈緒さん、戸田恵梨香さんでドラマ化されました。
第16位：「落日」（147票）
- どんどん読みすすめてしまう。切ないけど希望を見いだせるような物語
- ドラマが面白かったから読みました。良い本でした
2019年に発売された「落日」。15年前に起きた、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も殺害した「笹塚町一家殺害事件」を題材に新作映画を作ろうとする映画監督の長谷部が、新人脚本家の甲斐と共に事件の背景を調査し、思わぬ真実を知ることになる物語。重厚感のある小説が読みたい方におすすめです！
