読めそうで読めない「難読名字」ランキング

今回はウェブアンケートにて総勢11,953名に調査した<読めそうで読めない「難読名字」ランキング>を発表します。使われている漢字は小中学校で習う常用漢字ばかりなのに読みが難しい!そんな日本の難読名字(苗字)とは?さっそくランキングをチェック!

読めそうで読めない「難読名字」ランキング
TOP10
  • 1位一尺八寸(かまつか) (1,161票)
  • 2位四月一日(わたぬき) (935票)
  • 3位目(さっか) (838票)
  • 4位春夏冬(あきない) (778票)
  • 5位八月一日(ほずみ) (756票)
  • 6位缶(ほとぎ) (679票)
  • 7位一(にのまえ) (661票)
  • 8位小鳥遊(たかなし) (649票)
  • 9位月見里(やまなし) (594票)
  • 10位薬袋(みない) (494票)

ランキングの集計方法

調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<読めそうで読めない「難読名字」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,953名/調査日:2023年6月27日

目次

第1位:一尺八寸(かまつか)(1,161票)

  • いっしゃくはっすん…!
  • 聞き慣れた漢字なのに読み方が違うとは
  • 一回会ったら忘れないと思う

由来は農具の名前!1位は一尺八寸(かまつか)!

読めそうで読めない「難読名字」ランキング、第1位は“一尺八寸(かまつか)”姓でした!“鎌塚”が転化したといわれるこの名字の由来は、農具である“鎌”。鎌の束の長さがだいたい一尺八寸(54~55cm)だったことからこの漢字をあてたといわれています。
ちなみに、大分県中津市には「一尺八寸山」という、超難読の山がありますが、こちらは「みおうやま」という、まったく別の読み方をします!

第2位:四月一日(わたぬき)(935票)

  • 言われても想像つかない
  • エイプリルフールかと思った
  • 季節を感じる

春の暖かさが感じられる素敵な名字!2位は四月一日(わたぬき)!

日付を使った数少ない名字のひとつが、この“四月一日(わたぬき)”姓。旧暦の4月1日ごろに、綿の入った温かい冬用の服から綿を抜いた服に衣替えしたことが由来と言われています。もともと“綿貫”や“渡貫”と書いていた“わたぬき”姓が転化したという説も。同じ読み方で“四月朔日”と書くパターンもあるのですが、こちらは“四月朔日(つぼみ)”と読むこともあるという…まったく違っていて驚きますね。

第3位:目(さっか)(838票)

  • これは段違いですごい読み方
  • 一文字が余計に難しい
  • ま、まなこ…さん?って言っちゃいそう

身体のパーツからの由来ではないんです!3位は目(さっか)!

山口県や大阪府に多くみられる“目(さっか)”姓。他にも“さかん”、“しゃがん”、“さつか”など、類似した読み方をするパターンがたくさん!その由来は古く、飛鳥時代にさかのぼります。朝廷の役職である四等官のひとつである“目(さかん)”からとられているそうです。特に山口県では“さっか”に変化して受け継がれている場合が多いとのこと。現代には残っていない言葉なので、知らなければ絶対読めないですよね!

第4位:春夏冬(あきない)(778票)

4位は春夏冬(あきない)!

  • 意味が面白いから好き
  • 秋がないのであきない!
  • なぞなぞだ!

愛知県や東京都でみられる、“春夏冬(あきない)”姓!“あきなし”と読むパターンもあるそうです。四季の中で“秋”が無いから“あきない”…なんてシャレのきいた読み方ですよね。古くからの商店にある、商売繁盛を願った縁起担ぎの「春夏冬二升五合(あきないますますはんじょう)」と書かれた札などを見たことがある人も多いのではないでしょうか?これを知っていたらすんなり読めるのかも!

第5位:八月一日(ほずみ)(756票)

5位は八月一日(ほずみ)!

  • 難解…
  • 日付系は読めないな

“八月一日”と書いて、“ほずみ”と読む姓は群馬県、高知県、静岡県などにみられるそうです。旧暦の8月1日に、実った稲の穂を摘んで神様に供え、その後に来る台風シーズンも無事に乗り越えられるように祈る風習からきているそうです。同じ表記で“はっさく”、“やぶみ”などと読むパターン、“八月朔日”という表記で“ほずみ”と読むパターンもあります!

第6位:缶(ほとぎ)(679票)

6位は缶(ほとぎ)!

  • 普通に読んだら、カン…

石川県などでみられる、超・超・超レアな“缶(ほとぎ)”姓!素焼きの壺のことを古代から“ほとぎ”と呼んでおり、江戸時代にこの壺作りに関係していた人が明治期になってから名乗った姓とする説などがあります。“仏木”からの転化という説もあり、こちらは縁起が良くありがたい感じですね。

第7位:一(にのまえ)(661票)

7位は一(にのまえ)!

  • 『二の前』だから『一』ね、なるほど
  • センスがいいなぁ~

シンプルに“一”と表記する姓は“いち”、“かず”、“はじめ”など、様々な読み方が存在します。その中でひときわ難解なのが“にのまえ”という読み方。“二”の前の数だから“にのまえ”という、納得はできるけど知らなければ絶対読めない難読名字!熊本県や福岡県、新潟県によくみられるそうですよ。

第8位:小鳥遊(たかなし)(649票)

8位は小鳥遊(たかなし)!

  • かわいらしい読み方
  • 可愛いなと思ったので、でも読めないです

「天敵である鷹がいないので小鳥が遊んでいられる」というトンチのような由来を持つのが、小鳥遊(たかなし)姓。元々は“高梨”からの転化で、とても珍しい名字です。そのインパクトからか、最近はフィクションの登場人物によく見かけるようになりました!

第9位:月見里(やまなし)(594票)

9位は月見里(やまなし)!

  • 何故こんな読み方になったか知りたい

“月見里”と書いて“つきみさと”ではなく“やまなし”と読みます。「月がよく見えるほどに山が無い」という意味から来ているそうです。静岡県や千葉県、神奈川県などで確認できる名字で、静岡市清水区には月見里笠森稲荷神社があり、この近辺にも多くみられる名字だそうです!

第10位:薬袋(みない)(494票)

10位は薬袋(みない)!

  • やくたい、と読みそう

山梨県甲府市に多くみられる、薬袋(みない)姓。山梨県南巨摩郡早川町に同じ読みをする地名があり、そこにちなんでいる人が多いのだそう。この地域の人は長寿で、薬袋を見ないから“みない”など、由来は諸説あります!

読めそうで読めない「難読名字」ランキングベスト10

以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)11,953名が選んだ<読めそうで読めない「難読名字」ランキング>でした。

編集者:覆盆子
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)11,953名
調査日:2023年6月27日

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