登場人物が壮絶な最期を遂げたり、グロテスクな残虐描写が強かったりする「鬱映画」。視聴後に何とも言えないモヤモヤが残り、どうすればハッピーエンドになったのか、ラストシーンの後はどうなったのかなど、誰かと語り合いたくなるのが魅力。
そこで今回は、「後味の悪い映画ランキング」として、多くの人の心に衝撃を与えた邦画&洋画をご紹介します!
※配信中のサイトは調査時のものです。
TOP20一覧
- 1位グリーンマイル (347票)
- 2位セブン (334票)
- 3位パラサイト 半地下の家族 (318票)
- 4位嫌われ松子の一生 (288票)
- 5位ジョーカー/JOKER (265票)
- 6位時計じかけのオレンジ (194票)
- 7位ブラック・スワン (177票)
- 8位MOTHER マザー (174票)
- 9位ダンサー・イン・ザ・ダーク (155票)
- 10位サイレントヒル (154票)
- 11位この子の七つのお祝いに (153票)
- 12位ミスト (145票)
- 13位ミリオンダラー・ベイビー (144票)
- 14位隣人は静かに笑う (138票)
- 15位誰も知らない (134票)
- 16位冷たい熱帯魚 (129票)
- 17位ミスティック・リバー (128票)※同率
- 17位悪の教典 (128票)※同率
- 19位ボーイズ・ドント・クライ (123票)
- 20位真実の行方 (109票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<後味の悪い映画ランキング【胸糞・鬱展開・バッドエンド】>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:20~50代の男女(性別回答しないを含む)5,501名/調査日:2022年11月2日
第1位:グリーンマイル(347票)
- 理不尽すぎて苦しかった…しかし感動するところもあり、胸に残る
- 忘れられない映画。胸糞悪かったけど、何度も見てその度に深く考えさせられた
- ストーリーと脚本、演技、全て良かった
涙なしには観られない感動ファンタジー!1位は「グリーンマイル」!
2000年に日本で公開された映画「グリーンマイル」。死刑囚監房を舞台に、不思議な癒やしの力を持った男と看守たちの交流を描いた感動ファンタジー。視聴者を感情移入させる実力派たちの深みのある演技が素晴らしく、「ただの後味の悪い映画」ではない、見る者の心を揺さぶる「生と死」の尊さが丁寧に描かれています。奥深い悲しい結末は涙なしには観られません!
【配信中サイト】Netflix、U‐NEXTなど
第2位:セブン(334票)
- あまりにも衝撃的で…嫌な気持ちになったけど、伏線やブラピの演技に引き込まれた
- 最悪さが強烈だった。残虐だし救いがない
- ブラピの傑作。この作品に影響を受けた映画、ドラマがかなりあります
胸糞すぎる衝撃的なラスト!2位は「セブン」!
1996年に日本で公開されたブラッド・ピットさん主演の映画「セブン」。新人刑事とベテラン刑事のコンビが、キリスト教の「七つの大罪」になぞらえた猟奇連続殺人事件を追っていくサスペンススリラー。不穏な空気感と七つの殺人すべてがゾッとするような恐ろしさで、“胸糞”と語り継がれる驚愕のラストが辛すぎて、見終わったあとは感想を語りたくなる深い映画です!
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第3位:パラサイト 半地下の家族(318票)
- 笑えるシーンもあり、その分後半の展開がとても怖かったけれど面白かった
- 見た後に考えさせられる映画でしたね。自分はあのシチュエーションは耐えられません
- 映画館に見に行ってからも、何回か見たほど面白かったが、毎回衝撃を受ける
アカデミー賞を受賞した超名作!3位は「パラサイト 半地下の家族」!
日本で2020年に公開された映画「パラサイト 半地下の家族」。半地下住宅で暮らす全員失業中の貧しい家族と、高台の大豪邸で暮らす裕福な家族の出会いから始まる物語で、格差社会から生まれる闇について考えさせられる作品。コミカルとシリアスのバランスが良く、後半はまさかの展開が続き、ラストまでノンストップで楽しめる映画です!
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第4位:嫌われ松子の一生(288票)
- ものすごく気の毒な女性だった。あまりにも酷くて忘れられない
- 中谷美紀さんの演技が上手で今でも映画のシーンを思い出す
- 意外な展開で衝撃を受けた
ポップでカラフルに描かれた悲惨な物語!4位は「嫌われ松子の一生」!
2006年公開の映画「嫌われ松子の一生」。中谷美紀さん演じる、お姫様のような幸せな人生を夢見ていた松子が教師になり、教え子の起こした事件で辞職してからどんどん転落していく哀れな一生を描いた作品。ポップでカラフルな映像とミュージカル演出が、悲惨なストーリーをより際立たせています。
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第5位:ジョーカー/JOKER(265票)
- 辛かった。優しい彼がジョーカーになるまでの出来事全てが悲しい
- 最後のシーンの、ジョーカーのキラキラした瞳が忘れられない。怖くて悲しくてどうにも出来ない気持ちが膨らんだ
- 彼が『彼』になってしまったのが…つらい
悪のカリスマを描いた大ヒット作!5位は「ジョーカー/JOKER」!
2019年公開の映画「ジョーカー/JOKER」。「バットマン」シリーズの代表的なヴィランであるジョーカーが、いかにして“悪のカリスマ”になったのかを描いた大ヒット作品。突然笑いだしてしまうという心の病に苦しみ、社会から見捨てられ、狂気的な犯罪者へと変貌を遂げていきます。そんな鬱展開が悲しくて辛く、主人公・ジョーカーの心理をなぞる描写に引き込まれます。「悪」とはなにか?を問いたくなる名作です。
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第6位:時計じかけのオレンジ(194票)
- 怖くて理不尽。やはり名作はすごい
- 何とも表現し難い、独特な後味の悪さを感じる作品でしたねー
- 見終わった後の気持ちが蘇った。つらい
後味が悪いのにまた観たくなる!6位は「時計じかけのオレンジ」!
1972年日本公開の映画「時計じかけのオレンジ」。暴力とベートーベンを愛する、モラルを持たない不良少年の物語。暴力描写の多い胸糞な展開に心が重くなり、洗脳の恐ろしさに震え、視聴後にしばらくモヤモヤが続きそうな後味の悪いラスト…でも面白い!最後まで見どころがたっぷりで、芸術性の高い世界観にハマる人も!
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第7位:ブラック・スワン(177票)
- 怖かったけど引き込まれた
- 美しくて恐ろしい。もう見たくないと思いながらも、何度も見てしまう
- あんな終わり方…心が完全に…
心が壊れていく鬱展開が苦しい!7位は「ブラック・スワン」!
2011年日本公開の映画「ブラック・スワン」。有名なバレエ作品「白鳥の湖」をモチーフに、美と狂気を描いた衝撃的なサスペンス。純真な白鳥と邪悪で官能的な黒鳥を演じることになったバレリーナが、プレッシャーからどんどん心の闇に囚われていく展開が苦しく、ハラハラが止まりません!ナタリー・ポートマンさんの魅力が際立つ映像の美しさも見どころです。
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第8位:MOTHER マザー(174票)
- 子どもにあんなことさせるなんて…
- しんどかったです。子どもの愛情を利用して…はぁ…
- 長澤まさみさんの演技がものすごくて、見入ってしまった
実力派たちの演技合戦に引き込まれる!8位は「MOTHER マザー」!
2020年公開の映画「MOTHER マザー」。実際に起きた“祖父母殺害事件”をベースに描かれた衝撃作。実力派たちの演技合戦が素晴らしく、自堕落で男にだらしないシングルマザーを熱演した長澤まさみさんと、母親からの歪んだ愛情を受けて育った少年を好演した奥平大兼さんの演技が大注目されました!救いのない鬱展開で、子どもの母親を思う気持ちに苦しくなる…!
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第9位:ダンサー・イン・ザ・ダーク(155票)
- 彼女の歌がいまだに耳に残っています
- 理不尽すぎて救いがない映画ですが、名作
- めっちゃ泣いた。泣かされました。バッドエンドなのか、彼女にとってはハッピーエンドなのか。考えさせられた作品
悲しすぎる展開に涙が止まらない!9位は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」!
2000年公開の映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。ミュージカルの手法を取り入れ、遺伝性の目の病気を持つシングルマザーの愛する息子への想いを描いた作品。主人公の空想による明るく楽しいミュージカルシーンが見どころで、現実の過酷さを際立たせています。理不尽な鬱展開がただただ辛く、悲しすぎる最後に涙が止まらなくなる!
第10位:サイレントヒル(154票)
- ゲームファンなので見ましたが、映像が綺麗で面白い。後半の展開が胸糞だけど、終わり方は嫌いじゃないです
- いろいろな意味で考えさせられる映画。名作だと思う
- ハラハラしながら見ましたね
人気ゲームを実写化したホラー映画!10位は「サイレントヒル」!
2006年公開の映画「サイレントヒル」。コナミから発売された同名大人気ゲームを実写化した作品で、最愛の娘のために訪れた呪われた街で想像を絶する恐怖に見舞われていくホラー映画。グロテスクな残虐描写が多く、ゲームファンからも支持される不気味な映像美が見どころで、後味の悪いラストが切ない…!
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第11位:この子の七つのお祝いに(153票)
- 期待を裏切らない、どろどろした人間関係の、後味の悪い作品だった記憶があります
- 一人になった時に思い出す
- 80年代の日本映画ではかなり革新的だったのでは
1982年公開の映画「この子の七つのお祝いに」。第1回横溝正史賞を受賞した斎藤澪さんの同名小説を映画化した作品で、後味の悪い「トラウマ映画」としても有名です。人間の暗く恐ろしい愛憎劇を描いていて、復讐の鬼と化す岸田今日子さんの狂気に満ちた演技に注目!ゾッとするような終盤の大どんでん返しが待ち受けています。
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第12位:ミスト(145票)
不気味な霧の中にいるのは・・・? 今日の午後のロードショーは「#ミスト」。原作とは異なる衝撃的なラスト、未だにトラウマなんです・・・! https://t.co/EaCgKZT4hn #フランクダラボン #スティーブン・キング pic.twitter.com/PC6nOPiKYr
— 映画.com (@eigacom) March 14, 2017
- これぞ胸糞映画という作品。すっごく嫌なラストでした。でもなんか忘れられない
- 運が悪かった人物を主人公にした映画。現実では誰もが主役のように助かりはしないのだと痛感する
- ラストが衝撃すぎて叫んだ。ラストシーンでこんなに絶望する映画は他にない
2008年日本公開の映画「ミスト」。スティーヴン・キングさん原作の中篇ホラー小説を映画化した作品で、街を包んだ深い霧の中にいる謎の生物に追い詰められていくパニックホラー。恐怖心から始まる人間同士の愚かな争いや、原作とは異なる救いのないラスト15分の展開に絶望する人が続出しました。まだ見ていない人は、この絶望感を是非体験してほしい…!
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第13位:ミリオンダラー・ベイビー(144票)
- きついですが素晴らしい映画でした
- 面白かったです。泣きました。もう一度見ようかな
- うちの家族、みんなが好きな映画
2005年日本公開の映画「ミリオンダラー・ベイビー」。不器用で年老いたボクシングトレーナー・フランキーと孤独な女性ボクサー・マギーが、厳しい練習を通して心の絆を深めていく作品。感動的なボクシング映画だと思いきや、死生観について深く考えさせられるような展開が待ち受けています。
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第14位:隣人は静かに笑う(138票)
- 怖いが、あと引く面白さ
- 気味が悪くて癖になります
- やっぱり名作ですよ
1999年公開の映画「隣人は静かに笑う」。テロによって妻を失った過去を持つ主人公が、隣人の正体を探っていくうちに事件に巻き込まれていく不条理な姿を描いたサスペンス作品。衝撃的なバッドエンドに、当時は全米公開が延期になったとか…!伏線回収も見事で、後味は悪いけれどもう一度観たくなる名作です。
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第15位:誰も知らない(134票)
- この映画はとても衝撃を受けました。これが上映されたころから随分世の中は変わったように思います
- 実話かと思うとやりきれない気持ち
- 忘れる事が出来ない作品で、観て良かったです
2004年公開の映画「誰も知らない」。実際に起こった“巣鴨子ども置き去り事件”をモチーフにした作品で、育児放棄された子どもたちの過酷な生活が描かれています。主演を務めた柳楽優弥さんは史上最年少の14歳で、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝きました!痛々しい鬱展開が辛く、子役たちの繊細で自然な演技が心に突き刺さる…!
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第16位:冷たい熱帯魚(129票)
- ちょっとトラウマ級の胸糞です
- グロさがすごい
- 本当に許せない気持ちになる…
2011年公開の映画「冷たい熱帯魚」。1993年に起こった“埼玉愛犬家連続殺人事件”をモデルに、熱帯魚屋を営む主人公が、連続殺人犯と知り合ったことから、犯罪に巻き込まれていく悲劇を描いたサスペンス・スリラー。目を覆いたくなるほどのグロテスクなシーンがたっぷりで、トラウマレベルの鬱展開に驚愕する人が続出しました。
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第17位:ミスティック・リバー(128票)※同率
- 辛くてたまりません
- 好きな俳優達の演技合戦が素晴らしいです
- ティム・ロビンスの名演
2004年日本公開の映画「ミスティック・リバー」。デニス・ルへインさんのベストセラー小説を映画化した作品で、ある殺人事件によって幼馴染の男性3人の運命が狂っていくミステリー。メインキャストの、人間の重たくダークな感情を見事に表現している緊張感のある演技が光る名作です。川の底に沈んでいくような後味の悪い展開に引き込まれ、考えさせられる一作。
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第17位:悪の教典(128票)※同率
- 脚本が面白かった。伊藤英明さんの演技が怖い
- 忘れてるので見直したい!
- サイコパスの恐ろしさが満載
2012年公開の映画「悪の教典」。人気者だけどサイコキラーという裏の顔を持つ高校教師が、失敗を隠滅するためにクラス全員を惨殺していくサイコ・ホラー作品。「まるで出席を取るみたいに、先生はみんなを殺し続けたんだ」というキャッチコピー通り、容赦なく次々と生徒を殺めていく残酷なシーンが衝撃で胸糞。主人公を演じた伊藤英明さんの狂気的な演技が恐ろしすぎて震える…!
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第19位:ボーイズ・ドント・クライ(123票)
- あまりの理不尽さに歯を食いしばりすぎて顎が痛くなった思い出です
- マイノリティへの差別がつらい。考えさせられる作品
- 演技がすごかった
2000年日本公開の映画「ボーイズ・ドント・クライ」。アメリカの最も保守的な地域で起こった衝撃の事件を基にした作品。性同一性障害に苦しみながら自分らしく生きようとする主人公の秘密が明らかになり、悲劇が始まっていく最悪な鬱展開から目を逸らしたくなる…。すべて見た後、「これが実話…!?」と放心してしまうはず。圧倒的な表現力で主人公を演じたヒラリー・スワンクさんはアカデミー主演女優賞を受賞。
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第20位:真実の行方(109票)
- ラストにゾクゾクしました。イヤーびっくりした
- エドワード・ノートンが天才的な演技を見せた
- 個人的には胸糞…だけど大どんでん返しの映画。見ていない人はぜひ!
1996年公開の映画「真実の行方」。野心家の弁護士マーティンが、大司教殺害事件で逮捕された青年・アーロンの弁護を売名のために無償で買って出る、法廷・裁判をテーマにしたサスペンス。映画デビュー作とは思えない、アーロンを演じたエドワード・ノートンさんの圧倒的な演技力に引き込まれます。誰も予想できない、後味の悪い大どんでん返しのラストに驚く!
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後味の悪い映画ランキング【胸糞・鬱展開・バッドエンド】TOP20!
社会の闇について考えさせられたり、バッドエンドのセリフに隠された意味について考えたり、一言では語りきれない後味の悪い鬱映画の奥深さが好きという人も多いのではないでしょうか。視聴後に心が重くなる作品ばかりなので、精神が安定しているときに観るのがおすすめです…!
以上、20~50代の男女(性別回答しないを含む)5,501名が選んだ<後味の悪い映画ランキング【胸糞・鬱展開】>でした。あなたが思う後味の悪い映画はランクインしていましたか?
有効回答者数:20~50代の男女(性別回答しないを含む)5,501名
調査日:2022年11月2日